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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

野党統一新参院議員にきく② 新潟・打越さく良さん(51) 無所属・弁護士 「草の根」が権力に勝利

2019-08-05 13:17:36 | 参議院選挙・統一地方選挙(2019年)
野党統一新参院議員にきく② 新潟・打越さく良さん(51) 無所属・弁護士 「草の根」が権力に勝利
「市民と野党の本気の共闘」で、自民党現職に勝つことができました。役割分担をしっかりして、信頼関係も深めてきた結果です。共産党のみなさんには、各地でにこにこと応援してくださり、選対でも中心を担って支えていただきました。
安倍政権の政治は、どんどんひどくなっています。「このままじゃいけない。民主主義と自由の危機だ」と思い、立候補を決意しました。弱者がないがしろにされ、強い者に付度し、すり寄る政治。こんな政治は民主主義ではありません。




民主主義を守る
資料を隠されてしまうと、民主的な議論の土台が崩れてしまいます。まずは、統計不正問題や年金報告書の隠ぺい問題を正したい。森友・加計の公文書改ざん問題も決着していません。この国の民主主義を守り、憲法に基づく政治、本来あるべき政治を取り戻したいと思います。
農家の切実な声を聞いてきました。田園風景が広がる新潟県ですが、担い手は軒並み80歳代。相手候補が訴えた大規模化や「稼げる農業」では、ほとんどの農家が取り残されてしまいます。若い人が農業で暮らしていけるよう、「戸別所得補償制度」を復活させていきたいと思います。
新潟県は長年、原発のリスクと分断に苦しんできました。県民の願いは「原発ゼロ」です。県の三つの検証を待つのではなく、国が決断して「原発ゼロ」に向けて議論を始める時です。

女性議員もっと
JCの討論会で「子ども3人以上家庭への支援」がテーマになりました。しかし、現実には3人目どころか、1人目を産むことも厳しい状況です。「女性活躍」というあいまいな言葉ではなく、労働と暮らしについて、差別がなく、人権が保障される社会を、実感をもって描ける人が必要です。生活の場に密着した女性議員をもっと増やしたいと思います。
中央と地方の格差が広がる最低賃金は、全国統一の最低賃金制度をつくり、中小企業支援をしっかりやって、学生が地元に就職できるようにしたい。
選挙中は、相手候補に、忖度された首相や財務大臣が応援に来ました。しかし、来れば来るほど「草の根対権力」という構図が浮き彫りになりました。
市民と野党は、県内各自治体につくられた「連絡調整会議」に結集し、組織の壁を超えてたたかいました。団結してたたかえば勝てるということを、全国に示せたと思います。次は総選挙。新潟の経験を他県にも広げたい。
(新潟県・五十嵐健彦)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2019年8月5日付掲載


農業政策でも、若い人が暮らしていけるように「戸別所得補償」を。原発ゼロでは、国が主導して実現の方向へ。
野党統一の共通政策に裏付けられた「草の根の力」は強い。

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