【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

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「特別展・釈迦追慕-称名寺釈迦如来像造立700年記念展示会-」

2008-11-03 12:53:46 | イベント(祭り・展示会・催事)
「特別展・釈迦追慕(称名寺釈迦如来像造立700年記念)」 [10/3(金)~12/7(日)]

 昨日のプログ記事で、「金沢文庫」に出向いたのは表記の展示会があったからです。
 この展示会は、京都・清凉寺の釈迦如来像に拠る清凉寺式として名高い称名寺釈迦如来像が徳治三年(1308)に造立されて700年になるのを記念するものとして催されています。
 また、昨春、約50年ぶりの仏師運慶の真作発見として話題になった称名寺光明院所蔵の大威徳明王像が今年7月に国指定重要文化財となったこともあわせて記念しています。その大威徳明王像が特別公開されているのです。

 全体は三部構成で、第一部では、南都(奈良)やその影響を受けた鎌倉の舎利・釈迦信仰が「清凉寺式釈迦如来像への信仰」を中心に検討されています。

 第二部では、実時、顕時、貞顕の金沢北条氏三代に縁のある称名寺釈迦如来立像の造像背景がわかるような展示になっています。

 第三部では、釈迦・舎利信仰が未来仏である弥勒菩薩への信仰へと展開することの意味が新発見の弥勒菩薩坐像(光明院所蔵)を中心に紹介されています。

【主要展示品】
 重要文化財 釈迦如来立像(京都・峰定寺)
 重要文化財 釈迦如来立像像内納入品(京都・峰定寺)
       釈迦如来立像(清凉寺式)(岐阜・即心院)
 重要文化財 釈迦如来座像(鎌倉・極楽寺)
 重要文化財 大神宮御正体(奈良・室生寺)
       宝篋印塔型舎利厨子(奈良・室生寺)
       籾塔(宝篋印塔)(奈良・室生寺)
       持蓮華形舎利容器(奈良・室生寺)
 重要文化財 釈迦如来立像(清凉寺式)(称名寺(神奈川県立金沢文庫保管)
       仏涅槃図(称名寺(神奈川県立金沢文庫保管)
 重要文化財 十六羅漢図(称名寺(神奈川県立金沢文庫保管)
       弥勒菩薩坐像(光明院・神奈川県立金沢文庫保管)
       弥勒菩薩坐像納入品(光明院・神奈川県立金沢文庫保管)
 重要文化財 金銅装宝篋印塔(称名寺(神奈川県立金沢文庫保管)