『帝室技芸員と1900年パリ万国博覧会』宮内庁三の丸尚蔵館
1900年(明治33年)に開催されたパリ万国博覧会は、19世紀最後の博覧会でした。同時に新しい20世紀を展望する博覧会であり、その内容は大変にブリリアントだったようです。
日本もこれに美術工藝品を中心に積極的に参加しました。帝室および宮内庁が出品に関わり、御下令により、帝室技芸人など23人の作家に製作が依頼されました。各作家は全力でこの出品にとりくんだそうです。国家の威信をかけたのでしょう。
その時の出品作品が現在、宮内庁三の丸尚蔵館(皇居)で一般公開されています。展示は四期に分けられ、第一期は7月19日から8月14日まで、第二期は8月30日から9月28日まで、そして現在第三期です(10月4日から11月9日まで)。なお、第四期は11月15日から12月14日までです。
今回の展示会には、博覧会出品作品以外にも、同時代の帝室技芸人による作品が併せて出品されています。
展示室は大きくはなく、20-30分もあれば全部観ることができます。高村光雲の「山霊詞護」、海野勝の「太平楽置物」、並河靖之の「四季花鳥図花瓶」、伊藤平左衛門「日本貴神殿舎計画図」などが展示されています。100年前の作品とは思えない感じで鑑賞しました。
無料です。尚蔵館は、地下鉄東西線で大手町で降りて、皇居の大手門から入るとすぐです。
1900年(明治33年)に開催されたパリ万国博覧会は、19世紀最後の博覧会でした。同時に新しい20世紀を展望する博覧会であり、その内容は大変にブリリアントだったようです。
日本もこれに美術工藝品を中心に積極的に参加しました。帝室および宮内庁が出品に関わり、御下令により、帝室技芸人など23人の作家に製作が依頼されました。各作家は全力でこの出品にとりくんだそうです。国家の威信をかけたのでしょう。
その時の出品作品が現在、宮内庁三の丸尚蔵館(皇居)で一般公開されています。展示は四期に分けられ、第一期は7月19日から8月14日まで、第二期は8月30日から9月28日まで、そして現在第三期です(10月4日から11月9日まで)。なお、第四期は11月15日から12月14日までです。
今回の展示会には、博覧会出品作品以外にも、同時代の帝室技芸人による作品が併せて出品されています。
展示室は大きくはなく、20-30分もあれば全部観ることができます。高村光雲の「山霊詞護」、海野勝の「太平楽置物」、並河靖之の「四季花鳥図花瓶」、伊藤平左衛門「日本貴神殿舎計画図」などが展示されています。100年前の作品とは思えない感じで鑑賞しました。
無料です。尚蔵館は、地下鉄東西線で大手町で降りて、皇居の大手門から入るとすぐです。