チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

断捨離から得るもの

2018年11月16日 13時06分25秒 | 日記
まだ終わっていないが断捨離真っ只中
もう3ヶ月になる
まず倉庫からなので一日倉庫に居る時間がなく遅々として進まない
倉庫というのは
「今使わないものを収納する場所」なのだが今が何十年にもなっている

その何十年から潰していく
写真、手紙、NEGA、資料、資料になるかと取ってあった古着
基本的にそれらはすべて処理できた
本は今後資料として使えるものだけを残したが千冊近くあった

資料として後の人が使えるものと思ったがそれももういらないのかもしれないと思い
読み返してみる

そうするとなんで自分がこの本を購入したのか
何を考えて読んでいたのかがわかり
これからの自分の進路の参考になった

人生を閉じようとする今
自分にとっての過去は処分するという方向だが
若い人にとってはその私の過去は歴史になる
今その本の価値がわからなくてもそのうちきっと有意義に使うことになるだろう
着物の文化というものの得体の知れない深さがきっといつかわかりこの本が必要になる

そういう思いで取り置く本もある

今まであちこちで書いた原稿もたくさん出てきた
処分するかどうか読み始める
「エッ私ってこんなに文章がうまいんだ、こんなに真摯に着物の未来を考えていたのだ」
とゴミ袋に行きかけた切り抜き原稿をまた戻す

その時代の背景もわかり
現代と比べることで未来をどう生きていくかが見える
残り少ない命だからこそ
きちんと未来を見つめ
人様のお蔭でできた仕事を残していくのも国の文化のためかと思う

断捨離は過去を捨てるだけでなくその過去から未来を見つけ出す事もできるのだと感慨無量

#断捨離 #倉庫 #未来 #資料 #原稿
コメント
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