【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

仙台ロイヤルパークホテル(仙台市泉区寺岡6丁目2-1)

2018-09-28 11:06:00 | 旅行/温泉
    

 過日、仙台ロイヤルパークホテルに出かけました。仙台駅からシャトルバスで30分ほどです。本格的リゾートホテルで、こんな立派なところにはめったに泊まったことがありません。ゲートから入ると、右手にフロントとコンシェルジュが、正面には広いカフェテラスがあります。テラスからは広い芝生がみえ、そこでは結婚式を迎えたカップルと友人たちがミニパーティをひらいていました。歓声が聞こえます。最後に長い花火で閉められました。

 周囲には宮城県図書館、白百合学園、修道院などを中心に、散歩道がひろがっています。日本の百の散歩道の一つだそうです。散歩の途中、80歳の男性と出会い、話しました。80歳にはみえません。退職後、奥さんと日本中を車でまわっている、とのことでした。3年間で10万キロ走ったそうです。日本中、知らないところはないといった感じです、山にも上り、登山は62歳から始めたと語っていました。富士山は3回のぼったそうです。この日は、奥さんを習い事で車で送ってきて、夕方終わるので、その間、時間をつぶしていたところ、わたしに出会ったというわけです。世の中、すごい人がいるものです。

 仙台には実はあまり行ったことがなく、久しぶりでしたが、ホテルと散歩で、しばらくぶりの何もしないですごすゆったりとした機会をもつことができました。

乾燥野菜のマリネ

2018-09-24 12:04:58 | まかないごはん
         

 まかないご飯を担当すると、管理が難しく苦労するのが野菜です。冷蔵庫にいれて保存したほうがよいもの、常温状態でおいておいたほうがよいもの、野菜によっていろいろです。キャベツは芯のおしりの部分につま楊枝を刺しておくと比較的ながもちします。リンゴとだきあわせにすると劣化を遅らせることのできるものもあります。

 野菜の劣化とむきあって対処するひとつの方法に、乾燥させる手立てがあります。しなびてきたキャベツの葉、赤ピーマンなどを駕籠にいれて、日光、風にさらしておくと乾燥するので、これをマリネの液につけこんで食べるとおいしいです。乾燥させることで栄養素が出てくるものもあるようです。生椎茸などです。乾燥時間は半日程度、乾かしすぎると固くなりおいしくありません。

 ということで、野菜マリネをつくってみました。いまはネットでレシピを簡単に入手できるので便利です。わたしは下記のレシピで作ってみました。レシピのなかのローリエ、タイムは手許になかったので省略、唐辛子は2本、種をとっていれました。乾燥野菜は漬け込む前に、軽く炒めるのがポイントです。好評でした。



<レシピ>
・にんにく:1片
・タイム:少々
・ローリエ:1枚
赤・唐辛子(小):1本
・オリーブオイル:100cc
・ビネガー又は酢:大さじ3
・塩・こしょう:適量

・炒め用油:大さじ2

出所)https://eonet.jp/health/recipe/recipe.cgi?recipeid=176


「旬香亭」(豊島区目白2-39-1:トラッド目白2階、tel03-5927-1606)

2018-09-23 11:25:41 | グルメ
       
   
目白駅前のトラッド目白の2階にあるのが、このお店「旬香亭」です。トンカツはわたしはいつも作っていますが、やはりプロの味にはかないません。ここの店長は、テレビ番組「おびご飯」にレギュラーで出演している古賀さんです。

 山手線目白駅で下車し、スマホの案内にしたがって進むとすぐにこの「旬香亭」の所在がわかりました。予約してでかけたので、表通りに面したながめのいいテーブルを用意してくれました。ロースのトンカツとライスのセット、野菜サラダを注文しました。トンカツは柔らかです。野菜は新鮮で、久しぶりに体全体がリフレッシュされました。ウィンドーから眺める夕刻の目白の街並みがきれいです。

 帰りがけ、古賀さんが厨房で仕事をしていたので、挨拶すると、ニコニコとこたえてくれました。また来まーす。

「イル・ディーボ東京公演」(日本武道館)

2018-09-22 14:24:39 | 音楽/CDの紹介
 

イル・ディーボの東京公演がありました。場所は日本武道館です。2年半前には、東京公演のチケットがとれず、仙台公演に出かけましたが、今回は運よく入手できました。

 会場は満席です。8割くらいが女性です。あるいは9割くらいかもしれません。わたしは一階席のD=10の席でした。

 公演の内容は、最近、発売された「TIMERESS」からのもの、過去に人気の高かかったものなどです。ラテン系の曲、ビートルズ・ナンバー、オペラなでレパートリーの広さは定評があります。カクテル光線のなか、重厚なハーモニーが会場いっぱいに広がります。ペン・ライトを振る女性、スタンディングで踊りだす女性、もりあがりがすごいです。

 メンバーのなかでは、ウルスの声量に深みがでてきたことが印象的でした。4人のコーラスは円熟の味わいです。アンコールは、「マイ・ウェイ」でした。

野口麻衣子脚本・栗本有美子演出「サヨナラダケガジンセイダ」(エアー・スタジオ)

2018-09-19 00:02:54 | 演劇/バレエ/ミュージカル
    

 最初、暗闇のなかからいきなり坂口安吾があらわれ、状況説明をします。そのあと、出演者がそろって傘をもってあらわれ、自己紹介。太宰治、井伏鱒二、壇一雄、坂口安吾、津島美智子、小山初代、田部あつみ、太田静子、山崎富栄。面白い演出です。

 ストーリーは太宰治をめぐる女性関係、そして交遊関係の展開です。太宰の作家生活がそこにオーバーラップされます。その太宰の自死を惜しみながら、井伏、壇、津島美智子、坂口が回顧談をしています。太宰の生きざまと回顧談を往還しながら舞台は進んでいきます。


・桜龍(太宰治)
・西別府卓(井伏鱒二)
・坂口安吾(岩崎さとし)
・壇一雄(くま)
・高橋寛香(津島美智子)
・浜本知伸(小山初代)
・渡辺琴美(田部あつみ)
・佐藤夕佳(太田静子)
・相良奏絵(山崎冨栄)

 

近藤富枝『本郷菊富士ホテル』中公文庫

2018-09-17 00:04:56 | ノンフィクション/ルポルタージュ
    

本郷菊坂にはかつて菊富士ホテルがあった。多くの知識人、文人、アナーキスト、高等遊民がそこにいた、今となっては夢のような宿泊所である。そのホテルの経営者と親戚関係にあった著者は、優しい眼差しで、このホテルを定点に往還した人々の姿を描いている。読み応え十分の文学的香り高い作品である。

 大杉栄、竹久夢二、宇野浩二、直木三十五、広津和郎、石川淳、三木清、坂口安吾といった歴史上の人物が、日常生活で呼吸している。

 意外だったのは広津和郎の人物像。松川事件で被告の無罪を唱えた広津は、実は想像以上に滑稽な、人間臭い作家であったようである。

長田育恵作・マキノノゾミ演出「蜜柑とユウウツ‐茨木のり子異聞‐」(東京芸術劇場、シアターイースト)

2018-09-16 12:06:21 | 演劇/バレエ/ミュージカル
         

 「蜜柑とユウウツ‐茨木のり子異聞‐」を東京芸術劇場、シアターイーストで観ました。「グループる・ばる」のさよなら身終い公演です。

 詩人の茨木のり子さんが亡くなって4ヶ月という時間設定(2006年)。彼女の自宅には、管理人(小林隆さん)が後始末をしている様子です。そこに甥(古谷隆太さん)と編集者(小嶋尚樹さん)が未発表の遺作を探しにきます。遺作の原稿をみなで探す中、茨木のり子さんの分身と思われる3人の「のり子」(松金よねこさん、岡本麗さん、田岡美也子さん)が登場します。3人の「のり子」さんたちは、過去の思い出、逸話をつむいでいきます。そこに友人だった女性(木野花さん)が加わります。結婚、夫の死、安保、詩作、同人誌「櫂」、韓国語の学習などについての会話をとおして、詩人「茨木のり子」の言葉と人生に迫ります。

東憲司作・演出「にっぽん男女騒乱記」(東京芸術劇場、シアターウエスト)

2018-09-15 00:07:59 | 演劇/バレエ/ミュージカル
    

 過日、芸術劇場シアターウエストで「にっぽん男女騒乱記」を観ました。音無美紀子さん、高橋長英さんらが出演です。舞台のまわり、そして舞台そのものも「ひまわりの花」で埋め尽くされています。

 ストーリーはおよそ次のとおりです。戦後、朝鮮特需で景気のよい博多(?)。舞台はここにある米兵専門連れ込み宿「さんふらわ」です。女主人は天真爛漫、豪放磊落な千鶴(音無さん)。赤線禁止法が施行されるとのうわさにも耳を「かさず、かせげるときにかせぐと豪語しています。そこには従業員夫婦が出入りし、妻(小林美江さん)はこの宿で見習い中です。時期がくれば米兵の相手をするつもりでいます。夫(真山章志さん)ひとりの稼ぎでは、生活できないからです。エログロ専門の紙芝居の親分・源之助(高橋さん)は日陰者ですが、そのあたりに居候しています。そこに身なりのよくない復員兵の青年(上原理生さん)が飛び込んできます。母親と生き別れ、仕事をさがしていますが、源之助さんと紙芝居の修行に足を踏み入れます。

 ここで繰り広げられる人間模様。そして意外な人間関係があぶりだされます・・・。ラストはうるうるです。

 

有馬稲子『わが愛と残酷の映画史』筑摩書房、2018年

2018-09-08 10:12:40 | エッセイ/手記/日記/手紙/対談


 有馬稲子さんの女優人生を対談形式でつづった本です。インタビュアーは、樋口尚文さんです。有馬さんは他にも半生の自伝を著していて、それを読んでいたので、すでに知っていることもずいぶん書かれていましたが、今回はご自身が出演した映画との関わりで話をしているので新鮮でした。映画監督では、小津安二郎、今井正、木下恵介、内田吐夢などの人柄、演出の仕方など興味深い逸話を知ることができます。

 また同僚の男優、女優に対する評価(?)思いやりには、知らなかったことばかりで、興味つきません。

 わたしが小学校の頃、「かあちゃんしぐのいやだ」(1961年)という映画を体育館で観た覚えがあり、つよい印象が残っていて、いつかまた観たいと思っていましたが、有馬さんはこの映画に出演していたようです。当時は女優有馬さんのことをわかっていませんでしたが、今では彼女が出演している映画をかなり観ていますし、エッセイも読んでいるので、そうした経験を踏まえて改めてこの映画に関心を惹かれました。
 

「鶏むね肉の焼カツレツ」(NHK あさいち、料理人:原宏治さん)

2018-09-07 00:04:49 | まかないごはん
NHK・TVの朝の番組「あさいち」で、「鶏むね肉の焼カツレツ」が紹介されていましたので、作ってみました。丁寧に作ったつもりなので、おいしくできました。バターの香りが、食欲をそそります。
 下記画像は「あさいち」のホームページからのものです。

  

<レシピ>
・鶏むね肉(皮なし)160グラム
・塩 適量
・こしょう 適量
・小麦粉 大さじ1
・パン粉 適量    *ビニールにいれてビンなどで叩き、パン粉を細かくするのがコツです。

【A】 *カツの衣です
・卵 1コ
・粉チーズ 5グラム
・オリーブ油 少々

【B】
・サラダ油 50ミリリットル
・バター 5グラム
・バルサミコ酢 50ミリリットル
・ミニトマト(縦横に4等分にする) 4-5コ分
・黒こしょう 適量
・エキストラバージンオリーブ油 少々
・バジルの葉 6枚

豚肉とアスパラのバターポン酢炒め(NHK:朝イチ、料理人・小林まさみさん)

2018-09-01 11:14:38 | まかないごはん
 この料理は、NHKの朝イチで紹介されたもので、作り方は極めて簡単で、おいしいことです。市販の「ポン酢」を使うところが意表を突かれました。

 作り方は、豚のバラ肉(ロースの薄切りでもよいです)を食べやすい大きさに切り、これに日本酒少々をからませ、さらに片栗粉をまぶし、軽くもみこんでおきます。

 フライパンにバターを溶かし、ここに上記の豚肉と5センチほどに切ったアスパラ、マイタケを投入、そこに「ポン酢」を適量いれて、ふたをして5分ほど中火で煮込めば出来上がりです。

 バターが入っているので風味があり、これと「ポン酢」が意外とマッチします。絶品です。誰でもできます。

 わたしはレシピはあまりみません。それぞれの料理のポイントをおさえることに気を使い、食材は適当ですし、場合によっては手許にないものもあるので、適宜、代用します。それでも、一応、レシピを掲げておきます(二人分)。

・豚バラ薄切り:150g
・アスパラガス:2束
・マイタケ:1パック

①豚肉は一口台にカットして片栗粉大さじ1弱とお酒少々で揉み込む
②アスパラガスは根元の固い部分を落とし、さらに根元付近数センチをピーラーで皮剥き(ハカマは取らなくてOK)。斜め切り。
③舞茸は手でほぐす
④バター20g程度をフライパンで溶かして、豚肉をほぐしながら炒める
⑤肉の色が変わったら、アスパラと舞茸を投入して、アスパラに軽く火が通るまで炒める(多少シャキっとしてる方が美味い)
⑥ぽん酢大さじ2.5を投入。塩コショウで味を整えて完成。