宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

地球環境に慣れる

2009年11月18日 | ワンダラー ~ 宇宙人の魂を持つ人々

  
人間にとって非常に重要であるにもかかわらず、日頃はまず話題にならないことがある。それは、「地球環境に慣れる」ということ。

人は、引越しをしたら、新しい生活環境に適応しようとするものだ。海外に移住でもしようものなら、なおさらだろう。転職したら、新しい職場環境に慣れようとする。飲み会に初参加したら、早く飲み仲間と打ち解けようとするものだ。それが、人間として当たり前の姿勢と言えるだろう。

しかし、最も重要な視点が欠落している。それは、「そもそも、地球には適応できてるんですか?」という視点。これは、「大阪の水に慣れよう」とか、「アフリカの気候になじもう」とか、その程度の問題ではない。もっと根本的な問題だ。
 
赤ちゃんの時はみんな白紙状態。ゼロからのスタートで、人生経験を積んでいく・・・というのが、通常の考え方だろう。近代イギリスの大思想家、ジョン・ロックが「人間知性論」で強く唱えて以来、この説はデファクト・スタンダードと化した観がある。

でも現実問題として、地球生命圏のシステムは、そうなっていない。何百回も地球で輪廻転生してきたベテランは、最初から何の違和感もなく人生をスタートできる。そういう人は、5歳や10歳くらいでも、明らかに人生そのものに慣れている。一方では、「しまった、地球を甘く見すぎていたか。なんとかなると思ったのが誤りだった・・・」と、深層意識で悔やんでいる人もいる。他の惑星からの転生者(ワンダラー)が、それに該当する。一度の人生で、この経験の差を埋めるのは難しい。50歳や100歳になっても、追いつくのは無理・・・。
 
実際のところ、地球という環境そのものに、なかなかなじめない人がいる。いつまでたっても方向感覚がなく、しょっちゅう道に迷ったり、エイヤッと電車に飛び乗れば、たいてい逆方向だったり・・・(泣)、というようなタイプ。時間の感覚が、世間の一般人とは何時間もズレている人。っていうか、何年もズレている人・・・。
 
そんな人は、意外と多い。地球は、過去から未来へと一定の早さで時間が流れ、空間もガッチリと固まっている世界。これは、第三密度の特徴だ。この環境に慣れるのは、簡単なことではない。ホンの何十年かの人生でなじめるほど、容易な問題ではない。

このような、地球特有のガチガチな時間と空間も実に厄介なものだけど、それ以上に難物なのは、あまりにもエゴが強い、地球人そのものだろう。地球で長く輪廻転生してきた人々は、この環境に深く適応している。エゴをぶつけあって生きていくのに慣れているので、戸惑いがない。
 
「なぜ、エゴが強い人の人生がうまくいって、善良な人がバカを見るのか」というのは、よく言われることだけど、「地球での生活における熟練度」という視点が、そこには欠落していることが多い。っていうか、そういう視点を持っている人を、そもそも見たことがない・・・。

でも、現実問題として、何事も練習あるのみ。地球生活も、それと同じだろう。地球でうまく生きられるかどうかは、ゴルフやカラオケなどと同様、技術的な面によるものが大きい。ローマは、一日にしてならず。やっぱり、地球(もしくは、地球と似たような第三密度の環境)で地道に人生経験を積み重ね、スキルアップを図るしかない。
 
どうしても地球になじめず、心の病を抱えたワンダラーも少なくない。人生修行の必要性を、痛感する。
 
もっとも、「地球での人生経験は、地球でしか役に立たない可能性が高い」ということを、付け加えておきたいと思う(笑)。
 
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