ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

能里子のワンポイントアドバイス

2007年12月28日 | アドバイス
  ☆ 借りを作らない方法
 良好で快適な人間関係は、お互いがヒフティ・ヒフティがベストですが
そのためには、お互いに貸し借りをつくらない事が必要です。
 贈賄や収賄などは、その心の力関係を利用しているものですが、実は
わたし達の日常にも、気がつかないかもしれませんが、実はメンタルな
意味での力関係は存在するのです。
 たとえば・・・・・・いつも相手にご馳走になったり、またお世話になったり
されてばかりいる、Aさんという人がいたとしましょう。
 また逆に年齢や社会的地位が高く、親切で気前のよいBさんは、いつでも
Aさんを面倒を見ていたとします。それはいつの間にか、お互いの心の中に
気がつかなくても、「力関係」を築いているのです。
 もしもBさんがAさんに何かを頼んだとしたら、おそらく「ノウ」とは
言えないでしょう。また、もしもそれをAさんが断ったとしたら、Bさんは
「いつもあんなに面倒を見てやっているのに」と、おそらく大変腹が立つに
違いありません。でも、これが心の中の素直な感情ではないでしょうか。
 
 ですから、精神的に貸し借りがない方が、長く良い関係が継続するのだと
わたしは思います。これはわたし自身の経験ですが、その頃まだいろいろな
勉強していて、先生達はお医者さんや大学教授など、年配で社会的地位の高い
方ばかりでした。そして毎回ご馳走になるのが、大変心苦しくてなりません
でした。そのためいろいろ考え、時には何時も吸っている銘柄の煙草や、その
頃のベストセラーの本などプレゼンとしました。
 それでいつもご馳走になることの、精神的な借りが、自分なりに相殺された
ような気がしたからです。中には相手が年配だから、異性だからと、お世話を
かけるのは当然と受け止められる人もいるようですが、それは何時の間にか
相手に「精神的な借りを作る」結果になるのです。
 「持ちつ、持たれつ」という言葉がありますが、やはり人間関係はお互い
に、このようなお付き合いが長続きするのではないでしょうか。
 そうかと言って、あまりキチキチと計算するようなお付き合いもゆとりが
なく、情感もありませんので、すべてほどほどがベストですね。                                           

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