miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

No.551 ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」

2017年08月03日 23時19分04秒 | 過去の観劇記録
2017年7月29日(土) ソワレ 赤坂ACTシアター 2階 C列 シモテブロック センターより

ビリー=未来和樹、お父さん=吉田鋼太郎、ウィルキンソン先生=島田歌穂、おばあちゃん=根岸季衣、トニー=藤岡正明、オールダー・ビリー=大貫勇輔、マイケル=山口れん、デビー=夏川あさひ、バレエガールズ=チーム・ベッドリントン、トールボーイ=笹川幹太、スモールボーイ=菊井凛人、他。
●ロンドンオリジナル・クリエイティブスタッフ●脚本・歌詞=リー・ホール、演出=スティーヴン・ダルドリー、音楽=エルトン・ジョン、振付=ピーター・ダーリング、他。
●日本公演スタッフ●翻訳=常田景子、訳詞=高橋亜子、演出補=甲斐マサヒロ、振付補=前田清実、他。

1984年の英国。炭鉱不況に喘ぐ北部の町ダラムでは、労働者たちの間で時のサッチャー政権に対する不満が高まり、不穏な空気が流れていた。数年前に母を亡くしたビリーは、炭鉱で働く父と兄、祖母と先行きの見えない毎日を送っていたが、偶然彼に可能性を見出したウィルキンソン先生の勧めにより、戸惑いながらも名門ロイヤル・バレエ・スクールの受験を目指して歩み始めるようになる。息子を強い男に育てたいと願っていた父や兄は強く反対したが、11歳の少年の姿は、いつしか周囲の人々の心に変化を与え…
(あらすじは公式HPより)

相変わらずの予習ナシ。ていうか「トライベッカ」の『微利襟男』の印象しかない(おい!)
こんなにも子役が重要なミュージカルが、今の日本で上演されるようになったことが凄いと思う。
1年以上前はフツーの(まぁダンスやバレエ経験者が殆どだが)少年・少女だった子供達が、赤坂ACTの舞台上で歌い踊り喝采を浴びているんだから、素敵な事である。
しかもレベルが高い!某ミュージカルの某女優さん見習いなさいよ!

炭鉱という事なので鋼太郎さん達のセリフは九州弁。「鋼太郎+炭鉱=伝助さん」だよなw
妻に先立たれてトニーとビリー兄弟を男手一つで育ててる。母(おばあちゃん)はチョイ痴呆気味。
炭鉱ではストの先頭に立ってるのかな?だけどビリーがバレエを習いたいと言い出し(最初は超反対)オーディションを受けるお金が無いのでストをやめて炭鉱へと戻っていく様は、仲間を裏切る悲しさと息子の夢を叶えてやりたいという父の、相反する思いが出てたかな~
ウィルキンソン先生の歌穂さん!なんですかあのスタイルの良さ!す、すごい… レオタードの早替えとかカテコのチュチュ姿とか反則ですわ!
炭鉱に住んでいる子供達の福利厚生の為に、しがないバレエ教室を開いているんだけど、ちょい場末感漂いつつも、かつては一流のダンサーを目指していたであろう先生。ビリーに基礎のレッスンをして自己を表現する能力を与えたのは先生なんだからね!
バレエ教室のピアニスト役、森山大輔さんが歌えって踊れるデブ!(失礼…)
おばあちゃんの根岸さん。カワユイばーちゃん。天国へ行ってしまった亡き夫との思い出をたどるシーンが素敵だった。
ビリーの兄ちゃん、トニー役は藤岡くん。こういう若干ゲスい兄ちゃん演じさせたらピカイチやなw ナンバー少なくて残念だった。
大貫さん演じるオールダー・ビリーと、ビリーの2人のダンスシーンは夢のよう。「白鳥の湖」の曲に乗ってフライングあり、シンクロのダンスあり。大貫さんは他の役でも出演されるようだが、Wキャストの栗山さんはオールダー・ビリーだけみたい。謎。
マイケル役は一服の清涼剤的な役割もあり。LGBTなんだよね…
ビリーの亡くなった母ちゃん(家塚敦子さん)が、18歳になったビリーに宛てた手紙が… もー涙涙。
さらにそれに答える2幕終盤のビリーのお返事も涙ちょちょ切れましたyo!

ビリーの未来くん。歌もウマいしダンスも凄いし、なんだか今後が楽しみぢゃないすか?
1幕ラストの怒りをぶちまける激しいダンスで、ビリーの寝室(セット上部の狭い空間)の鉄製ベッドがガン!って落ちてきて、足首に当たったようだが、そのまま何事もなかったように最後まで踊っていたので、感心しまくり。

カテコまで完璧に舞台の一環として演出されていて、とても楽しかった。
しかし午後8時の壁は高いのさ。カテコあと1回っていう盛り上がりなんだけど幕は上がらないのだよ。


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