タナ・フレンチの『捜索者』を読みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/82/20de5b47a99e586cce520ea3bc5e9bd5.jpg?1696158449)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/ac/78b1a7bb7135683aa562ffb2b6e8e8e3.jpg?1696158784)
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カルは、シカゴ警察の捜査官でした。退職してアイルランドの田舎町の古い家を買って移住して来ました。閉鎖的な村では、カルはよそ者として白い目で見られていましたが、隣人のマートが村人との窓口になって何かと世話を焼いてくれました。カルは自分の手で古い家を直して住めるように日々働いていました。
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ある日カルの元に地元の子どものトレイがカルの家の様子を見に来ました。カルはトレイ様子を観察しながら徐々に近づいて行きました。古い机の修理を手伝わせるうちにトレイは心を開き始めました。かなり遠方の山の上に母親と3人の兄弟と一緒に住んでいる子どもでした。トレイはカルが元警官であることを知っていて、カルに失踪した兄の行方を探して欲しいと頼みます。
全然知らなかった作者の知らなかった作品でしたが、面白く読めました。トレイとカルの交流などは、スペンサーシリーズの初秋を思わせる感じがして良かったです。