「自分には、欠点がある。頑張って、自分の足りないところを補い、今の自分ではないものにならなければ・・・。それが、人生というものだ」とかなんとかいうのが、「山登り」の人生観。
一方、「もともと、今の自分には、すべてが備わっている」、「自分の内なる叡智に従えば、すべては川の流れを下るように、うまくいくのだ」という考え方もある。
牧野内大史氏の「イメージの法則」によれば、それが「川下り」の人生観。
「イメージの法則」というから、イメージ・トレーニングをするのかと思ったら、「イメージ・トレーニングではありません」と、本人が言っていた。
そうではなくて、「イメージ・ワーク」なのだという。どう違うのかというと、自分のなかに眠っている「イメージ」を探求しそれを外界で実現させようとすること、「イメージの拡張」ということらしい。
誰もが、自分の内側に、「私はこんな人なのだ」という「イメージ」を持っている。そして、人はそれを外側に実現しながら生きている。
「この内なるイメージは変えられる」というのが、牧野内氏のイメージ・ワーク。
いわく、従来の「引き寄せの法則」は、自分の外側にあるものを引き寄せようとしていた。これからは、自分の内側にある、セルフ・イメージを書き換える時代だ。変えるというより、「既に存在する何かを解放する」という要領。
この「イメージ」を書き換えるための方法は、「解放」「探索」「コミュニケーション」「選択」という4つのステップに分かれている。「体験が大切です。是非とも、ワークをやってみてください」ということだ。
1.「解放」:思い込みに気づき、手放す。
2.「探索」:夢の世界、家・お金・時間などのイメージを探求する。
3.「コミュニケーション」:相手を存在として扱う。インナーチャイルド。
4.「選択」:自分が選択していることに気づき、パワーを取り戻す。
このようなプロセスを経て、現実を変えていくというわけ。
何かを外側に付け加えるわけではない。既に持っているイメージを、ただ解き放ってやるだけ。それが「川下り」という所以。
というわけで、今までの「思考現実化」とか「引き寄せ」には、どうも違和感を抑えきれなかったのだが、これなら、どうにかナジんでいけそうだ・・・。
(とりあえず終了。いつの日か、続く)