宇宙のこっくり亭

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コアラの数が急減、絶滅のおそれも

2009年11月12日 | こっくり亭日記


毎日JP

かの有名なオーストラリアの珍獣、コアラの数が激減しているという。

今年のオーストラリアは、異常気象に包まれている。もともと、「こんなに広いのに、人が住めるところは少ししかない」と言われる砂漠の大陸なのだが、最近は特にすごい。長引く日照り。乾燥した山々では、想像を絶する規模の山火事が発生。猛烈な砂嵐は大都会シドニーを飲み込み、「ここは火星かよ!?」と思わせる動画がUPされて、世界的な話題を集めた。

そんな異常気象は、コアラの生息地をも襲っている。コアラの大好物は、ユーカリだ。ユーカリほど、乾燥気候に適した植物は他にない。スプリンクラーのように、猛烈に地下水を吸い寄せて地上に引き上げる。成長も早いので、世界各地の乾燥地帯に移植されている。塩分にも強い。遺伝子改良により、「海水でも育つユーカリ」が開発されているという。実用化が進めば、「砂漠に海水をまいて、ユーカリを育てる」という、夢の緑化計画が実現だ!?

ユーカリの葉は消化しにくい。食べられるのはコアラだけ。コアラの胃腸は、ユーカリを消化するための特別製だ。コアラは、盲腸の長さがなんと2mもあり、時間をかけて消化するという(wikipediaより)。水分もすべてユーカリの葉から取っているので、水も飲まない。だから、いつまでもユーカリの樹上で、ジッとしていられる。実にノンビリした、樹上生活の一生だ。ユーカリの樹が枯れたり、切り倒されたりしない限り・・・。
  
もっとも、ユーカリの葉には、たいして栄養がない。コアラが、いつも寝ているのはそのためだ。そうすることで、栄養の浪費を防いでいる。つかまえやすいので、昔は乱獲されて、毛皮になっていた。今も、唯一の生息環境であるユーカリ林が減れば、他にいくところがない。
  
調査の結果、コアラの数は激減しており、「30年後には絶滅」という予測すら出ているという。調査したのは、オーストラリア・コアラ基金の研究チーム。それによると、オーストラリア大陸の現在のコアラの生息数は4万3000─8万頭。10万頭以上とされていた過去の推計を大幅に下回っているという。なんとも、残念なことだ。

それにしても、もしもオーストラリア大陸が緑化されたら、地球環境におよぼす影響は、さぞかし大きいでしょうな・・・。
   
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