アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(アニメ)今季のアニメについて

2023-11-10 15:48:47 | アキバ系
 事前から注目されていた今季のアニメについて。記憶を元に書いており、加えて見落とし等で間違ったことを書いている可能性があります。

〇驚くほど対照的な2作品

 第4話まで見た内容が驚くほど対照的な2作品「ひきこまり吸血鬼の悶々」と「ティアムーン帝国物語」について。
 前者の主人公は学校での出来事がきっかけで引きこもっている吸血鬼の少女が、皇帝(女性)により幹部に任命されてしまう。しかし能力が足りておらず、部下は上司が弱いと知ると下克上を企てるような連中ばかり。そこで、有能な専属メイドが策を講じて切り抜けるという感じだったのが2話まで。部下も変人ばかりで、美少女が織りなすコメディー展開を期待させる内容だったように思う。ところが、3話になるとそれまで少しだけ登場していた少女が前面に出てくることで様相が一変してしまう。彼女は、主人公がひきこもるきっかけを作った人物。更に、逆恨みで主人公に対して異様な憎悪を向けており、更にメイドを傷つけて拉致してしまう。胸糞展開とリョナが複合する展開が4話まで続く。とりあえず、その胸糞女には主人公に秘められた能力を持って勝つのだが、原作未読の私にとっては、戸惑いしかなく続きを見る気が一気に失せた作品。絵は奇麗なので一応続きも見るつもりですが、果たしてどうなることか。
 対して後者は、最初にいきなり王国の姫である主人公が国で起こった革命により捕らえられ、3年監禁された後ギロチンで首を落とされた(と想像できる)シーンから始まる。ところが、ここでいわゆる「死に戻り」が起こり、彼女は幼い少女時代に戻ることになる。最初は夢でも見ていたのかと戸惑うが、彼女が死の直前まで自分で書き綴っていた日記が手元に残されており、それを読んで死に戻ったことを理解した彼女は、ギロチン展開を回避するために奔走するという、いわゆる「はめふら(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった)」に代表される悪役令嬢もの。こちらは凄惨なシーンからスタートするのだが、それ以降は一転してコメディー展開が繰り広げられる。しかし、こちらはどんどん物語に引き込まれていく。はめふらと違って、この主人公は人格が変わってしまったわけではないので基本的に性根は変わっておらず、ギロチン回避を第1目標にするものの、それも自分ファースト故の行為。ところが、その行為が意図せずいい方向に向かい、前世と比べて多くの周囲の人たちに慕われる存在になっていく過程が面白い。上坂すみれの「怪演」もぴったりハマっている。今の状態が続くなら円盤購入まで行くつもり。

〇タイミングが悪すぎる

 1期は円盤まで買ったほど好きな作品「カノジョも彼女」。高校生の主人公が幼馴染の女の子に告白して付き合うことになるが、その直後に別の子も好きになってしまい、それを馬鹿正直に彼女に伝えるところから始まるラブコメディー。二股なのにドロドロした話には全くならず、気楽に楽しめるドタバタ劇が展開される。そんな作品の2期が始まり、面白さは前回とそれほど変わらないのだが、今回は少し微妙な気持ちになってしまう。
 その原因となっている作品が「君のこと大大大大大好きな100人の彼女」という作品。神様が間違えて主人公の少年に100人も運命の相手をあてがってしまい、次から次に運命の相手が現れてしまう。こちらも結果的に二股以上の関係になってしまうが、登場人物は一層ぶっ飛んでいて面白い。こちらを見てからカノジョも彼女を見ると、どうしても比較的穏やかに感じてしまい、以前ほど笑えなくなった。これはもうタイミングが悪かったとしか言いようがない。

〇色々矛盾があって伏線なのかネタなのか分からない

 ニコニコ動画で配信が無く、録画していたのを4話まで一気に見た「ポーション頼みで生き延びます!」。
 全く前知識なしで見たので、まあ異世界転生系かなと思っていて、それはその通りだったが、絵の雰囲気は全く予想外。えらくべちゃっとした感じで、ギャグ寄りならこれで良かったと思うが、序盤からとにかく違和感を覚える場面がある。現代の成人女性が理不尽な理由で異世界に召喚されてしまう。そのお詫びとして、現世の家族の夢に入り込んでお別れを言う時間がもらえるのだが、家族は異様なほど前向きに主人公を送り出す。これは何かの伏線なのかと思ってしまうほど不自然な反応で、主人公も最初は疑問に思っていたが、すぐに納得してしまい視聴者は置いてけぼり。
 その後も、町の食堂でアルバイトをして生活していたところ、その国の王様から呼び出しがかかり、この店に迷惑が掛からないようにけりをつけてくると言っていたのに、王様の前で王族や貴族を侮辱するようなことを言い放つのも全く筋が通っていない。余計食堂に迷惑がかかりそう。
 あと、やたらと自分は静かに穏やかに暮らしたいようなことを言っていたような気がするのに、その割には能力をフル活用して目立つ行動も頻繁に取るので整合性が取れておらず、これも伏線なのか、単なるネタなのか、或いは何も考えていないのかさっぱり分からない。

〇その他
でこぼこ魔女の親子事情・・・水樹奈々が久々の主要キャラということでちょっと期待して見てみたが期待以上だった。とにかく嫌なキャラがいない。ガールズコメディーなのに男キャラですら愛おしい。ニコニコ向きだし、何度も見てしまう。
16bitセンセーション・・・PC98でMS-DOS版のゲームをしていた自分としてはストライク過ぎる作品。ニコニコは完全におっさんの同窓会になっているのも面白い。そして働きすぎの古賀葵(でこぼこ魔女でも主演)
葬送のフリーレン・・・日テレが金曜ロードショー枠で初回2時間(4話)放送した期待作。最初は他の事しながら見ていたので何も起こらなかったなという感じだったが、改めてじっくり見ていたらじわじわ来る作品。期待通り。
薬屋のひとりごと・・・隠れた期待作。こちらはスタートを遅らせる代わりに一気に3話放送。美術もストーリーも素晴らしいが、何より悠木碧の演技が圧巻。

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