miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

直近はナシです… コロナめ!

3連休最終日だが

2007年09月17日 22時47分20秒 | その他いろいろ
暑い… 残暑などというレベルではない。
真夏のようにギラギラと照りつける日差しが痛いのなんのって。
スタパで収録があれば行こうと思っていたのだが、昨日電話で問い合わせたら、「月曜日は休みで、火曜日は休館日、水・木は13時~、金は10時30分~の予定です」と言われ、本日はダラダラの連休最終日となった。
スタパのおねーさんは、私の「もうすぐ(収録も)終わるんですよね?」の問いに、「まだ いつ終了というのは解っていません」と。
どちらにしろ平日のみか…

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

早めに届いたステラに、先日のエール交換会の写真と記事が出ていた。
うん…? 載るのが早すぎる。
本を作るには、記事→校正→印刷→製本→出荷と、時間が掛かるものだ。
エール交換会の発表は11日(火曜日)となっているが、すごい特急作業なのかっ?!
確かにTVフロンティア(2色刷)の所は紙も違うし印刷工程も別だから、やろうと思えば出来るのか。
凸版印刷おそるべし。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

日テレの「あらすじ名作劇場」みてました。
初っぱなの「モンテ・クリスト伯」ひどすぎるぅー。ツメすぎだわっ!
声優として思わぬ魅力発見のカンニング竹山さんや、さすが歌舞伎俳優・市川春猿さんの演技(やはり引き込まれ度が抜群)
ビジュアルで見るのもいいが、読書は自分の想像の世界が広がる。
最近めっきり本を読まなくなってきたが、「カラマーゾフの兄弟」などが新訳で売れているというので、読んではみたい(ただ5冊ってーなると、結構高いんですよね…)

2007年NHK大河ドラマ「風林火山」●第37回 母の遺言

2007年09月16日 21時30分28秒 | ウチノなお仕事
自らの死期を悟った大井夫人(風吹ジュン)は初めて勘助(内野聖陽)を呼びつけ、晴信(市川亀治郎)の行く末を託す。
同じ頃、関東管領・上杉憲政(市川左團次)は新興の北条氏康(松井誠)に追い詰められていた。家老・長野業政(小市慢太郎)の進言に従い、憲政は長尾景虎(Gackt:ガクト)を頼って越後へ落ち延びることを決意する。
いよいよ関東制覇を目前とする氏康の元を勘助が訪れた。武田・今川・北条の三国同盟を結ぶよう打診するためだった。
そこへ憲政の家臣・妻鹿田(田中実)が憲政の嫡男・竜若丸を人質に寝返りを申し出てきた。敵ながらその裏切りに憤った氏康は竜若丸に本懐を遂げさせて、義を守ることをわが子・新九郎(早乙女太一)に教える。
甲斐に戻った勘助は、晴信の娘を北条家に嫁がせるよう進言する。政略結婚を積み重ねることで三国の同盟を成立させるのが勘助の策だった。飯富(金田明夫)はこの同盟が将来破棄された場合、今川の娘と結婚する嫡男・太郎の立場が悪くなるのではと危惧する。大井夫人もかつて晴信が父・信虎と対立したように親子が争うことを恐れていた。
天文21年5月、最期まで武田家の行く末を案じながら大井夫人はこの世を去った。



あらすじ及び写真はNHK大河ドラマHPより。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

上杉憲政… なんとオメデタイ方なんでせうか。
やっと解ったのか。長野さんは大層苦労したろうなぁ。
妻鹿田さん、かなりオドオドしてました。上手く竜若丸を手の中に入れて差し出せば、北条の家臣に取り立ててもらえると(それだけ憲政が頼りなかったのでしょう)思ったのに、あえなく討ち取られてしまいますた。
その北条方。新九郎・清水との3人のシーンは私が収録見学に出かけた時に見たシーンです。うーん。こんなにも短いとはぁ。
大井夫人は死が間近に迫り、予知夢の能力も兼ね備えたご様子。やはり武田家はESP軍団か…(笑)
かつての信虎・晴信が、晴信(信玄)と太郎(義信)と重なるシーン。実際に義信は信玄に対して謀反を起こすのですから、血は争えない…のでしょうか。
久々のクルミと、信虎さんに懐かしくなりました。
正直お荷物が来たな…と思ったでしょう景虎。嫌な顔せずに(ま、なぜ竜若丸を残して来たのか!と問い詰める場面もありましたが)村上討伐を請け負っています。
今後の伏線がさらに張り巡らされ、そして今までの伏線がキラッと光出しました。
残るはあと12回。いよいよ川中島も近いです。

そして来週、やはり私が見学に出かけた時のシーンが!
勘助が巻物を広げる所ですわー!
馬場さんが「するのじゃー」の所ですわー!
楽しみですわー!

●視聴率●
18.3%

9月16日は!

2007年09月16日 16時23分08秒 | その他いろいろ
内野さん お誕生日おめでとうございます!


今日は久々にベガーズのDVDを見て、さらには本棚の整理をしていて、3年前の「モンテ・クリスト伯」プログラムを見直し、感慨に浸っておりますた。
この別人っぷりが素敵なのです!
その役になりきる様が素敵なのです!
とことん内野病を極めたいと思っておりまする。

No.206 「ヴェニスの商人」

2007年09月15日 23時01分18秒 | 過去の観劇記録
2007年9月15日(土) マチネ 天王洲銀河劇場 1階 K列 16番

シャイロック=市村正親、バサーニオ=藤原竜也、ポーシャ=寺島しのぶ、ジェシカ=京野ことみ、ネリッサ=佐藤仁美、ヴェニスの公爵=団時朗、アントーニオ=西岡徳馬、他。
原作=W.シェイクスピア、演出=グレゴリー・ドーラン、翻訳=河合祥一郎、美術=マイケル・ヴェイル、他。

舞台は、貿易都市として栄えた16世紀末のヴェニス。アントーニオ(西岡徳馬)は、この街で貿易商を営む裕福な紳士。 ある日、彼の元に、年下の親友バサーニオ(藤原竜也)が借金の申し込みにやって来ます。 ベルモントに住む才色兼備の令嬢ポーシャ(寺島しのぶ)にプロポーズをするために。 が、あいにく全財産が海を渡る船の上にあったアントーニオは、自らが保証人となり、バサーニオにユダヤ人の高利貸しシャイロック(市村正親)を紹介します。 そんなふたりにシャイロックが出した条件は、「もしも3カ月の期限までに借金が返せなかったら、アントーニオの肉1ポンドをもらう」というもの。常軌を逸した申し出にアントーニオはたじろぎますが、期限内に船が帰還すると信じる彼は、この条件を承諾。 おかげで、金を手にベルモントへ旅立ったバサーニオは、難しい結婚の条件をクリアしてポーシャと結ばれます。そんなとき、アントーニオの輸入品を積んだ船が難破。借金返済の目処が立たなくなった彼と、約束どおり1ポンドの肉を要求するシャイロックの闘いは、法廷の場に持ち込まれることに……。
(あらすじは銀河劇場HPより)

カーニバルっぽい道化や、生演奏で開演前よりの演出。

シャイロックの出番ってこんなに少なかったのですね…。プログラムによると5場面程度だとか。
ユダヤ人であること、高利貸しであること、で結構えげつない差別がある。ツバを吐かれたり、足蹴にされたり。娘は駆け落ちするわ、アントーニオに貸した3000ダカットは帰ってこないわ、もちろん肉1ポンドも取れないし(有名な“肉は取ってもいいが、血を一滴も流してはならん!”)、財産も没収され、さらにはキリスト教に改宗させられたり、まさしく踏んだり蹴ったり。
市村さんらしい、時々ポチっと挟むアドリブ有り。ユダヤ人ということで、若干「屋根ヴァイ」のテヴィエを思い出した。
藤原くん、イギリス留学で一回り成長…は余り感じられなかったが(^_^;)、イキオイのある若者バサーニオを好演。ポーシャに求婚しに来る黒人男や、スペインの老いぼれ騎士の役も演じた。2幕後半、ポーシャの罠にまんまとハマって大事な指輪を法律家(実はポーシャ)に渡してしまい、彼女に散々いぢられる。ほんと、いつの時代もオンナは一歩先を行く!
寺島さん、とても美しく、セリフの聞き取り具合も抜群である。お嬢様らしい気品と、恐い者知らずな所が良い。法律家として男装をし、夫=バサーニオの前に登場。この裁判シーンもなかなか!
京野さんはシャイロックの娘、ジェシカ役。バサーニオの友人ロレンゾー(横田栄司)と駆け落ちする。街の皆から疎まれていた父の元から去れることを とても喜んでいたけど、終盤、その父がキリスト教に改宗し、さらには死後の遺産を2人に残すという書き付けを読んだ時、複雑な表情をしていた。憎んではいても父のことは気に病んでいたのだろう。
ネリッサはポーシャの侍女。2人してキャピキャピ(死語?)である。バサーニオと共に来たグラシアーノ(小林正寛)と電撃結婚!
バサーニオ&ポーシャ、グラシアーノ&ネリッサ、ロレンゾー&ジェシカの3組のカップルの恋模様も描かれる。
西岡さん、この人のセリフも良い。素晴らしい適役だと思う。
若い友人バサーニオの為に、そこまで…と思うが、まぁ男色?の関係だったかも知れないとのことなので(爆)。確かにポーシャが2人の関係にヤキモチを焼く気持ちも分かるなぁ。

休憩挟んで3時間。ながい。

罪?な笑顔

2007年09月14日 22時59分36秒 | その他いろいろ
今日更新の流・勘助日記。
剃髪時の、なんだか嬉しそうな笑顔。
ホースショーの花火で満面の笑み。
罪つくりだなー(笑)
ほんとうに少年みたいで。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

今月末で我が社は決算なので、仕事が立て込んできました。
ほとんど急ぎ。
でも3連休は十分楽しみたいと思います(*^_^*)
明日は天王洲銀河劇場で「ヴェニスの商人」観てきまつ。
敬老の日の月曜日、もしスタパで収録の予定があったら見学いっちゃおう…かな。
お、そうそう。日曜日は内野さんの誕生日だー!

変な所でクジ運がっ

2007年09月12日 23時24分21秒 | その他いろいろ
帰宅したら宅配便が届いていた。
4月に山梨へ行った時にやっていたJR東日本「風林火山 甲斐・信濃紀行プレゼントキャンペーン」のスタンプラリーに応募しておいたのが、なんとまー当たったのだ。
ここでクジ運使わなくてもいいんだが…

当たったのは「林賞」(第1期90名)。
何通応募があったか知らないが、なぜに林賞。狙いは「火賞」の扇子か、「山賞」の図書カードだったのだが(汗)
開けてさっそくオルゴールを動かしてみた。
どうやら武田節らしい…(なにせ武田節自体を聞いたことがないので、いまいち)
LEDも光ってグルグル回りまする。
兜や風林火山の文字と、台座のリボンのギャップが凄い(笑)


クジ運はチケ抽選に取っておきたかったのにー。
SSシートとか千秋楽とか1列目とかに!

2007年NHK大河ドラマ「風林火山」●宮崎あおいさんとエール交換!

2007年09月11日 22時32分53秒 | ウチノなお仕事
今年のNHK大河ドラマ『風林火山』の主役・内野聖陽と、来年の同ドラマ『篤姫』の主役・宮崎あおいが9月11日(火)、東京・渋谷の同局でエール交換。宮崎は「1年間乗り切りたい」と意気込みを語った。
出家姿の山本勘助を初披露した内野は「悪役みたいですみません。別に(宮崎を)さらいに来たのではありません」と照れながらも貫禄充分。「(収録は)ラストスパート。この1年間は大先輩や後輩と、素晴らしい出会いがあった」と振り返り、宮崎には「大河ドラマは誇り高い時代劇。いいドラマにしたいという想いで最後までやれれば」とエールを送った。
扮装姿を初お披露目した宮崎は「(撮影が)始まってまだ1ヶ月は経っていませんが、1年間を乗り切りたい」。内野が心配した体力については「大丈夫だと思います」と力強い言葉で返し「リンゴ酢を飲んでます」。また、この日行った会見が「(『純情きらり』でヒロインを演じた)朝ドラの時のスタジオ。帰ってきた気がする。1日1日を無駄にしないように大事に演じたい」とやる気に満ちた表情で語った。
なお、大河ドラマのエール交換会は2002年『利家とまつ~加賀百万石物語~』の唐沢寿明と2003年『武蔵 MUSASHI』の市川海老蔵(当時:市川新之助)が行って以来。





(オリコンスタイル)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

女優の宮崎あおい(21)が11日、東京・渋谷のNHKで、史上最年少で主演を務める来年の大河ドラマ「篤姫(あつひめ)」の会見に出席した。
8月にクランクインしており、この日は報道陣に黄色の着物姿を初披露。今年の「風林火山」で主人公の山本勘助を演じる内野聖陽(38)から山梨名物のブドウを贈られると、「篤姫」の出身地である鹿児島産のサツマイモをプレゼント交換した。

てい髪した勘助姿の内野は「この1年、朝飯をしっかり食べて頑張った。ワカメを食べると元気が出た。今年の大河は武骨で男臭いが、来年はあおいちゃんが華やかにしてくれると思う」と期待。あおいは「毎日リンゴ酢を飲んでいます。朝ご飯はあまり食べないので気をつけないと」と話した。
(スポーツ報知)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

以下の写真はMSNより






☆ ☆ ☆ ☆ ☆

NHKの2008年大河ドラマ『篤姫』が8月15日にクランクインし、来年放送に向けて撮影が進んでいる。一方、現在放送中の『風林火山』の撮影は大詰めに差し掛かった。隣同士のスタジオで撮影が進む中、9月11日(火)に両ドラマの主役が対面。『風林火山』主役の内野聖陽さんと『篤姫』主役の宮崎あおいさんによるエール交換が行われた。
『篤姫』が生まれ育った薩摩の実家、今和泉島津家の別邸のセットをバックに行われた、大河ドラマの主役2人によるエール交換。現在放送中の『風林火山』の撮影がまもなくクランクアップを迎える(26日を予定)ため、まさにラストスパートといったところだ。その撮影の合間を縫って、主役の山本勘助を演じる内野聖陽さんが、『篤姫』で主演する宮崎あおいさんの激励に訪れた。大河ドラマの主役によるエール交換は、2002年放送『利家とまつ』の唐沢寿明さんと2003年放送『武蔵 MUSASHI』の市川海老蔵(当時は市川新之助)さん以来。多数の報道陣が集まる中、主役の2人が劇中の衣装で登場した。
この日初めて出家姿を披露した内野さんは、自らを「悪役みたい」と場を和ませつつ、「日本のこだわりと情熱をかけて作る時代劇の現場で1年間やらせていただいて、本当に僕はいろいろなすてきな出会いをしました。ですから、あおいさんも、いろんな方といい出会いができますように、心から祈っています」と力強く激励のコメントを贈った。それを受けて宮崎さんは、「たくさんの方にお会いできるというのは私もとても楽しみにしています。まだ始まって1か月も経ってないんですが、それでも本当にたくさんの方にお会いしていて、いろいろ学ぶことも多くて。頑張って1年間、乗り切っていきたいなと思っています。(内野さんも)あと少し頑張ってください!」と挨拶。笑顔で2人がバトンタッチをする場面が見られた。
続けて内野さんから、1年間の撮影の経験を元に、宮崎さんへアドバイス。「大河ドラマは、日本で一番お金と時間を掛けている、誇り高い時代劇だと僕は確信しています。その誇りというか、プライドを持って演じることが、僕は一番大事なんじゃないかなと思います」。大河ドラマは日本だけでなく全世界の各地で見られ、多くの人の目に触れる機会があることも内野さんは肝に銘じていたようで、「日本文化を大事にしているスタッフ、そしてキャストのみんなが一丸となって作るドラマ。それをいいものにしていくのは、スタッフ、キャストそれぞれのパワーで、何より中心にいる人が『いいドラマにしたい』という想いを最後まで持ち続けてやっていくことが僕は大事だと思ってここまでやってきました」と自身の経験を語る。「はっきり言って体力はいると思いますが、自信はどうでしょうか?」と内野さんが問い掛けると、「大丈夫だと思います」と頷く宮崎さん。
『篤姫』の撮影スタジオが、2006年春夏に放送された朝の連続テレビ小説『純情きらり』で使用したスタジオと同じだそうで、宮崎さんは「撮影が始まって1ヶ月、帰ってきたなという感じがあって、知っているスタッフもいて心強い部分もあります」と安堵の表情も。そして、これから先、1年間に渡る撮影に関して、「1年といっても、終わってしまうとすごくあっという間じゃないかなと思うので、1日1日をムダにしないように大事に演じていきたいなと思っています」と、抱負を語った。
(ONTV Japanより)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

むちゃくちゃ無断転載してます(滝汗)

それにしても素晴らしいジジィっぷり(笑)
ますます別人!
楽しみでございまする♪

No.205 「Kean キーン」

2007年09月10日 22時42分48秒 | 過去の観劇記録
2007年9月9日(日) マチネ 日生劇場 1階 N列 9番 

エドモンド・キーン=轟悠、プリンス・オブ・ウェールズ=柚希礼音、エレナ・デ・コーバーグ公爵夫人=南海まり、アンナ・ダンビー=蒼乃夕妃、他 星組。
作詞・作曲=ロバート・ライト、ジョージ・フォレスト、脚本=ピーター・ストーン、潤色・演出=谷正純、他。

19世紀初頭。ロンドンのドルーリー・レーン劇場では、当代随一のシェイクスピア俳優エドモンド・キーンによる、シェイクスピア劇の連続公演に観衆が押し寄せていた。民衆はキーンを『キング・オブ・ロンドン』と崇め、貴族階級でさえ、主催パーティーにキーンを招待していた。
 だが、人々が求めるのはエドモンド・キーンその人ではなく、キーンが演じる「ハムレット」であり、「ロミオとジュリエット」「オセロー」であり、「マクベス」、キーンが演じる芝居の主人公たちだった。
 常に演じることを強いられるキーンが、唯一、自分自身でいられたのは、プリンス・オブ・ウェールズとの身分を越えた関係に於いてであった。ヘンリー5世とファルスタッフ宜しく、夜毎、下町の酒場で馬鹿騒ぎを続けることで、大道芸人上がりのアイデンティティを確認していたのだ。だが、その為に借金はかさみ、破産の危機に陥っていた。
 そんな友好関係も、デンマーク大使夫人、エレナ・デ・コーバーグ公爵夫人の登場で歪みはじめていた。二人は同時に、エレナを愛してしまったのだ。
 デンマーク大使館での舞踏会がプリンス・オブ・ウェールズを迎え盛大に行われていた。その夜の話題は、ネヴィル卿との結婚前日に婚約者のアンナ・ダンビー嬢が失踪したとの噂だった。アンナはキーンの熱狂的な信者で、キーンの舞台は欠かさず観劇する程だった。「アンナはキーンと逃げた」プリンス・オブ・ウェールズの言葉は、勿論、エレナをキーンから離そうとの悪戯ではあったが、貴族たちの格好の話題となった。
 そんな噂を打ち消そうと舞踏会にやって来たキーンは、身の潔白はアンナ・ダンビーからの手紙に書かれていると、エレナに読んで判断する様に依頼する。噂話の好きな人々の視線を浴びながら、エレナが手紙を読み始めると、そこには、キーンからの愛の言葉が激しく綴られていた。そして、明晩、秘密の扉を使って楽屋に来て欲しいとの言葉が。
 次の日、キーンの楽屋。プリンス・オブ・ウェールズは、個人としてではなく国王の代理として、エレナとの愛を諦めるように説得に来ていた。デンマーク大使夫人との情事は両国の友好を損ねるからとの理由であったが、キーンは頑として受け入れようとはしなかった。
 そんな二人の前に、ヴェールを被った女性が秘密の扉を使って入って来た。これ以上は説得不能と考え、プリンス・オブ・ウェールズは女性に敬意を表し、帰って行く。だが、エレナと思ったその女性は、アンナ・ダンビーであった。
 エレナをめぐってキーンとプリンス・オブ・ウェールズ、アンナをめぐってキーンとネヴィル卿、そしてキーンをめぐってエレナとアンナ、恋の鞘当てはシェイクスピア劇よりも複雑に進行して行く。
(あらすじはHPより)

ちょっとばかり今回は流し観(^_^;)になってしまいますた。
日生劇場でヅカ公演を観るのは初めてでございます。なんだかちょっと狭そうです。
ミュージカル、ってなっていますが、セリフが大半をしめていて、音楽劇っぽい作りです。
シェイクスピア(の作品)を知らないと、ついて行けない感があったかも知れませんね…
冒頭、キーンが演じる「ハムレット」。なぜ最後の決闘の場面にオフェーリアの死体があるのかー!とか、フォーティンブラス出てこないぢゃん!とか突っ込みたくなりました(笑)

轟さん、男の中の男!っていう程“男”でした。台詞の声が本当に低いですね。
またスラっとしていて、衣装が良くお似合いです。一番似合っていたのは乗馬服ですね。
一場面が長いし、2幕目後半には かなりな長セリフもあるので、大変だったと思います。
ただ、劇中劇の所では、「轟さんが演じているキーン」までしか感じられなくて、ちょっと残念。公演が始まったばかりというのもあるかもしれませんが。
やっぱり「轟さんが演じているキーンが演じている○○」まで行って欲しいです。
大使夫人のエレナをプリンスと取り合いに… うーん。一国のプリンスが既婚者を取り合うっていうシチュエーションに馴染めん(^_^;)
ぼっちゃんぼっちゃん風なプリンス・柚希さん。
結構したたかなエレナ。
プリンスがエレナに言う、「役者を追いかけている女は、蜃気楼を追いかけているようなものだ」というのが印象に残ります(そうです、私も蜃気楼を追いかけているから!)
キーンの大ファンのアンナ。アンナは中流階級出身ということもあるのか、一番身近に感じられました。腐女子としてファン道で歩む姿は素晴らしい(笑)
キーンが出演した公演をノートに書き留めておくなんど、同感でござりまする。
女優を目指していたアンナだったけど、素人同然で「オセロー」のデスデモーナ役なんてぇぇ。

たまたま貸切公演だったのですが、特段挨拶もなく、さっぱりと終わりました。
もちろん大階段もショーもないし。




新しい所には人が集まる

2007年09月09日 23時52分30秒 | その他いろいろ
今日は、cocoさんのお知り合いがチケ捌けない、とのことなので、ピンチヒッター(?)として、日生劇場で「キーン」みてきました。
感想は後ほど別記事にて。
あと、大河が冒頭20分位みてないので、こちらもあとで。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

終演後、先日オープンしたばかりの「マロニエゲート」に行ってきました。
入場制限されるほどの混雑ぶり。
エスカレーターに乗るのも大変なくらいです。
1フロアは狭いです。やはり混んでいるのは、銀座に初進出した東急ハンズ(5階から9階まで)。
オフィス街を意識して、文房具やオサレな雑貨類が目立ちます。
地下1階から4階までは服飾雑貨。うーん。お高い…。
どこかのショップの店員さんが、まるで柳原加奈子さん風に「いらっしゃいませー どうぞー ごらんくださーい」と言っていたので、思わず吹き出しそうになってしまいました。

少し離れた所には、まもなく10月にオープンするマルイもあります。
地下には新宿で名所となりつつある「クリスピークリームドーナツ」の2号店も出来るとかで、またもや新しい所には人が集まりそうです。

2007年NHK大河ドラマ「風林火山」●第36回 宿命の女

2007年09月09日 23時43分02秒 | ウチノなお仕事
晴信(市川亀治郎)の新しい側室・於琴姫(紺野まひる)を由布姫(柴本幸)のために斬るつもりで勘助(内野聖陽)は姫の住まう積翠寺を密かに訪れた。しかし、その天真爛漫な美しさを前に殺意は薄れ、由布の子・四郎の立場を尊重するように釘をさすことしかできなかった。
一方、今川義元(谷原章介)に嫁いでいた晴信の姉が世を去ったことで武田と今川は同盟を維持するため新たな縁を結ぶこととなった。勘助はこれまでとは逆に、今川家の娘を晴信の嫡男・太郎の嫁に迎えるよう進言する。
年が明けた天文21年の正月、武田家を揺るがす大事件が起きた。重臣・小山田(田辺誠一)が側室・美瑠姫(真木よう子)に刺殺されたのだ。美瑠は武田に滅ぼされた笠原清繁の正室であったが、小山田が貰い受けて側室としていた。美瑠が自害もせずに側室に甘んじていたのは、お腹に笠原の子を宿していたからだった。しかし、小山田の子と偽り育ててきた息子を病いで失い、生きる希望を失った美瑠は自分から全てを奪った武田への復讐心を甦らせ、小山田を殺し自らの命も絶った。
美瑠の境遇は由布姫と重なり合う点も多く、勘助は小山田に共感していた。勘助の受けた衝撃は大きかった。



あらすじ及び写真はNHK大河ドラマHPより。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

リツはかなりな“かかぁ天下”っぷりを発揮してますね♪
勘助タジタジぢゃないですかっ。
結構お似合いだと思うんだがな~w
於琴姫はさすが不思議ちゃん…。まぁ、由布姫と「静と動」または「柔と剛」の対比を出したかったんでしょうね。

小山田さん…(T_T) 武田家でも独特の位置に常にいて、冷静な目でいつも見ていた人。
側室・美瑠姫と、前夫・笠原との間に出来たであろう藤王丸を育てて行こうとの決意も、自分を愛してくれる気持ちも、美瑠姫には解っていたはず。
お腹の中の子供のために、仇に身をまかせて生きてきて、一瞬でも小山田に心を寄せてしまった。心安らかになった時もあったでしょうね。小山田が「安堵している寝顔が一番好きだ」と言ってるくらいですから。
その心の支え、藤王丸が病で亡くなってしまった。
小山田も、ほんの少し、ほっとしてしまったのでしょう…あの笑顔がいけません。
寝首をかかれた小山田。雪の朝、血のしたたる刀を手にふらふらと歩く美瑠姫。「仇は討ちましたぞ!」
晴信だって、一歩間違えば由布姫に寝首をかかれてたかも知れませんし…
勘助の切なる訴えも効いたでしょうが、もしくは自分と小山田を重ね合わせていたのかも。

●視聴率●
17.3%