【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

いま浅草が面白い

2008-11-16 23:59:16 | 旅行/温泉

いま、浅草が面白い

             

 浅草と言えば浅草寺(徳川の祈願所)
と仲見世。毎日、大変なにぎわいです。

◆今年の秋は、本堂落成50周年記念大開帳です。浅草寺のご本尊聖観世音菩薩像は絶対秘仏のため、これまでご開帳されたことはありません。今回ご開帳されるのは、約1200年前に天台宗第3世座主慈覚大師円仁(じかくだいし えんにん)が謹刻された、前立本尊です。厨子の扉が開かれていて、直接その姿を拝することができます。
 また、本堂前には3本の開帳塔婆が立ち、その塔婆からは手綱が渡されています。この手綱は本堂の厨子内の前立本尊の手に繋がり
、この手綱を手に取ることで、お開帳の本尊と縁を結ぶことができるとされています。手綱は赤・黄・白・緑・紫の5本あります。

◆関連して「大絵馬寺宝展と庭園拝観」があります。絵馬を見て、滅多に入れない庭園を散策できます。

             

 宮戸川からの観音像の示現以来、1380年の歴史のある金龍山浅草寺。本堂には古くから観音信仰の一つとして絵馬が掲げられました。江戸時代には絵馬堂が建立されました。奉納願主の依頼により、当代一流の絵師が大絵馬を描き、それが掲げられました。現存する絵馬は245点だそうです。

 主なものは・・・
 二代将軍秀忠や三代将軍家光が寄進した華麗な金蒔仕立ての双神馬、、高橋源吉の「商標感得図」、川辺御楯(かわべみたて)の「長篠合戦賞功」、藤川親明の「石橋」、高嵩谷(こうすうよく)の「源三位頼政の鵺(ぬえ)退治」、鈴木基一の「迦陵頻伽(かりょうびんが)」、三代堤等琳の「韓信股くぐり」、歌川国芳の「一つ家」、鳥居清元の「関羽」などです。

 綱吉の描いた「白衣観音」の掛け軸(1705年)もありました。保存状態がよく、きれいです。浅草寺三舟(勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟)の筆による看板(?)もありました。

◆庭園は小堀遠州による回遊式庭園です。池には鯉が泳いでいますし、白鷺が水面すれすれに滑空したりしていて、のどかです。今は紅葉も綺麗です。

◆奥山風景で今半の「牛メシ」を食べました。この奥山風景は江戸情緒をかもしだしながら、珍しいお店がたくさん並んでいます。そして、今は300円で一両の小判と両替し、この小判で買い物ができるのですが、お客さんが多くて小判がなくなってしまったのかひとり1枚だけの交換限定でした。残念。

◆あと、「新富座こども歌舞伎」の舞台がありました。演目は「三人吉三巴白浪・大川端庚申塚の場」でした。口上は6年生の女の子。おとせ、お嬢吉三、お坊吉三、和尚吉三、金貸しの役は、みな小学生です。<おおあたり>