miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

No.520 ミュージカル「王家の紋章」

2016年08月21日 22時49分30秒 | 過去の観劇記録
2016年8月20日(土) ソワレ 帝国劇場 1階 R列 センターブロック カミテ寄り

メンフィス=浦井健治、キャロル=新妻聖子、イズミル=平方元基、ライアン=伊礼彼方、アイシス=濱田めぐみ、イムホテップ=山口祐一郎、ルカ=矢田悠祐、ミタムン=愛加あゆ、ナフテラ=出雲綾、ウナス=木暮真一郎、ミヌーエ将軍=川口竜也、セチ=工藤広夢、ほか。

原作=細川智栄子あんど芙~みん、脚本・作詞・演出=荻田浩一、作曲・編曲=シルヴェスター・リーヴァイ、指揮=若林裕治。

16歳のアメリカ人キャロル・リードは、エジプトで大好きな考古学を学んでいる。頼もしい兄や、友達や教授に囲まれ、幸せな毎日を送っていた。
ある日、とあるピラミッドの発掘に参加するが、そこは古代エジプトの少年王・メンフィスの墓だった。ピラミッドに眠っていた美しい少年王のマスク、古代エジプトへのロマンに沸き立つキャロル。
そんななか、アイシスという謎の美女が突然現れる。記憶をなくしているという彼女は、キャロルに優しく近づき、リード家で面倒をみることになるが、実はアイシスは古代エジプトの神殿の祭司でメンフィスの異母姉。メンフィスの墓を暴いたことによる祟りを起こすため、現代に現れたのだ。彼女の呪術によって、キャロルは古代エジプトへとタイムスリップしてしまう。
キャロルは、エジプト人にはありえない金髪碧眼に白い肌。そして、考古学の知識と現代の知恵を持つ。やがて古代エジプト人達から、“ナイルの娘”“黄金の姫”と呼ばれ、崇められる様になるが、キャロルは現代を懐かしみ、帰りたいと願っていた。しかし、メンフィスから求愛を受けるようになり、強引で美しい若き王メンフィスに反発しながらも心惹かれてゆく。だが、メンフィスを愛するあまり憎きキャロルの暗殺を企てるアイシスや、キャロルの英知と美しさにほれ込み、彼女を奪おうとするヒッタイト王子・イズミルなど、2人の間には数々の困難が立ちふさがる。
果たしてメンフィスとキャロルの運命は――。
(あらすじは公式HPより)

上演が決まった時にも書いたが、約10年位前に突然(笑)原作にハマり、その時出ていたコミックを漁るように読んだが、あまりに終わらないのでコミックも手放してしまった。

なんというか…原作の再現率はかなり高いと思う。主にキャストの衣装やたたずまいといった点において。
しかしな~まずナンバーに「コレ!」といったパンチのある曲がないのと、歌詞がイマイチな所。さらに舞台装置が寂しいシーンが多くて残念。
浦井くんも帝劇初主演で座長という重要な責務があるせいか(?)それとも演出のせいなのか…もっと「やればできる子」なんだよ大先生わっ!って思う所もしばしば。
早々と再演が決まったけど、観た感想としては「これ再演すんの?」だった(汗)
主にキャストファン&原作ファン&東宝ミューファンがこぞってチケットを買ったから東宝も勘違いしたのかもしれないけど(爆)←ていうか最初から2年契約っしょ?
演出、歌詞、ナンバー、セット等々含めて再考を願いたいと思う。
決して悪いわけではないけど、その方がもっと良い作品なると思うのだ。
ちょっといつもより辛口だったろうか…
とりあえずツッコミつつ羅列するに留める。

・ライアン兄さんのスーツはもっと高級にすべき!@八女ねーさん。確かに(^_^;)リード財閥の御曹司ともあろうお方が!
・現代パートをひとり切り盛りするライアン兄さん。ちょっとかわいそうになる…
・キャロルが未盗掘の墓にフレアスカートと白いパンプスで入り、さらに棺の中にあった花を躊躇なく取り出すという暴挙!「考古学が大好き」という設定がまったく活かされていない!
・タイプスリップのシーンが少し分かりずらい。特に2回目。
・アイシス姉さん影の主役。特に黒いドレス(蛇柄の)がお似合い!
・ミタムンの愛加さん…出過ぎぢゃない?愛加さんは悪くないけど、あんなにケロイド状態で出番があるのはorz
・聖なる油にまみれてる~
・ナフテラの出雲さん@組長!さすが!
・んでもってルカの矢田くんとウナスの木暮くんがイイ!2幕後半くらいで真顔で踊るシーンがあってワロたw
・ミヌーエ将軍の川口さんも抑えた演技で良し!アイシス姫に平手打ちくらう!
・イズミルの平方くんがとても良くなっておりました!タッパもあるし今後の更なる活躍を期待(八女さんの頭の中は半分くらい『かぼちゃパンツ』で占めていた)
・祐サマのイムホテップ。登場シーンでシモテから階段が出てきたから、思わず「さぼるなどこ見てるんだー」と歌いながら出てくるんぢゃないかと(演目ちゃうやんか!)密かに期待してたら普通に出てキターッ
・片手に杖もってるから両手の動きが封印されてて、とりあえず見られた(ヲイ)
・祐さんセリフ…(^_^;)
・キャロルが「神の娘」としてあがめられる水の濾過シーンなど、少し忙しい感あり。
・メンフィスがさそりの毒で生死をさまよっているシーン(ここは白目をむいているメンフィスにも注目)で、歌うたっとる場合かっ!とツッこんでおく(笑)
・キャロルが白い衣装で歌うシーンで「私だけに」歌うかとオモタ
・メンフィスの髪の毛に艶と毛量を!
・「うぬ」はあったけど「ういやつ」は無かったか?
・あのマントで上腕の動きが制約されちゃうのかな~ もう一歩動きに工夫が欲しい浦井メンフィス
・メンフィスのナンバー、キーが高い気がする
・ファラオの堂々さも欲しいなぁ
・カミテとシモテで(張り出しも含め)別れて歌うシーンも多いので、どちらを観てよいものかオペラグラスが忙しい
・メンフィスがソロで歌う所でダンサー(セチ@工藤くん)一人でダンス…うう。さみしい~
・人海戦術がモノを言うような気もする(きっとヅカで上演したら凄いに違いない。銀橋でメンフィスのソロとか想像するだけで萌ぇる)
・エジプト軍とヒッタイト軍との戦闘シーンも刀の音ばかり気になってしかたなかった(ああいうのは新感線に学ぶべし)
・メンフィス@浦井、ライアン@伊礼、イズミル@平方とルドルフ三人衆から好かれまくるキャロルってば!(笑)
・ファラオ自らヒッタイトに乗り込むとわ!
・最後イズミルに背中を切られたキャロル(たしか原作ではまた現代に戻って現代医療を施され過去に戻った気がするが)は無事(?)メンフィスへの愛に気づき婚礼シーンで終わり。

カテコではJCBカード&e+合同貸切の為、挨拶あり。
なんだか客席含めて浦井先生の発言に「だいじょうぶかな?」と我が子のように見守っている雰囲気を感じるw
最初は良かったけど、だんだんカミカミのグダグダになる先生でした。


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3 コメント

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(^_^;) (ぽんた)
2016-08-22 17:17:29
お疲れ様でした~

こちらも、8/7-8の2日間かけてオールキャストで観劇に向かい…
8/7 マチネ:宮澤・宮野組
8/8 マチネ:新妻・平方組
で、なんか脱力して戻ってきました。
感想よろしくと言われてましたが(笑)、書いていいものやら。
未見の方々に変な先入観植え付けダメよね、いやそもそもこんな風に思うのは私がちょっとオカシイのかも、こんなに大盛況なのに…
等々 悶々とし、自粛しておりました。

miniさまの感想読んで、少なくとも私がオカシイわけではなさそうだとちょっと安心(というのも変ですが)…

しかし、たくさんの突っ込みどころですね~笑!
私も思ったところやら思いもつかなかったところやら。
あらかた書いてくださってるんで省略しますが…

話の切り取り方、今一歩ではありませんでした?
なんか全体中途半端に感じてしまったんですが…
まああの長い話(初期に脱落、まだ終わってない?)を纏めるのが難しいことは百も承知ですが…
・キャロルが現代に戻るシーン、メンフィスとキャロルがお互いの思いを自覚するのに必要だったのかもしれませんが、効果的なストーリーに思えなかった。戻り方も唐突感が。
・ライアン兄さん、省くわけにいかないのだろうけど、ほんとに必要?ならもっと演出を考えて…伊礼君がもったいない。
・miniさまもコメントしてるけど、コゲコゲのミタムン王女がやたらうろうろするのも邪魔なだけで全然効果的でないし!(愛加さんが悪いわけではない)

で、つまるとところ
「これ再演するの???」…汗

その中、濱田さん。
アイシス登場シーンでひとつひとつ場がしまるのは本当にすばらしかったです。

伊礼君に関しては、全くカンケーないけど、グランドホテルのガイゲルン男爵を思い出し涙…ロス復活してしまった。
こっちこそ再演乞う!

ちなみに伊礼君の上演中限定CD「健治へ(だっけ?)」ありました?
私の観劇時には品切れで、「近日入荷」とか言われても、いやもう来ないし(-"-)
あったら買ったのかはともかく、「ない」と聞くと欲しくなっちゃう心理…

p.s. ご覧になったのが新妻・平方組で、まだかなりよかったと思います…
私の観劇も新妻・平方組があとでまあなにより。
いやこれは単に私の好みの問題かもしれませんが、モゴモゴ…
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2階にいました・・・ (ローザ)
2016-08-22 20:09:42
こんばんは、同じ日観劇でしたね。
私は、2階A列で観劇でしたから、トイレでもすれ違いも
有りませんでしたね。
ご挨拶したかったです・・・・・

セリフを無理に歌にした感じの所があったような・・・・
歌は歌、台詞と分けた方がいいような・・・・私の感想
です。
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やはり再構築か (mini)
2016-08-22 23:27:24
>ぽんた様
ぽんたさんも、なかなの詰め込み具合で(^_^;)

え、だって正直に書きたいぢゃないすか~自分のblogだもん♪
なんつってw
ほら、「日本一アテにならない劇評」を目指しているもので(汗)

個々人の感想なんで、色々で良いと思いますよ。
良くない所も書いておかないと、もし(?)次に良くなれば「ああ、やはりあの点だった」と思い返せるし。

ラストもなんだか…とは思いました。
やはりあれだけ連載が続いている作品ですし、もしかしたらミュージカル版も続編を視野に入れてるんぢゃないかと勘ぐっています。
どちらにしてもキャロルが拉致られて、どこかの王とかに見初められ、メンフィスが助けにいくor現代に戻る
のくり返しなんですけどね(^_^;)

お!伊礼くんの、そんなCDあったのですか?
パッケージだけでも見たかったな~
もう浦井くん関連のグッズはほとんど無くて、フェイスパックくらいでしたよ。

p.s.宮澤&宮野も頑張っていると聞きました…
某ボーナストラックさんよりはマシ、とかw

>ローザ様
お久し降りです。
同じ公演でしたか~

新妻&平方ペアで貸切だっただけあって、客席はいつも通りの帝劇でしたねw

最近のナンバーはどれも説明口調のものが多くて。
それと主役やプリンシパルキャストが皆 埋もれる傾向ですね。
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