ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

ある新聞記事で感じたこと

2007年02月22日 | Weblog
  ☆ 四十歳でおばさんて言われたい?
「世の中には、死や老いへの必死の抵抗が満ち溢れている。
老いてもなお青春、何て言葉は大嫌いだ。アンチエイジングもしかり。
なぜ歳を重ねることにアンチを唱えなければならないのか。」
 これは産経新聞に掲載されたある作家〔39歳〕の記事である。
確かに考えてみると「アンチ・エイジング」この言葉はネガテェイブだ。-
 そしてシワを予防するクリームをなど使いながら「いつまでこんな
ことをしなければならないのだ」と抵抗感を感じ、四十歳になったら
もういい歳ですねと認められたいとか。四十歳でいい歳だなんて
冗談じゃないわ!わたしはチャンチャラおかしい、何をほざいているか!
という心境になった。でもよく読んでみると、ホンネでは歳を重ねることに
抵抗を感じているのかもと感じ、実は言いたいことは、年齢と上手に
付き合いということなのだろうと理解した。

 もしもこれがホンネだとしたら、天晴れと言うか、見事と言うか
色気がなくサバサバとしていて、個人の好みだからそれでも良いが。
 すると、電車の中で鼻毛を出している女性を見て、とても不快になった
ことを突然思い出した。わたしの好みでは、異性も同性も色気がない人は
あまり魅力を感じない。ことに一歳でも若く見られたいと思うのが女心だ。
 わたし達女性の平均年齢は八十歳?以上だから、老いを実感してからの
努力は大変だ。年齢と共に、体力や気力や衰えるだけではなく、そして姿形
もどんどん見苦しくなっていくのは紛れもない事実なのだから。
 
 ますます増えてくる老人達が、すべてなりふり構わない自然派だとしたら?
オーバーに言うと街の景色が変わるかも-------ましてそれが自然派ばかりの
老人の団体だとしたら、多分顔をそむけたくなるほど見苦しいかも知れ
ない。だからわたし達高齢者は、衰えつつある容貌や姿を、少しでも見苦しく
なく、そして健康になるように、体を鍛えたり、頭を使ったりして努力して
いるのだ。老いとは只自然に任せるだけではなく、創意や工夫で上手に
付き合うこと。長生きをするより死ぬまで(ことに女性は)こぎれいに歳を
重ねたいと、大部分の方はがんばっているのだ。
 先日わたしの友人がしばらく髪を染めないでいて、ある日鏡に映る自分の
振り乱した頭を見たら、「まるでオニババみたいだった」と笑いながら話して
くれたけど、確かにそうかもしれない。わたしはいつも思っている。
 よぼよぼしたくない!それにまるで干物のような、雑巾のような、妖怪の
ような、トドのような老人になんかゼッタイになりたくないもの。
 そして第二の青春大いに結構!それなりに人生を楽しみたい。
 だって心は歳をとらないもの!
                            能里子



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