アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(その他)先日のボクシングについて思うこと

2009-12-01 23:08:24 | その他
 29日の日曜日、WBCフライ級タイトルマッチが行われ、挑戦者の亀田興毅がチャンピオンの内藤大助に勝ちました。

 2007年10月11日と、10月18日に、以前行われた内藤大助と亀田大毅の試合についてコメントしたことがあります。今回は2年越しの因縁ということで、試合前から非常に盛り上がっていたと思います。その中でも、この盛り上がりに貢献していたのは、アンチ亀田の方々です。
 私は当時の記事で、もう落ちるところまで落ちているのに、まだ落とさなければ気が済まないのかと書きました。別に亀田のファンではないですが、アンチの人のように嫌うこともないというのが私の評価です。ですから、今回の試合も冷静に見ていました。
 ネットアンケートなどでは、内藤が勝つと予想している人が多かったようですが、海外のブックメーカーは、亀田勝利が1.44倍でした。私も正直この意見に賛成でした。ボクシングについてはあまり詳しくないですが、もう35歳の内藤とまだ22歳の亀田では、試合内容などを考えても亀田の方が有利ではないかと思いました。
 しかし、マスコミは亀田を持ち上げると叩かれることを恐れたのか、多くが内藤有利であるかのような記事を書いていました。ヤフーズバリ予想でも、内藤が2倍、亀田が2.5倍(引き分け等が11.2倍)でした。
 結果は亀田が判定で勝ちました。これが僅差の判定なら、またひと悶着あったかもしれませんが、大差の判定だったこともあり、とりあえず判定内容についての批判はほとんど起きていないように思います。

 本当はどちらが勝ってもいいと思っていたのですが、試合が近づくにつれ、次第に「亀田に勝ってほしい」と思うようになりました。
 ズバリ予想のこともありますが、私が見たかったのは試合後の展開です。もし内藤が勝った場合は、以前と何も変わりません。変わると言えば、亀田一家の商品価値が下がってしまうことくらいです。更に、内藤も歳ですから、次のポンサクレックとの試合では負ける可能性が高いと思われ、引退してしまうケースも十分に考えられます。そうなると、ボクシングは先細るだけです。また、アンチ亀田の人の中には、もう病的なレベルまで行っている人も多く、亀田が勝ってその人たちがどのような反応をするか見たかったという部分もありました。結果として亀田が勝ち、多くの人はとりあえず試合内容を称えていましたが、一部の病的な人は期待通りの反応を見せてくれました(笑)。

 亀田については、場外戦ばかり注目されていたわけですが、ここまで強い試合ができたのは、真面目に練習していた結果ではないかと思います。言動などについては、以前よりは謙虚になったとはいえ、まだ少し(謙虚さが)足りない部分もあり、そこが嫌だと言う人も多いですが、これはもう仕方ないと思います。私などは「ちゃんと謙虚にしていればCMとかにも出て、スポンサーも付いて、大儲けできるのにもったいない・・・」と思うくらいで、本人がそれでいいのなら(人を傷つけるようなことを言わなければ)好きにすればいいと思います。なお、今回の試合について、大量リードしていることが分かっている最終ラウンドでも、クリンチをほとんど使わなかったのは素直に凄いと思いました。また、翌日の会見でも、視聴率について内藤のこれまでの功績をたてたり、或いは自分にまだ足りないところがあるところを認めたりと、一応の謙虚さを見せたところにも感心しました。
 一方内藤についても、2年前に大毅に勝ち、その後もタイトルを守り続けたからこそ、今回の視聴率43.1%が達成されたのです。最終ラウンドで、もうフラフラながら気迫だけで亀田に向かっていった姿勢には感動しました。年齢が年齢だけに、もう十分戦ったと言えるだろうし、今回は負けても批判の的になることはないでしょう。バラエティ番組に出演した時のトークなども意外に面白かったし、今後は解説者やタレントとして活躍できると思います。

 今後については、亀田はチャンピオンとして、強い挑戦者を迎え撃たなくてはなりません。今後も、負ければ強烈な批判を受ける状況にいなければならないことは間違いなさそうですが、亀田ファンも、アンチ亀田も、更に私のようなどちらでない人も、次の試合には注目すると思います。「もうこれだけ強いなら、多少のやんちゃはどうでもいいや」と多くの人に思わせるほど、強い試合を続けてほしいと思っています。

 ここまで言うのだから、私も亀田ファンなのかと思われそうですが、やっぱりファンだと名乗るのは抵抗があるな・・・。3兄弟については、別に何とも思わないのですが、やっぱりオヤジがちょっと・・・(笑)。