miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

No.522 「遊侠 沓掛時次郎」

2016年09月04日 22時50分09秒 | 過去の観劇記録
2016年9月3日(土) マチネ 新国立劇場・小劇場 C3列 カミテブロック

段田安則、寺十悟(浅野和之の代役)、鈴木浩介、西尾まりが、戸田恵子、金内喜久夫、渡部秀、萩原みのり
作=北村想、演出=寺十吾(じつなし・さとる)、他。

とある田舎町の神社の境内に、旅芸人一座の“長谷川團十郎一座”がやってきた。
座長の團十郎夫婦のもと、この夜、一座が上演するのは、長谷川伸が残した股旅芝居の傑作の「沓掛時次郎」だ。
観客の涙を誘った終演後。舞台上では、初日恒例の座員勢揃いのお披露目が進んでいる。その賑々しい口上が、一座がこの町にしばらく滞在し、連日芝居を打つことを告げるのだが、この一瞬の華やかさを感じさせる舞台上こそが、一座の寝床にも変わるのが旅芸人一座の生活だ。そして、座員それぞれが、その生活の場でくつろぎはじめた頃、「おひけぇなすって!」と一人の少女がやってきた。さてさて、いわくありげな座員といわくありげな少女の顛末は…?はい、それはご覧になってのお楽しみ…。
(あらすじは公式HPより)

浅野和之さんが体調不良の為降板、代役は演出の寺十さんが務めてくださった。
寺十さんが悪いワケではない。場面によっては(特に後半の「ゲスい」ところなど。褒めてますw)寺十さん良いなぁ、と思ったけど、やっぱり浅野さんで観たいな、と思った。劇中劇『沓掛時次郎』で、おきぬが病気になって医者にみてもらうんだけど、その医者の動きとかは浅野さんあってのモノだなぁ~と。
それと前半は長谷川團十郎一座の劇中劇&それを上演する一座の座員達の人間模様がメインで描かれるのだけど、後半は3年後。家出少女のナレの果てと段田さん演じるワケありの役者と、寺十さん演じる更にワケ有りの(笑)役者との3人の関係が、『暗闇の丑松』という芝居のストーリーさながらに描かれる。この前半と後半のつなぎ目(?)がもうすこしパキッとしていた方がより解りやすかったかな、とも思う。

段田さん、情にあつく義理堅い役が良く似合っていた。この前の「コペンハーゲン」よりイイかもw
寺十さんは代役だけど演出だしね。その点安心して観ていられる。インテリっぽいけど何か良くない事やるぞ的雰囲気(笑)
西尾まりさん、劇中劇の「おきぬ」が良かったわー。おもわず目頭熱くなってた。
鈴木浩介さんも安定の(?)情けなさっぷり(おいw)
意外にシスカン初登場!の戸田恵子さん、座長の妻(年の離れた)。結構尻に敷いてるのか?
それと重鎮な金内喜久夫さん♪
渡部さん萩原さん初見。萩原さんは前半の少女時代はチトせりふが(^_^;)だけど後半の役はまぁ良しかな。
渡部さんは2枚目のトコなのね。

もーね。ラストの雪がちらつくシーンだけで何故か涙腺が弛むのね。条件反射だろうか(笑)

休憩なし1時間40分。
なぜか上演中に話す人ちらほら。うーん。


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2 コメント

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Unknown (pippi)
2016-09-05 00:00:27
浅野さんの一日もはやいご回復が待たれますね~三谷さんの次回作エノケン一代記にもお名前がありましたが、本当に心配です
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大丈夫かな~ (mini)
2016-09-08 22:43:55
>pippi様
浅野さん、まだ快復していないご様子。
次回作も楽しみなのですけど、一日も早く良くなられるように祈りたいですね。
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