きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

命の水 PFASと市民① 地下水が心配

2023-08-13 07:12:11 | 環境問題・気候変動・地球温暖化について
命の水 PFASと市民① 地下水が心配

永遠の化学物質(フォーエバーケミカル)と呼ばれるPFAS(ピーファス=有機フッ素化合物)。この物質による汚染が全国で問題になっています。東京都の西側エリア、多摩地域でも―。
(写真・記事白石光)




PFASは耐火性、耐水性に優れているため、焦げ付かないフライパンやスキー板やスノーボードのワックスなどに使われていました。人工の物質で壊れにくいため、長期残り続けます。健康被害リスクも懸念されており、低体重児や脂質異常などが心配されています。
PFAS汚染の原因の一つとされているのが、米軍横田基地の存在です。消火訓練でPFASを含んだ泡消火剤が使われ、基地外に漏出したことが分かっています。



横田基地の消火訓練場に設置されている模型の飛行機=東京都瑞穂町

「横田基地問題を考える会」事務局長の佐々木憲幸さん(67)は40年、立川市に住んでいます。京都大学名誉教授の小泉昭夫さんと「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」が実施した血液検査に協力。結果は、1ミリリットルあたり42・2ナノグラム(四つのPFAS合計)の値が検出されました。



住宅地や畑に隣接する米軍横田基地。5市1町に隣接=東京都瑞穂町から

「地下水は横田基地の下を西から東に流れている」と話す佐々木さん。「地下水がPFASに汚染されている可能性が高い。命にかかわる問題です」と指摘します。
血液中のPFAS濃度の平均値は、横田基地の東側に位置する国分寺市(45・0ナノグラム)、立川市(28・6ナノグラム)、武蔵野市(27・2ノナノグラム)の3市は、八王子市(11・5ナノグラム)、瑞穂町(14・0ナノグラム)、日野市(15・6ナノグラム)などに比べ、高い結果になっています。日本では血中濃度の基準値がまだ、ありません。
(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2023年8月12日付掲載


PFAS汚染の原因の一つとされているのが、米軍横田基地の存在です。消火訓練でPFASを含んだ泡消火剤が使われ、基地外に漏出したことが分かっています。
「地下水は横田基地の下を西から東に流れている」と話す佐々木さん。「地下水がPFASに汚染されている可能性が高い。命にかかわる問題です」と指摘。
血液中のPFAS濃度の平均値は、横田基地の東側に位置する国分寺市(45・0ナノグラム)、立川市(28・6ナノグラム)、武蔵野市(27・2ノナノグラム)の3市は、八王子市(11・5ナノグラム)、瑞穂町(14・0ナノグラム)、日野市(15・6ナノグラム)などに比べ、高い結果に。

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