【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

「すっぴん!」 NHKラジオ第一

2019-07-17 23:55:25 | テレビ・ラジオ番組
⇦「すっぴん!」のブログより

NHKラジオ第一の朝の番組「すっぴん!」が今週の月曜日に1500回になったそうです。この番組は月曜から金曜まで毎日、レギュラーと藤井彩子アンカーのトーク、そしてゲストが登場して映画の話、スポーツの話、芸能の話、今の流行の話などを提供してくれます。聞いていて楽しいです。

1500回目の日に、藤井彩子アンカーは「わたしは2回休んだので・・・」と言っていました。とすると、今日が藤井アンカーの1500回目です。藤井さん、おめでとうございます。

4月から2人、レギュラーが変わりました。水曜日(今日)の能町みね子さんがその一人です。能町さんの「みね子のあの町この町」は面白いです。わたしの知らないところを語ってくれます。想像力が膨らみます。

能町さんの語り口は、奇をてらったり、おおげさなことはいわず、車をつかわず現地をてくてく歩いた人のホントの話です。テレビ番組では最近、声の大きい人、笑いをとろうとする人、自慢話ばかりする人、人を不必要に「いじる」人、駄洒落を連発する人が多くなってきていて辟易しています。能町さんの話は、そんなところはみじんも感じさせず好感がもてます。

今日の「みね子のあの町この町」は「稚内」でした。わたしは40年札幌(+江別市大麻)にいましたが稚内は行ったことがありません。能町さんは7回とか。紹介された、稚内牛乳はおいしそうですね。「めふん」は稚内にいかなくとも、札幌の居酒屋で何度も食べました。日本酒に最適です。

「子ども科学電話相談」(NHKラジオ第一)

2018-08-27 00:02:30 | テレビ・ラジオ番組
  

 夏休みなど、小・中学校の長期休暇になるとこの番組がウィークデーの朝に組まれています。何とはなしに、聞いていることがあります。面白いからです。子どもたちの無邪気な、あるいは真剣な電話をとおしての疑問に、スタジオの専門家が答えます。分野は、植物、動物、昆虫、宇宙、心と体などの科学の分野がほとんどです。最近は「AI」の質問に答える先生も時々、待機しています。

 子どもたちの質問はなかなか答えにくいし、わたしだったらほとんどその解答がわかりません。例えば、スイカの皮の黒い模様は何のためにあるの? セミなどの死んだ虫がお腹を上にむけているのはなぜ? などなど。さすがに専門家の先生は、解答がわかっていますが、むずかしいのはこれを子どもにわかるように説明することです。先生方は「わかりましたか?」と問いかけて、多くの場合、子供たちは「わかりました」と返答していますが、なかにはよくわからなかったこともあるようで、「想像はできます」といった面白い答えもかつてありました。


「石丸謙二郎の山カフェ」(NHKラジオ第一)

2018-08-04 12:10:02 | テレビ・ラジオ番組


最近土曜の朝に聞くのが、NHKラジオ第一の「石丸謙二郎の山カフェ」。今日は8時から4時間の特別番組です。

 この番組は日本の山々をカフェ・マスターで俳優の石丸さんと気象予報士の井田寛子さんのトークで進められていきます。さまざま登山ルート、山小屋が紹介され、ときどき川のせせらぎ、鳥の鳴き声も入ります。温泉、高山植物の実況中継もあります。

 わたしは東京にきてからは山登りの経験は高尾山以外にありませんが、学生時代には札幌近郊の空沼岳、春香山などに登りました。恵庭の羊蹄山(エゾ富士;1800メートルほど)にも登攀しました。

 一番の思い出は、トムラウシ近辺を縦走したことです。山のなかでテントで2泊ぐらいしたと思います。山登りの先輩が3人いて、縦走は初心者のわたしを助けてくれました。

 そのような経験があるので、このラジオ番組は聞いていて面白いです。東京にきて、本州には穂高岳、槍岳など魅力的山がたくさんあるのに登らなくなったのは、周囲に山登りの経験者がいないこと、一人で山に行く自信が全くないからです。

 

ラジオ深夜便(NHKラジオ第一)

2018-03-17 21:15:44 | テレビ・ラジオ番組
 床につくのは午前一時頃ですが、それまでの一時間ほどはラジオ深夜便を聴きながら仕事をしていることが多いです。「深夜便」は、午後11時頃から午前5時頃まで、文字通り深夜に放送しています。番組内容はいろいろです。ゲストを招いてのトークだったり、クラシック、日本のポップス、懐メロなどの音楽だったり。なかでもわたしが興味があるのは、世界中のさまざまな地域で仕事をし、生活をしている方々の現地レポートです。

 この番組はもうかなり長く続いていますが(1990年から)、上記のレポートで以前から感心して聴いていたのは、関陽子さんのレポートでした。彼女は最初はニューヨーク、その後カナダのモントリオールからレポートしていました。情報が正確で、歯切れよく、興味深いホットでカレンとなトピックスを届けてくれました。

 その彼女が数日前、最後のレポートです、と語っていてびっくりしました。話を聞いていると28年間レポートを続けてきたのですが、今回が最後です、ということでした。番組の装いを新たにする関係のようです。彼女の提供する話題がきけないのは、少々寂しいとです。

 ネットで探したところ、関さんの写真がありました。(「ラジオ深夜便」のHPより)



             

「おかあさんといlっしょ・ブーフーウー」(NHK:1960年9月~6年半)

2018-02-05 21:04:07 | テレビ・ラジオ番組
       

 子どもの頃に観ていた懐かしいテレビ番組に、「ブー・フー・ウー」があります。三匹の兄弟のブタくんたちで、イギリスの子供向けの「三匹のブタ」の童話に由来があったのでしょうか? わたしは4人兄弟ですが、一番下の弟は年齢がかなり離れています。上の三人は一歳おきで、年齢が近く、この三匹の子ぶたの兄弟のようでした。それで3人でテレビの前にすわってみていたように記憶しています。


「チロリン村とクルミの木」(NHK:1956~64年)

2018-02-01 22:24:36 | テレビ・ラジオ番組
       

 わが家にテレビが入ってきたのは、昭和34年の夏ごろではなかったか、と思う。定かではない。もしそうであれば、わたしが小学校4年生の時である。

 「チロリン村とクルミの木」は、毎日お待ちかねの番組であった。野菜村と果物村があって、子どもに身近なものが人形の形でたくさん登場する。話の内容もごく身近などこにでも起こるような事柄だったように記憶している。

 ピーナツのピーコの声は黒柳徹子さん、玉ねぎのトンペイは横山道代さん、クルミのクル子は里見京子さん。他に一龍齋貞鳳、八波むと志、楠敏江さんなど多くの声優が人気を博した。当時のテレビ俳優のかなりの人が参加していたようである。

 本もあって買ってもらった。

 このような人形劇はもう今はない。当時放映された映像は、一部ARCVHIVESでみることができる。古きよき時代の、懐かしい番組である。

「あねいもうと」(NHK、18:30~18:45、1968-69年)

2018-01-29 22:46:04 | テレビ・ラジオ番組
 

テレビが家庭にはいってきたころには、子ども向けのドラマが多数ありました。それらがどのような内容のものだったのか、出演者が誰だったのか、記憶は薄れています。そのなかからいくつか、調べて紹介します。

 最初は「あねいもうと」という番組。内容は全く覚えていませんが、出演者が西尾三枝子さん、岡崎友紀さんだったことはなぜか忘れていませんでした。夕食時の番組で土日を除く毎日放映されていました。

ストーリーは、高等女子職業学校に通う、しとやかな姉けい子と、高等女学校生の活発な妹とし子が、様々な人生体験をしながら成長していく姿を描いたもののようだったようです。二人の故郷は兵庫県の山村の変電所ですが、姫路市のおばさんのところに下宿して学校に通っているという設定です。

 周囲の友達、先生との交流がさわやかに描かれていました。当時は知る由もなかったのですが、若き近藤正臣さんが出演していました。脚本は西島大、小田和生、原作は畔柳二美です。

TBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」(1:00-3:00)

2018-01-28 20:11:03 | テレビ・ラジオ番組
しばらく風邪で寝込んでいました。

 時々、ラジオを聴いていました。昨日のTBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」(1:00-3:00)で、この1月に南極点に単独徒歩でアプローチし到達した萩田康永さんがゲストで登場し、インタビューを受けていました。

 以下は萩田さんの話。(メモはとっていなかったのでおよそのところです)

 出発したのは昨年11月下旬、カナダ経由でチリの南端の村まで飛んで、そこからイリューシン機で約5時間で南極大陸に到着。この飛行機には観光客を含め30-40人ほどが乗っていたとのこと。萩田さんはそこからさらに飛行機で出発点である南極の海岸線におりたちます。そこから南極点まで約1100キロを50日間ほど徒歩で南極点に達しました。一日に歩いた時間は約10時間、100キロの荷物をそりに載せて引っ張っていきました。南極点は標高2800㍍ほどあり、時々上がり下がりはあるとはいえ、登っていくという感じのようです。

 実は萩田さんは北極探検家です。北極点をめざして多くの経験をもっています。北極点到達はまだ達成していないようです。そして北極の走破の方が南極よりもかなり難しいようです。というのも、南極は大陸の上に厚い氷の層が積みあがっているのに対し、北極は大陸ではないので不安定で、おまけに最近の地球温暖化の影響もあり、困難の度合いは一層強まっています。このため飛行機のチャーター便も減り、料金もあがっていたので、今回は南極にしたと語っていました。

 めったに聞けない話で、一時吾を忘れて聴いていました。30分ほどのインタビューでは足りないくらいの充実した興味深い内容でした。

「ちきゅうラジオ」(NHK)5時5分~7時50分

2018-01-07 18:05:58 | テレビ・ラジオ番組
   

 「ちきゅうラジオ」(NHK)は毎週日曜日5時5分~7時50分まで放送されているラジオ番組です。時々、聴いています。この番組が面白いのは、世界中すみずみの生きた情報が紹介されるからです。司会の柿沼アナウンサーと柴原紅さんの番組の進め方も魅力です。

 世界中の情報と言うのは広範で、現地に住んでいる方からの生活の様子や子供たちの作文、世界旅行中の方からの現地報告、いろいろな民族音楽、日本に留学している学生のスタジオでのトーク、各国の料理の作り方などなどです。

 今日はジンバブエの親指ピアノ「ムビラ」の生演奏がありました。昨日は、バヌアツの海のなかにあるポストの紹介がありました。

 新年は、「行ってみたい国」のテーマで視聴者からの声を募っていました。

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(宮沢りえ)

2017-09-06 22:13:20 | テレビ・ラジオ番組

     

 録画してあったNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(宮沢りえ)をみました。この番組は長寿で、今回みたものは今年の7月24日に放映された330回目です。


 演劇「クヒオ大佐の妻」(東京芸術劇場:5月19日~6月11日)の主役に挑戦した宮沢りえさんの公演までに至る稽古場風景をとらえた内容です。その演劇のテーマは、日本人の西洋文化に対するコンプレックスをあつかったもの。しかし、りえさんは、自分の体験のなかにいままでそのようなコンプレックスをもったことが皆無だったとか。

 これまでいろいろな役どころを演じてきたりえさん。それぞれの役どころに、何かした自分の体験と重なることがあり、それを役にふりかけながら演技することが多いという。しかし、今回はその自己体験がが全くなく、役作りに相当悩み、脚本家・𠮷田大八さんともふみこんだ議論をしたようです。

 なき蜷川幸雄さんの「もっと、自分を疑え」が響いたと、りえさんは語っていました。

 俳優がただセリフを覚えて、脚本家のいうとおりに演じるだけではないのは言うまでもありませんが、実際の稽古場での、りえさんの苦悩をみて、役づくりの極みをみたような強い印象を受けました。
                              
 
     
 


「サラメシ」(NHK)

2017-09-05 20:26:06 | テレビ・ラジオ番組

     

   お弁当は日本の文化です。また、懐かしい思い出でもあります。

  NHKの番組「サラメシ」を時々見ます。「サラメシ」は「サラリーマンのご飯」といった意味でしょうか?

 愛妻弁当であったり、自分でつくったものだったり。この間は、中学生の男の子が、お母さんが怪我でお弁当をつくれなくなったとかで、長期間、ひとりで作って学校へもっていくシーンが映っていました。この番組、最年少とか、言われていました。えらいです。

 見栄えも大事ですが、栄養バランスにみなさん苦心しています。

 ナレーターの中井貴一さんのテンションの高い語りが、番組をもりたてています。
 
 


「すっぴん」(NHKラジオ第一、午前8時~12時、月曜日~金曜日)

2016-06-24 22:02:13 | テレビ・ラジオ番組

  
   金曜日は、高橋源一郎さん(「すっぴん」のブログから)


 NHKラジオ第一では、毎日(月~金)朝8時5分~11時49分に「すっぴん」という番組を放送しています。この番組は好きです。月曜から金曜まで日替わりのパーソナリティがいて、その相手を毎日、相手をしているのは藤井彩子アンカーです。この藤井さんは、以前テレビの夜11時ころのニュースを担当していて、そのころから気にいっていました。歯切れのいい、きっぷのいい女性です。


 「すっぴん」では、メニューがいっぱいです。トレンドの解説、映画の解説、本の紹介、料理教室、「源ちゃんの現代国語」などなど。時々、音楽が入ります。トークが面白いです。みなさん、素顔で自分勝手にしゃべっているので、視聴者もすぐに打ち解けます。

 パーソナリティはひとくせもふたくせもある男性ばかり。宮澤章夫さん、ユージさん、ミュージシャンのダイヤモンド☆ユカイさん、キリンの川島明さん、作家の高橋源一郎さんです。個性的な人ばかりです。

 こうした人たちを相手に舞台回しをして、番組として成立させている藤井さん、さぞかし大変と、思います(時々、男性陣がおばかなことを言っているので、藤井さんに同情してしまいます)。


食彩の王国(テレビ朝日、土曜9:30から10:00)

2016-02-29 18:08:52 | テレビ・ラジオ番組

           

  食材を扱った番組です。扱われたそれをさかのぼると、前回は「ふぐ」、以下「ほうれん草」「カキ」「にんじん」「白菜」「赤身肉」「かぶ」「とうふ」「ねぎ」「あなご」「ホタテ」「ごぼう」「サケ」「山芋」「秋サバ」「マイタケ」「甘えび」「新米」といった具合です。もう618回を数えています。次回(3月5日)は、「たまご」です。

  「ふぐ」の回では、最初に九重親方(千代の富士)の部屋でふぐ料理を食しているお相撲さんが紹介されていました。九重親方は「ふぐ」が大好きなそうです。千代の富士は北海道出身で、北海道ではあまり「ふぐ」は食べませんが、どうして好きなのかなとみていると、本場所の九州で出会い、それ以来だと語っていました。

  取り上げた方はいろいろですが、それらの食材を上手に料理するお店が紹介されます。食材の持ち味を十分にいかし、そこに創意工夫をくわえ、盛り付けもすばらしい料理を堪能できます。ただし、画面上ですが。それらのお店をネットでチェックすると、立派な料理人がいて、構えもよいだけに、料金は高めです。

 また、食材の産地が必ず紹介され、畑で苦労して栽培している人、早朝まだ暗いうちから船を海にだして漁をする人の姿、声に接することができます。支える家族が登場することもあり、奥さんが台所でそれらの食材を使って煮炊きしている光景が映ることもあります。みないい顔をしています。

 ナレータの薬師丸ひろ子さんが、いいですね。独特のふしまわしで、映像をつないでいます。

 最近のテレビ番組というと「グルメ」と「散歩」がやたらと多いですが、この番組はそのなかでも見ごたえのある番組です。


「新・映像の世紀」(NHK総合)

2016-02-28 17:27:40 | テレビ・ラジオ番組

 「新・映像の世紀」が始まり、あと1回で終了する。以前、放映された「映像の世紀」の続編である。この「映像の世紀」の反響は大きく、放映後、古いフィルムの情報があちこちから入り、それらを中心に新たに編集したのが今回のシリーズである。

  加古隆さんのテーマ音楽「パリは燃えているか」が引き続き使われ、20世紀の不安を印象付けてくる。


  確かに貴重な価値のあるフィルムである。目から入ってくる情報は、印象が強い。ヒトラーが残した負の遺産、キューバ危機、ベトナム戦争、パリ5月革命、ソ連のプラハ侵攻、これらの様子がなまなましく伝わってくる。

  しかし、みていて何か違和感があった。その大きな理由は、ここから歴史を学ぼうとすると、危険だというこである。映像は客観的事実であることは確かで、その限りでフィクションではないが、だからと言って、番組は真の歴史を物語っているだろうか?

  映像であるがゆえに、歴史がきわめて表面的にあつかわれているように思えてならない。一例であるが、キューバ危機の箇所では東西のスパイ合戦の様子が語られていた。それも事実だろうが、一断面にすぎないこともちゃんと言わなければならないはずだが、その言及がなかった。

 ここバラバラに撮られた映像を、あとからなにがしかのストーリーに仕立て上げると、このような浅薄な内容になってしまう。その見本のようなものだ。最初に綿密な構想をたてて、そのストーリーにしたがって撮影するものとはここが決定的に違う。

 観る価値がある番組であるが、視聴者が批判的姿勢を保っていないと、妙な歴史観にからめとられてしまうのではなかろうか。


「ブラタモリ」(NHK総合:土曜夜7:30~)

2016-02-23 12:09:53 | テレビ・ラジオ番組

  わたしが必ず見る番組に「ブラタモリ」があります。不定期ですが土曜日の夜、7時半から放映されます。といっても、かなり前から(2008年)あった番組のようで、いまは第4シリーズです。わたしはその前の3つのシリーズは知りません。
           

  第4シリーズでは、函館、金澤、長崎、仙台、奈良、福岡、富士山、札幌、小樽、軽井沢、日光、熱海、小田原、松山、道後温泉、沼田などが紹介されました。次回は沖縄だそうです。


  この番組の魅力は、なんと言っても第一にタモリさんの地理に関する知識の深さに驚かされます。ご本人は「段差」マニア自称していますが、段差がある地形をじっくり見極め、そこから知ることのできる過去のその地の様子を推しはかるのです。段差だけではなく、扇状地、坂、断崖などの蘊蓄もたのしんでいます。タモリさんは、鉄道、料理、音楽など数知れない才能をもっていますが、地形について語る時の顔の緩みは素敵です。時には番組のことを忘れて、すっかりその世界にのめりこんでいます。

 第二の魅力は、タモリさんと一緒に歩いている桑子真帆アナのキャラがたのしいことです。タモリさんとのカケアイも息がぴったりですが、彼女自身の表情、セリフがお茶目で、かわいいです。とくに表情は豊かで見ているだけで、あきません。はじけたところもありますが、自身の役割をしっかりおさえているところは伝わってきます。

 第三の魅力は、ご当地の地理や歴史に詳しい郷土史の専門家などが、適切に道案内をしてくれて、たのしみながら勉強ができることです。毎回、最初にお題があり、それを詮索、究明するという趣向になっていますが、その助けをしているのがこの専門家の方々です。しかし、そういうひとたちが舌をまくほど、タモリさんの博学ぶりがさえわたっているのです。

 第四の魅力は、ナレーターがSPAPの草薙さんで、その語りがタンタンとスムースで、聞きやすいです。そしてテーマ曲を歌っているのが井上陽水さんで、これも番組の魅力をひきたててくれています。タモリ+草薙+井上陽水、この組み合わせは豪華です。

 そして、最後に、この「ブラタモリ」を観ていると、撮影をしている方、マイクで声をとっている方がしばしばそのまま映っています。これがなかなかいいシーンだと感じています。タモリさんがメインなのは当たり前ですが、それでもこの番組がおもしろいのは、こうしたいわば裏方さんたちの努力があってこそなのです。そのことが手にとるように、視聴者にわかります。

  いろいろ魅力をあげましたが、過去の痕跡をさがして歩くこの番組、四月からは桑子アナが交替するということで、残念ですが、また装いを新たにいい番組になっていくものと信じています。

↓  番組サイトはこちら
http://www.nhk.or.jp/buratamori/