今日から消費税が10%にあがる
本当にいるのかどうかを考えるいい機会だと思う
だいたい「断捨離」ということがおかしいのだもの。多くの人は物を持ちすぎ
「安物買の銭失い」と言われて育ってきた世代は余り物を持っていない
いいものを購入し使い切って次に行く
そういう中で日本には着物とか什器や家具がある代々つないでいくものたちだ
話はいきなりとぶが、親日家のシラク元フランス大統領がなくなった
(フランスで国葬の行われた日我が首相は出席していない、日本を愛してくれた方へのお悔やみは必要だろう?国家元首としてーーまこの話はおいといて)
ご縁があって一度だけお目にかかったことがある。そのとき着物のことに触れられ、
「何代も何代もつないでいける衣服は世界でそうあるものではなく、日本人の生命を続かせるという生活哲学にそれが現れているのでしょうね」
お料理もそうだとしばらく命をつなぐということでお話された
「日本人は海と山の恩恵が深く素材がいつも新鮮でその素材を活かすために日本料理があり、着物も布を一ミリも捨てない仕立てで、蚕の吐く糸を大切にし、着る人の感性に委ねている」
というようなお話をさせていただいた
文化を大切にする国である日本が大好きだと話された
翻って私達は日本の文化を大切に思っているのでしょうか?着物や家具什器は断捨離の主役になっているようで、簡単に捨てられるものがいいという時代だ
海も山もそこから生み出す素材の必要はなくなったことを感じて自らの命を縮めている感じがする。着物もかんたんに捨てられるものを求めて、古代から続く伝統技術も失せていく
不食の時代、着るものは一枚、そういう時代それを実行している人も現れてきた
すべての伝統技術は絶えていく
この時代に消費税10%に人々は購入時に本当に必要なもの、美しいものを求めるのではないかと密かに期待している
売れるものより必要なもののものづくりに戻っていく
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