2006年1月8日(日) 日生劇場 1階 I列 41番
老役者=金田龍之介、トム/フィルチ=橋本さとし、ピーチャム=高嶋政宏、ミセス・ピーチャム/ダイアナ・トレイプス=森公美子、ポリー・ピーチャム=笹本玲奈、マクヒース=内野聖陽、ロキット=村井国夫、ルーシー・ロキット=島田歌穂、他。演出=ジョン・ケアード。
初日よりの観劇。まずはセット(島川とおる)にびっくり。3階建ての複雑な作りになっている。ベガー達は舞台に出ていないときも色々なところにいるので、目がウロウロしてしまった。
乞食が1日だけ上演するという設定の劇中劇。18世紀のロンドン、欲望・犯罪・権力が渦巻いて、階級制度も色濃い。社会風刺の台詞も多い。
舞台自体は台詞→歌→台詞、というオーソドックスな作りになっているが、特段「これは!」というナンバーがないのは残念。
3幕3時間は少し長すぎるし、若干間延び、あるいはダルい所があるのは仕方ないのか。
初見のため、どこで拍手していいか分からない。幕もないし暗転もないし、今休憩に入ったの?みたいな…
内野さん演じるマッコリが演じるマクヒースという、ちょっとややこし(^_^;)だが、マクヒースが着ている赤いコートがw
後ろがフリルというかたっぷり生地がとってあるので、ターンしたり振り向くと、きれいに広がって素敵です。
ま~エロい(笑)いぢられるお客さん、覚悟しませう。
ひざまづく足の動きがぁ~♪ 歌、上手くなった…ですよね。アカペラもあるし。
ポリー役の笹本さん、とても良い役を貰ったのね。これぞはまり役ではないでしょうか。マクヒースに恋する夢見る乙女。
ルーシー役 島田さん。存在感は流石。マクヒースを巡るポリーとの闘いの場面は、見物ですぜ、ダンナ(笑)
ロキット&ピーチャム&ダイアナ・トレイプスの3人の場面(3幕)、黒い(^_^;)
森さんのあの身体は反則では(*^_^*)
「もってこい」役の原田優一さんの声がよろしい!
だれが主役、というか全員主役のような感じで、アンサンブルの力はとても強い。
最後はとらえられたマクヒースが絞首刑にされるのだが、老役者の「オペラはハッピーエンドでなければ」との説得。ここの場面の橋本トムのセリフが良い。
で、結局マクヒース生き返ってるし(このシーン、笑)ハッピーエンドで歌って踊って、観客も巻き込んで大団円。
開演前からステージサイドのお客は舞台の上のゴミを掃いたり、道具をセットするのを手伝わされたり。ベガー達登場は客席から。
休憩時間も繰り出したりしていた(森さん、お菓子貰って食べ過ぎ!)
初日の為、カテコではジョン・ケアード氏やスタッフさんなど数人が舞台に上がり、ジョンさんより挨拶あり。森さんがアタマのマイクを向けていた。
全員笑顔で抱き合っているのをスタオベしながら見ていた。良いカンパニーの様子がうかがえたカテコでした。