ソフトバンクホークスは、勝負のかかった8月末の7連戦を、4勝3敗の勝ち越しで乗り切りました。
レギュラー陣がコロナで大量に離脱する非常事態を乗り切った原動力は、ファームで頑張って来ていた選手たちでした。マスコミは筑後ホークスと名付けました。日曜日のファイターズ戦では、ルーキーの正木選手が先制のホームランを打つと、そのまま4安打の固め打ちをしました。守備でもバックホームで走者を刺すなど大活躍でした。ここのところ打席で雰囲気があるなと思っていましたが、前日のノーノー負けの嫌な空気を払拭する一発でした。
谷河原選手や増田選手も活躍する中、堂々と5番を任されているのが、野村大樹選手です。小柄ながらパンチ力のあるバッティングは素晴らしく、野球センスを感じさせる選手です。今はまだ、グラシアル、デスパイネ選手と並ぶと流石に見劣りする5番ですが、しっかり成長してその座を掴み取って欲しいです。去年まで2軍3軍で彼らを見てきた藤本監督ならではの采配だと思います。
投手陣は甲斐野投手や森投手が帰って来ました。昨日先発した奥村投手もしっかり投げてゲームを作ってくれました。ここ数日は泉投手が長いイニングを投げて、いいピッチングをしてくれています。もともと角度のあるいいストレートに、切れ味のいいフォークボールがあって抑え向きだと思っていましたが、もう一つ安定感がありませんでした今シーズンは同じもち玉の藤井投手がセットアッパーを務めていますが、彼にもその前をしっかりやってもらえると終盤戦に向けて万全だと思います。
がんばれ!ホークス!