【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

相米慎二監督「魚影の群れ」(1983年、135分)

2017-06-27 12:12:10 | 映画

       

 吉村昭の同名の小説が映画化されたものです。映画化は不可能といわれていましたが、相米監督がチャレンジし、成功しました。緒形拳、佐藤浩市、夏目雅子が好演です。とくに緒形拳のマグロ漁の場面はすごいです。夏目雅子はこのとき25歳くらいでしたが堂々とした演技です。


  大間のマグロ漁師,小浜房次郎は堅物の頑固者です。房次郎は娘トキ子が結婚相手と考え,養子になって漁師になってもいいという依田俊一の願いを突っぱねます。漁に命を賭けてきた房次郎は俊一が簡単に漁師になれると考えることに腹立たしく思います。自分の喫茶店をたたんで大間に引越してきた俊一は房次郎の持ち船・第三登喜丸の前で待ち、漁を教えて欲しいと懇願します。房次郎は俊一を無視し続けましたが、とうとう一緒に乗り込むのを許す。

  房次郎はエイスケの忠告で、トキ子が家出した妻アヤのように自分を捨てるのではないかと怯えたのです。しかし、俊一は連日、船酔いにおそわれます。

 ある日、房一郎はマグロの群れにぶつかり、漁が始まります。マグロの餌が放り込まれた瞬間、マグロが引張るテングスが俊一の頭に巻きつきます。俊一はテングスにからまれ、血だらけです。とことが、房次郎はマグロとの死闘で、俊一のことはほったらかしです。大けがをして入院した俊一は、退院後、トキ子と町を出ていきました。

 その後、北海道の伊布港に出稼ぎに出た房次郎は、妻のアヤと再会し、求めあいます。しかし、アヤのヒモである新一に絡まれた房次郎は彼を殴り倒します。翌日、伊布沖で房次郎は漁に出ますが、生まれて初めて釣糸をマグロに切られ、ショックを受け立ちおなれません。

 俊一が大間に戻って来ました。そんなある日、俊一の第一登喜丸の無線が途絶えるという事故が終わります。一晩経っても消息はつかめず、トキ子は、房次郎に捜索を頼みます。房次郎は長年の勘で、第一登喜丸を発見します。俊一は300キロものマグロと格闘中でした。2日間の死闘の末、大物は仕留められる。しかし・・・。



 


「AIRPORT(大空港)」(アメリカ、1970年、137分)

2017-06-22 20:39:50 | 映画

      

 映画にはいろいろな期待感をもてます。重厚なドラマ、男女の愛などなど。


 ときには実体験できないハラハラドキドキも映画の魅力です。この「大空港」という映画はそうしたもののひとつです。

 猛吹雪のニューヨークにあるリンカーン国際空港。着陸した大型飛行機が、滑走路に入ったのちに、積雪につっこみ立往生となります。重要な滑走路なので、この飛行機を動かし、移動させなければなりません。緊急事態で、空港おジェネラル。マネージャーのベーカスフェルド(バートランカスター)など空港関係者は色めきます。

 この空港をとびたってローマに向かう便がありました。ところが登録された人数より、実際の乗客はひとり多いのです。ちゃっかりタダ乗りしているおばあさんがいました。常習犯のようです。
 また、怪しい男が乗り込んだようで、どうやら妻あての保険をかけて、ダイナマイトをバックにつめ、自爆しようとしているとの情報が入ります。

 この男は乗務員の説得をきかず、トイレに逃げ込んで、自爆します。機体にあながあき、機体は航行の制御が不安定になります。パニック状態の機内です。

 この映画はただのパニック映画ではなく、空港の管理人が家族のトラブルをかかえていたり、機長が不倫をしていたり、と交錯した人生模様が描かれています。当事者は憂鬱な問題をかかえているのですが、映画を観ている側からみれば興味深い描き方がされている、と言えます。


 


中村登監督「塩狩峠」(1975年、103分)

2017-06-21 21:39:57 | 映画

     

 三浦綾子原作の同名の小説を映画化したものです。


 北海道の塩狩峠で明治42年2月28日に実際にあった列車事故をもとに創作されたものです。この列車事故とは、名寄から札幌に向かっていた汽車が塩狩峠をのぼりはじめ、頂上あたりにさしかかったころ、突然、最後尾の車両がはずれ、逆走したというものです。そのとき、この車両にのっていた長野信夫(当時朝h川運輸事務所庶務主任)乗客を自らの死を賭して、救いました。30歳の若さでした。

 この映画では、信夫(中村誠也)が東京の本郷で、キリスト教嫌いだった祖母のもとで育りますが、時期にキリスト教徒だった実母(岩崎加根子)と再会したことからときおこしています。友人吉川(長谷川哲夫)との交流、家族の事情で札幌の運輸会社の貨物係をしていた吉川の後を追うように札幌にわたり、肺結核とカリエスで床に付していた吉川の妹ふじ子(佐藤オリエ)と再開します。幼馴染だたふじ子は美しい女性成長していましたが、病と闘う日々でした。信夫はふじ子のもとにたびたび訪れ、病気に打ち勝つよう励まします。二人の間に愛が芽生え、信夫はふじ子に想いを打ち明けます。

 ふじ子はしだいに回復し、一人で歩けるまでになります。信夫とふじ子は将来をちかいあい、事故のあった日はふたりの結納の日で、そのため信夫は名寄から出発したのでした。

 あまりに哀しい結末です。


「あした天使になあれ 2017」(於:中野区野方区民ホール)

2017-06-20 21:29:53 | 演劇/バレエ/ミュージカル

        

 看護婦の職業を今は看護師といいます。女性にも男性にも、この職業についてる方は、看護師です。ただ、いまでも圧倒的多数は女性です。


 そういえば最近、病院にいくことが結構あるのですが、女性の看護士さんがナースキャプをつけていません。振り返るとだいぶ前からそうです。(ただ、看護学校を卒業するさいの戴帽式は、あるようです)、このミュージカルを観て気づきました。

 女性看護師の仕事は激務です。命を守り、病気の患者のケア、急な呼び出し、夜勤もあります。このミュージカルは、そのような仕事をしている主人公の亜矢子(村岸優希)が彼氏の芳男(野口大輔)とのつきあいに行き詰ったり、病院内の人間関係になやんだりしながらも、生き抜いていく姿をテーマにしたものです。

 患者のなかにも個性的な人たちがいますし、患者の家族の対応は複雑です。一風かわった真っ黄色のブレザーをきて女性看護師をおっかけている困った武田(岩崎さとし)という人も出てきます。面白いキャラで、彼が舞台の裾からでてきただけで、観客から笑いがもれていました。

 コーラスもダンスも、ストーリーもいい出来栄えで、堪能しました。拍手。

・企画・制作 エンジェル・プロジェクト
・演出  板倉哲
・台本  福山啓子
・作曲  金井信
・振付  原津加沙


「あいたか(九州・琉球ダイニング)」(高井戸東3-8-13 Hビル1F;tel.03-3333-4414)

2017-06-14 21:14:54 | グルメ

   
 「あいたか」は、「会いたいよ」という挨拶です。東京では、九州、琉球のコンセプトを前面に押し出したお店は珍しいです。

 九州と沖縄の料理を満喫できます。明るいおしゃれな店内。若い人、家族づれが目立ちます。窓際の横長のテーブルに座りましたが、隣の席も若いカップルでした。


 海ぶどう、明太子おにぎり、手羽焼など、注文しました。お酒は最初は福岡の繁枡を、そして焼酎を数杯、久しぶりで美味でした


  


「藤屋」(北佐久郡軽井沢町軽井沢;味の街:tel0267-41-1800)

2017-06-13 21:31:20 | グルメ

             

             

  軽井沢駅の南側は、ショッピングモールになっています。そこにあったのが、この「藤屋」です。昼食はハンバーグにしようと、探していたところ目に入りました。確かここは以前には、薬屋があったような気がします。

 新しくできたようです。横長でガラス張りのおしゃれなレストランです。お店の自己紹介によると、信州・善光寺門前「THE FUJIYA GOHONJIN」から誕生した「門前洋食」という新しい洋食スタイルの店とのこと。

 「TRAD & NEW」をコンセプトに、“美味しい”を越える“ごちそう”を追求しているそうです。


「サイプレス」(〒389-0104 北佐久郡軽井沢町軽井沢東287-1:TEL0267-42-0001)

2017-06-12 19:50:00 | 旅行/温泉

                      

  軽井沢には、よく利用するホテルがいくつかあります。ホテル・ブレストンコート、プリンホテル、万平ホテル、サイプレスなどです。

  一番よく利用するのは、サイプレスです。ここは、軽井沢駅から徒歩で約15分ほど。駅から信濃鉄道にそって歩いていきます。


 部屋が広く、リゾート風です。地下には温泉があります。温泉の露天風呂は気持がいいです。

 レストランも地下にあります。朝食で利用しますが、軽井沢野菜を利用したものの他、総菜が豊富なのが特徴です。

 入り口を入ると右手にフロントがあり、すぐそばに広いお茶を飲める場所があります。ここでは毎日夜に、ミニ・コンサートが開かれます。冬にはペチカで暖をとることができ、雰囲気は最高です。

 今回もここを利用させていただきました。


ジョン・フォード監督「The Huuricane(ハリケーン)」(アメリカ、1937年)

2017-06-08 18:33:49 | 映画

          

  ジョン・フォード監督作品。


 ハリケーン(台風)のシーンが最後のほうにあります。すさまじい台風とそれにあおられた高波です。それを見たくてこの映画をAmazonで入手しました。1937年の時点で、どのようにしてこのシーンを撮ったのか、教えてほしいものです。

 話の筋は、割と単純です。
東太平洋の熱帯の海面に浮かぶ島の1つマヌクラ島に、ネーグル船長の帆船がタヒチから到着しました。島ではお祭りで騒ぎです。

 酋長のメヒヴィの娘マラマ(ドロシー・ラムール)は、この帆船の一等運転手テランギ(ジョン・ホール)の許嫁です。

 この島に住む欧州人を集めて宴会を開いていたフランス本国から派遣された行政官デ・ラージュと妻のジェメールは、宴会が終わると、牧師のポール、ケルサン医師、ネーグル船長とともにテラギンとマラマの結婚式に出席しました。

 新婚の夫婦は人々に祝福されて、無人島へ漕ぎ出します。間もなくテランギは次の航海に出たましが、タヒチのカフェーで傲慢な白人を殴り倒して負傷させました。そのために六ヵ月の刑を宣告されます。ママラが恋しいテランギは、脱獄を企てます。しかし、失敗して刑期をのばされます。

 その後、テランギは破獄を企てること8回、刑期はどんどん伸びていきます。刑期は16年に延長されましたが、最後の脱獄に成功します。しかし、そのとき、際監視人を殴り殺したため今度は殺人犯となってしまいます。

 彼はタヒチから600マイルも離れたマヌクラへ、小さな丸木舟で流れつきます。瀕死の状態でしたが、偶然、舟に乗っていたポール神父に救われます。

 神父はテランギを孤島に上陸させます。その島で彼はマラマと獄中にいる間に生れた娘のチタに初めて会います。神父からその話を聞いた酋長は、テランギと妻子を逃がしてやろうと考えます。

 しかし、行政官デ・ラージュは頑として法に従って裁こうとします。小さな舟に妻子を乗せて海へ乗り出したテランギは、ハリケーンに遭遇します。逮捕されるのを覚悟で、テランギはマヌクラの人々に警告するため島に戻ります。

 妻子を大樹に縛りつけ、彼は島の教会堂へ近づき、デ・ラージュ夫人を救い出しました。

 ハリケーンにともなう大波は教会堂を飲みこみ、ポール神父以下は命を失います。妻子とデ・ラージュ夫人を縛り付けた木は、根こそぎ倒され海上へ漂うことになります。翌日、小島に夫人を残し、妻子とともにテランギは舟で逃げます。そこにデ・ラージュが到着しますが、見て見ぬふりで彼らを見逃すのでした。


浦山桐郎監督「キューポラのある街」(1962年、99分)

2017-06-07 21:27:00 | 映画

      

  久しぶりに「キューポラのある街」を観ました。「キューポラ」は銑鉄溶解炉です。川口市は江戸時代から鋳物の町として栄えました。昭和に入って旧来の鋳物工場は衰え、代わって新型の設備を備えた工場がこの地域にも浸透してきます。堅物の、しかし腕は確かな鋳物職人は、時代の波のなかで苦しい生活を強いられます。しかし、心根の強さだけは健在です。


 石黒辰五郎(東野英治郎)も、そした職人の一人です。職人気質一途に働いていた炭たき人です。この辰五郎の貧しい家族の生活が、この映画のテーマです。辰五郎の家は妻トミ(杉山徳子)、中学三年生の長女ジュン(吉永小百合)、小学6年生の長男タカユキ(市川好郎)、次男テツハルの五人家族。辰五郎がある日、突然、松永工場を解雇されました。その夜、やけ酒で飲んだくれていた最中、トミは小病院で男の子を産みました。

 タカユキの家出、タカユキと父親が朝鮮人であったサンキチとの交流、タカユキが開田組のチンピラにインネンをつけられたことを知って談判にむかったジュン、貧しさゆえにパチンコ屋でアルバイトをするジュン。修学旅行をあきらめたジュンは失意のなか不良の級友リスにつれていかれたバーで睡眠薬をのまされ、危ない目にあいます。緊張のシーンが続きます。

 学校に行かなくなったジュンを、野田先生(加藤武)はとくとくと説いて教室につれもどします。

 やがて石黒家にも春がめぐって来ました。辰五郎の再就職が決まり、ジュンは昼間働きながら夜間高校に行くことを決意します。石黒家には久し振りの笑顔が戻りました。

 吉永小百合さんが生き生きと演じています。


 鋳物工場の様子、友人の朝鮮への帰還など、歴史的要素がかなり描き込まれています。骨太の映画ですね。

 わたしが住んでいる蓮田市は川口市からそう遠くはありません。電車で20分ほどです。この映画のなかでも、大宮駅の停車場の案内掲示板が映っていましたが、蓮田は大宮の次の駅になっていました。ということは、1960年より前には、現在、大宮と蓮田の間にある、東大宮駅と土呂駅はなかったということです。 


山田洋次監督「家族はつらいよ2」(於:MOVIXさいたま)

2017-06-06 19:49:38 | 映画

       

 「家族はつらうよ」はシリーズ化するのだろうか? 第二弾である。


 平田家の騒動がテーマですが、今回は周造(橋爪功)が消息不明であった、かつての高校の同期生、丸太銀平(小林稔侍)にあい、旧交をあたため酔っぱらったあげく、その友人を家に一泊とめたまではよかったのですが、朝になってその友人が冷たくなっていたというショッキングな話です。

 妻の富子がヨーロッパ旅行(オーロラを見に行く)にでかけた留守中のことでした。束の間の独身生活を謳歌しようようと、心の恋人、いきつけの居酒屋の女将かよ(風吹ジュン)をさそい、自ら運転して蕎麦屋にでかける最中、工事中の道路で交通整理していたのに出会ったのがことの発端でした。

 かつては呉服屋の息子でお金があったものの、放蕩で財産をつぶした末路のいわば漂流老人の生活をしていたのが丸太です。丸太は落ちぶれた自分がひけめで、周造にあっても嬉しそうな顔ひとつみせません。しかし、周造は、かよのすすめもあり、仲間をあつめて励ます会を開きます。そのあとで、二次会があり、周造の家に泊まることになったのです。

 平田家では、周造が高齢になっているので、運転をやめさせる件で、家族会議をもつことになっていました。その日、みながあつまったところで、この事件が起こったのです。

 さて、この顛末は・・・。




黒沢明監督「まあだだよ」(1993年、134分)

2017-06-02 21:23:50 | 映画

    

 随筆家内田百閒をモデルにした作品。 

 開巻、昭和18年の春、百閒先生(松村達雄)は生徒たちへ、作家活動に専念するため、教員をやめることを告げる。生徒たちは『仰げば尊し』を歌って、先生を送る。

 この映画は門下生の高山(井川比佐志)、甘木(所ジョージ)、桐山(由井昌由樹)、沢村(寺尾聰)と百閒先生との交流がメインである。戦時下の還暦の祝宴。被ばくと引っ越し。三畳一間の堀建小屋で妻(香川京子)との暮らしを余儀なくされる。門下生の企画による第一回『摩阿陀会』の開催。お気に入りの猫、ノラの失踪。

 タイトルの「まあだだよ」は、門下生の「もういいかい」(人生の終焉)の問いに対する先生の返答。「まあだだよ、どっこい生きている」の意味。



 


佐々部清監督「半落ち」(2003年、121分)

2017-06-01 21:57:08 | 映画

                             

  現役の警部である梶聡一郎は、アルツハイマー病の妻・啓子を自宅で殺害したと川城中央警察署に自首した。

  捜査一課強行犯指導官・志木和正は取り調べにあたる。梶は素直に犯行を認める。しかし、彼は自首するまでの2日間のことを黙秘する。この2日間に何があったのか。

 県警幹部たちは事件を表沙汰にしたくない。誘導尋問によって捏造した事実で嘱託殺人として処理しようとする。志木はその対応の仕方に納得がいかない。

 事件はマスコミにリークされる。空白の2日間に関する梶の目撃情報が寄せられる。梶は、東京・歌舞伎町に行っていた。その目的は何だったのか。個人的に捜査を続ける志木やスクープ記事を狙う東洋新聞の女性記者・中尾。彼らの調査で、次第に真相が明らかになる。

 実は、梶は歌舞伎町でひとりの少年に会いに行っていた。梶は7年前、急性骨髄性白血病で13歳のひとり息子・俊哉を亡くしていた。それを契機にドナー登録した梶からの骨髄移植によって命を救われた。少年はその当事者であった。啓子は自分が壊れてしまう前に、彼と会おうとしていた。息子の俊哉の身代わりとして。

 彼女に頼まれ殺害した後、偶然見つけた彼女の日記でその事実を知った梶は自殺を想いとどまり、啓子に代わって彼に会いに行くことを決意したのだった。梶は少年が活き活きと働く姿を目の当たりにした。彼はドナー登録の有効期限である51歳の誕生日まで生きる決心をした。少年がマスコミに曝されることを恐れ2日間のことは口を閉ざしたのだった。

 梶は裁判の中でも最後までそれを自供しなかった。梶に4年の実刑判決が下った。護送される梶に、志木は車窓から少年・池上に会わせる。いきな計らいだった。池上は梶へ叫ぶ「生きて下さい」と。

(空白の2日間の黙秘の理由は、原作では2点あるそうですが、映画では一個に限定されています)