miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

No.306 「裏切りの街」

2010年05月15日 23時20分20秒 | 過去の観劇記録
2010年5月15日(土) マチネ PARCO劇場 G列 23番

橋本智子=秋山菜津子、菅原裕一=田中圭、里美(裕一の彼女)=安藤サクラ、裕子(智子の妹)=江口のりこ、橋本浩二(智子の夫)=松尾スズキ、古澤裕介、米村亮太朗。
作・演出=三浦大輔。

無気力なフリーター、菅原裕一と貞淑な専業主婦、橋本智子。菅原には長年つきあっている彼女がいて、智子には結婚している旦那がいる。その二人が出会い系サイトで知り合い、出会い、恋愛をし、逢引を繰り返す。二人はお互いに何かを求めるわけでもなく、この恋愛に発展性がないこともわかっている。お互い、大切だと思えるパートナーがいるにもかかわらず、身のない「浮気」を繰り返す。会っている意味など考えず、「裏切る」という行為の罪悪感に苛まれることもなく、惰性ともいえる二人の恋愛は続いていく。そして、家に帰れば、お互いのパートナーに対して、別の愛情表現をする。
それを壊す勇気などない。この先、自分はどうしたいのか。そんなことは考えない(ふりをした)まま、ただただ日常生活をこなしていく…。
(あらすじは公式HPより)

うーん…
なんて生産性のない、というか惰性のまま、流されて生きている人たちなんだろう。
特に裕一のニートっぷりは酷いなorz
登場人物の皆が皆、別の顔を持っていて、別の相手と関係を持ち、激しい修羅場もなく、何か「ポップ」な感じで日々が過ぎていく。
智子は裕一の子を宿し、最初は堕胎を考えていたけど、結局夫との暗黙(?)の取引があって、結局生むこと選んだし、里美はグータラな彼・裕一の面倒を見ることと、それは“自分にしか出来ない”という一種の自己満足を満たすために、ダラけたままの裕一を見過ごしている。
智子の夫・浩二にも浮気相手の女がいて、未だに関係を持ったままのようだし、里美にも別の男性(裕一とも共通の友人)との関係がアリ、とまぁ「現代」ってこんな混沌とした風潮なんでせうかね?

まー何はともかく(?)秋山奈津子さんの背中は美しい(笑)
田中圭くんは、私的には全く寄りつきたくないダメ男っぷりを発揮。背中もオシリも見えとるよw
松尾スズキさんが何気に粘着質の夫・浩二を好演。ユニクロのタオル地スウェットがお気に召してる役ですた。

1幕95分、2幕85分と思った以上に長い芝居です。セットは盆を生かして、橋本夫婦の家と里美の部屋(裕一と同棲中)の対比も出ていた。
一番の難点は場面転換時や、2幕最初及びラストの曲の音がとても大きいこと。びっくりしている人多数。耳が痛い。
カテコは超あっさり。まるで映画のエンディングっぽく終わった。

小学校高学年くらいの女の子が母親と観に来ていたのだが、内容的に大丈夫だったろうか?
かなりキワどい某シーンが沢山出てきていたのだけど…(滝汗)


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