2012年7月7日(土) マチネ 帝国劇場 1階 S列 26番
ルドルフ=井上芳雄、マリー・ヴェッツェラ=和音美桜、ステファニー=吉沢梨絵、ターフェ=坂元健児、ラリッシュ=一路真輝、フランツ・ヨーゼフ=村井國夫、他。
原作=フレデリック・モートン、音楽=フランク・ワイルドホーン、演出=デヴィッド・ルヴォー、指揮=塩田明弘、他。
19世紀のオーストリア。自由と平等を求めるハプスブルク家の若き皇太子ルドルフは、厳格な父・皇帝フランツ・ヨーゼフとの政治思想的対立を深めていた。
妻との関係も冷え切り完全に孤立した日々を送るルドルフは、美しく純粋な男爵令嬢マリー・ヴェッツェラと出会い、道ならぬ恋と分かりながらも惹かれ合っていく。
一方、オーストリアは激動の時代を迎えようとしていた。
苦悩が深まるばかりのルドルフの安らぎはマリーだけであった。しかし2人の関係は周囲の知るところとなり、ますます窮地に立たされる。
追い詰められたルドルフが辿る道とは…
(あらすじは東宝公式HPより)
2008年5月に
初演を観劇。
ルドルフ=井上芳雄
マリー・ヴェッツェラ=笹本玲奈
皇太子妃ステファニー=知念里奈
ラリッシュ=香寿たつき
ヨハン・ファイファー=浦井健治
ブラット・フィッシュ=三谷六九
オーストリア首相ターフェ=岡幸二郎
フランツ・ヨーゼフ=壌晴彦
演出=宮本亜門
というキャスティングでした。
狂言回し役だったファイファーと、ルドルフの馬車の御者フィッシュは今回出て来ません。
4年降りの再演、しかも演出は才能溢れるデヴィット・ルヴォー氏です。
期待を裏切らないスタイリッシュな演出、そして舞台装置(マイク・ブリットン)も素晴らしかった。
深紅のヴェルヴェットのような稼働式背景に、二重盆を多用した場面転換、天井からつり下がるタッパ一杯のドレープたっぷりカーテン(それがまたくるくる回る)、階段付きの橋のような大きなセットもあり、2階席からも存分に楽しめたのではないかと思います。
しかしさすがのルヴォー氏も帝劇の舞台は大きかったのか? 場面によっては寂しい時もあり(まぁ転換の都合もあるのでしょうが)
4年間にストプレや他ミュージカル、映画にと活躍の幅を広げてきた芳雄君。今回も悩める皇太子を熱唱です。なんでこう男はウジウジしているのかね(笑)
そう考えるとマリーの強いこと! え?17歳(以下自粛…)強い、強すぎる…
ルドルフとマリーのイチャイチャシーンや、ルドルフが行き付けのパブ(?)のオネー様方のシーンなどは結構ハゲしくて、2階に居た女子高生団体様は教育上大丈夫だったのでしょうか(^_^;)
今回のマリーは結構インテリというか、そういう印象を持ったのですけど、前回の記憶があまりにも曖昧で(笑)
皇太子妃ステファニーには元劇団四季の吉沢梨絵さんですね。うーんこちらも強い!けっこうフケて見えましたけど(汗)
首相ターフェにはサカケン。かなりアクティブな首相です。前回の岡ターフェは、上から目線の威圧感があったけど、サカケンのは野心がギラギラとしている感じ。「命令次第」でのタンゴシーン格好いい!ルドルフがいるベッドに迫るシーンでは少し“そのケ”が匂ってきた~w
あーもうちょっと背があればな~
ラリッシュは一路さん… 最近避けてます(苦笑)←理由は推して知るべしww
前回の時の「美しき戦争」はもっと心に残ったように思うのだけど、ラリッシュってこんな役だったかな? 思った以上にインパクト無い。
もう井上君・一路さん・村井さんとくると、エリザのシーンが蘇ってきて自分の中でウケまくる(-_-)
村井パパ(今回もパパさんですねw)「エリザベート」のフランツよりも好戦的。
相変らずワイルドホーンの曲は難しい。帰り道でつい口ずさんでしまうようなナンバーが少ないのが残念である。
だが演出が変わると(キャストも芳雄くん以外は一新だが)こうも印象が変わるのか。
かなり良くなっていたので楽しめた。
2幕の幕開き、ビックリな演出ありです。皆びっくりしてました(笑)
塩ちゃんはオケピで踊ってます~♪