アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(パチスロ)今更のときメモ

2009-12-14 21:03:44 | パチスロ
 KPEのパチスロ、「ときめきメモリアル」を打ちました。

 ときめきメモリアル、通称ときメモは、1994年に発売された恋愛シミュレーションゲームです。最初はPCエンジンのCDロムロムで発売されました。当時では考えられない「フルボイス(多分)」を採用しており、マニアックなハードだったCDロムロムの中では売れていた方だと思います。本格的にブレイクしたのは、その後プレイステーションで発売されたのがきっかけでした。私も、このプレステ版はプレイしました。

 個人的な感想としては、あまり高い評価はできませんでした。
 まずはシステム面について。このゲームは多くのキャラクターが登場するうえ、ワンループの攻略時間がかなり掛かるため、いちいち一人ずつ攻略していくと相当時間がかかるので、複数の女の子を同時に攻略していけば、複数の女の子のエンディングを見ることが可能でした。まあそれは許せるとしても、一番疑問だったのが、ある程度手をつけていた女の子を放置しておくと、最後にその女の子の不満が爆発し、その結果その噂が広まって、全ての女の子の、主人公に対する感情が低下してしまうことです。この状況になると基本的にやり直しとなるため、結果的に恋愛対象になりかけている全ての女の子と等しく付き合っていく必要があります。
 そもそも二股(このゲームでは3~4人くらいは同時に攻略できます)をかけている時点で、現実的には問題がある状況なのに、それで一人の女の子に集中すると、結果的にその子にも嫌われてしまうのは、強い違和感があります。このゲームをプレイする前に、パソゲーで「同級生」という恋愛シミュレーションゲームをプレイしていました。こちらはシミュレーションというよりアドベンチャーゲームの要素が強いのですが、例えば二股をかけていると、付き合っている様子をもう一人に見られて、破綻してしまうというストーリーも用意されていました。アドベンチャーゲームということで、ワンループのプレイ時間が短いので、一人ずつ攻略していってもそれほど時間がかからないのですが、現実的にはこれが当然のストーリーでしょう。その「同級生」が、あまりにゲームとしてよくできていた(誤字は多かったですが(笑))こともあり、ときメモのストーリーには馴染めませんでした。
 それ以上に嫌だったのが、「声優の演技」です。のちに有名になる人もいますが、当時としては無名の声優ばかり。しかも、その一部はとても合格点があげられないレベルでした(特に、約1名本当にド下手な人がいました)。私は、フルボイスのゲームは声優に時間を取らせすぎるため、有名な声優は時間的にも金銭的にも使えないのかと思ったくらいです。
 当時は大学生でしたから、ある程度時間があったために、一応全員クリアしましたが、結局その後発売された2以降は、一人としてクリアしていません。2以降は比較的有名な声優も出てくることがあったのですが、とにかくあのシステムは時間を要するので、プレイする余裕がなかったということです。

 で、今回パチスロになりました。コナミの子会社であるKPEが発売したのですから、一応原作には忠実にできていると思います。しかし、今回メインヒロインとして抜擢された3人以外が、完全にサブキャラ扱いされていることに、少し違和感があります。
 ボーナス確率が約80分の1。通常の7並びは35枚しか出ないのですが、その後必ずRTに突入し、これがそれなりに続き、それが終わらないうちに次のボーナスを引いたりするため、ARTにあまり入らなくてもドーンと負けることはあまりないように思いました。
 私の実践では、最初はARTに入らず、入っても1回で終わる展開が続いたのですが、10連敗した後の次のボーナスで入ったARTが何回か続き、更に1度300G近くハマったこともあって出玉が増え、最終的にプラスで終わることができました。
 2度目の実践では、詩織とのデートが16回継続。最後に詩織から告白されて終了しました。

 ということで、パチスロの感想・・・。
 通常時は一切目押しが不要なんですが、あまりにも単調です。その代わり、ボーナスはサクサク引けるのですが、ARTはなかなか引けません。普通に当たって、下校チャレンジとかになってもデートを受けてもらえることはほとんどないし、不良とのバトルになっても勝てる気がしません。ART確定の3色ビッグ以外については、ボーナス入賞時にART突入の告知をしない方がいいのではないかと思います。歌が流れたって、所詮は5ゲームで終わってしまうので、出だしの部分しか聴けないし・・・。
 一方、ART中は単独9枚役成立時に目押しが必要ですが、なんであんな単純なリール配列にしたのに小役だけは目押しがいるのか・・・。もうウルトラマンで小役も押し順で調整できる方法が確立しているのに、どうして導入しなかったのでしょう。
 システム面については、キン肉マンみたいなシステムですが、連チャン条件などはサッパリ分かりませんでした。これでは、いったい何に期待して打てばいいのか分かりません。どうせ雑誌で情報が出るのですから、連チャンのツボみたいなものをさっさと発表してほしいです。3色ビッグについても、自分も周りもあっさり単発で終了しました。どちらにしても、パチスロはボーナスを引くのが目的で打つもののはずなのに、ボーナスを引いてはいけないシステムというのは、私は好きになれません。やはり、ARTが続くゲーム数を制御するシステムでいいと思います。
 おまけ機能として、ART中にパンクナビが発生すると液晶上でパネルが開いていき、全部開くとサブキャラ(笑)も含めた女の子のスナップが表示され、一緒に表示されるQRコードを読み取れば、それを待ち受けとして使うこともできます。ただ、その待ち受け、なんかデザインが手抜きなような・・・。KPEのサイトで受け取れる待ち受けは結構質がいいのですが、それと比べるとかなり見劣りします。一生懸命集めようという気にはあまりなりません。

 ということで、批判を並べる結果になりましたが、解析が出たらもう少し打つかもしれません。女の子のコメントで、前向きなコメントが多く出ると高確率状態・・・なんてこともあるかもしれないし、南国育ちや島唄(キン肉マンも同じだけど)のように、ARTに入らないと状態がアップしていくというシステムなら、ハイエナも有効ではないかと思います。

 余談ですが、記事に出てきた「同級生」は本当に名作でした。これがあまりに良すぎたので、それがときメモにハマれなかった要因の一つではないかと思います。特に、ポニーテールのスポーツ少女が、主人公と結ばれたあとポニーテールをおろして出てきた場面があまりに衝撃的でした。