miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

No.127 「天保十二年のシェイクスピア」

2005年09月26日 00時05分54秒 | 過去の観劇記録
2005年9月25日(日) シアターコクーン 1階 H列 1番

唐沢寿明、藤原竜也、篠原涼子、夏木マリ、高橋惠子、勝村政信、木場勝己、吉田鋼太郎、壤晴彦、高橋洋、毬谷友子、沢竜二、西岡徳馬、白石加代子、他。
作=井上ひさし、演出=蜷川幸雄、音楽=宇崎竜童。

上演時間3時間40分… 耐えられるかどうか心配だったが、まったく大丈夫w
「あっという間」に終わった感じ。
そしてこのキャストの豪華さと言ったら。2度とないかも?
音楽劇な為、歌あり・ダンスあり。エロあり(舞台で初めてナマ乳みますた)・バタバタ殺人あり(おーい)。

シェイクスピアの全37作品を織り込んだ為、知っているもの&知らないもの&思い出せないもの、まぁ色々あったが、思い出したりしているヒマは余りない。
結構パロが多い(ハムレットとロミジュリのは笑った~)
やはり藤原君演じる「きじるしの王次」と篠涼演じる「お光」とのロミジュリパロ。バルコニーに お光「王次、王次、なんであんたは王次なの?」って(笑)
そして王次がバルコニーにあがるときに、ワイヤーで宙づりであがるもんだから、会場内オオウケ。
王次はハムレットでもあるから、父の亡霊が出る所(ちなみに亡霊役は西岡さんだ!)も思いっきりパロってる。

唐沢さん(佐渡の三世次)→リチャード三世だねぇ(おおっとリチャだw)
せむし・足悪し・顔ヤケドだけど、世渡りと口八丁手八丁で、お里(夏木マリ)・お文(高橋惠子)の姉妹(ちなみに三姉妹で、末の妹は篠涼)が争っていた清滝の宿場を乗っ取り、やがては代官にまで上り詰める。が農民たちの反感を買い、あえなくオダブツ。唐沢さん何気に歌もお上手でした。
お光・おさち、双子の役で篠原涼子さん。早替え・立ち回り(啖呵切る所、カッコ良いよんw)もちろん歌あり!(ソロナンバーで拍手喝采)
夏木マリさん、メイク笑える(眉毛ほっそーいし、歯はお歯黒)歌さすが。高橋さんとのナンバー良かったです。
高橋さん、悪女役ながらも何だかカワイイ。渡世人に囲まれてヤクザな家業もなかなかです。
藤原君、ハジケキャラ爆発! イケイケな王次役ですた。2幕目出番少ないけど、1幕目で客席をさらっていくんだから、やっぱり凄い。歌は…もうちょっとかな?
高橋洋さん、棺桶職人・佐吉の役。たまたま行った遊郭で遊女・浮船太夫(毬谷さん・2役)と出会い、浮船の奉公があけたら所帯を持とうと希望に満ちてたのに、いざ浮船が来たとき、身の安全の為 乞食の格好をしていたので佐吉の母(白石さん・2役)は息子の身を思い、「息子は死んだ」と行って追い返してしまう。佐吉がもうこの世にいないと嘆き、死んでしまう浮船。それを知った佐吉も後追いで自害(ここはハムレットだね←スマソ。間違いじゃんか…ロミジュリですた。)
このシーンの高橋洋・毬谷さん2人の演技にジーンとくる。
毬谷さん、お冬(オフィーリア)の役も。最初「ちょっとムリか…」と思った私がバカですた。とっても純な乙女だった。狂気になった所ではナマ乳拝見しました。
白石さん「清滝の老婆」という仙人のような魔女なようなオババ役、流石っす。

とにかく1幕目が面白い。2幕目はシリアスモードに入るので、ちょっと重い感じ。
最後はまるでミュージカルのカーテンコールのように終わりました。
客席使いは思った程ではなかったが、セットの転換(台に乗ったセット+キャストごと動く)はなかなか面白い。
カミシモ上部にLEDあり。場面名と歌詞が出る。

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2 コメント

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私も見たいです! (名無しのごんべぇ)
2005-09-26 15:10:18
私もこの舞台見たいんですよ!

「エリザベート」も見て、「天保~」も見れるなんて羨ましすぎます!

ちなみにエロの部分…気になります(笑)

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エロの解説(笑) (mini)
2005-09-26 23:34:23
>名無しのごんべぇ様

チケ取り大変でした。本当に…

先行が全部ハズレてしまい、一般発売日ぴあに朝6時前から並んでゲットした公演でした。



見にいく価値は、おおいにあると思いますが、なかなか難しいですよね…

12月にWOWOWで放送されるようです。視聴できるようでしたら、お楽しみに♪



エロの部分ですが… 思いっきり「セックス」シーン出てきます。

設定が街道筋の宿場なので、旅籠+遊郭なんです。

観てる方の気持ちは案外フツー(?!)でしたよ。
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