日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

清少納言の立ち位置

2012-10-31 06:52:31 | 読書
今さらですが、清少納言ってすごく変わっています。



紀貫之が「土佐日記」を書いて以来、平安女流日記が数々書かれます。それらは、すべて基本的には作者の内面の切なる思いを述べた文章です。「蜻蛉日記」は夫兼家の不実への辛い思い、「和泉式部日記」は敦道親王との熱々の思いを伝えるために書かれた日記です。

「枕草子」は、思いを伝えようとしていません。同じ時代の「源氏物語」は物語ですが、登場人物たちの生きることへの切なる思いを、作者紫式部は時に共感しながらも、高所から「あはれ」というくくりで描いていきます。生きることの辛さ、思いの辛さについて伝えてきます。



清少納言は、これら女流文学者の中で、得意な立ち位置にいます。何も伝えようとしていません。何と言っても「春はあけぼの」なんです。

同じ時代の男性たちは漢文の日記はつけています。それらの中には、淡々とした身辺雑記のようなものも見られます。でも、女性である清少納言は、本当に特殊です。

中宮定子から、当時貴重品であった陸奥紙をたくさん頂いたことが「枕草子」に出てきます。彼女はその紙に、ブログのような身辺雑記を書いて、それがみんなに読まれ、愛されて残ったのです。

ちなみに、2枚目の写真は植物の「むらさきしきぶ」です。清少納言は紫式部が嫌いでした。紫式部も日記に清少納言の悪口を書いています。二人の置かれた立場を考えると仕方ないですけど。



奥山が来てくれました。元気そうでした。先週末はまた兄じゃも来てくれました。だんだん寒くなってくると、受験も近づいてきます。みんながんばってね。
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Mr.God Hand

2012-10-30 07:06:41 | 日記
僕は月に1回、整体の先生にお世話になっています。
先生は、有名芸能人を始め、スポーツ選手など、いろいろな人を担当している、すごい技術の持ち主です。



何より、すごいのは、痛いところを確実に改善してくれます。これまで、膝や腰、肩など、あちこち痛みを抱えてお願いしましたが、終わると嘘のように良くなっています。おかげさまで、最近はあまり痛いところはありませんが、1ヶ月もすると確実にあちこちゆがんでいます。



自覚症状はありませんでしたが、足の長さがこれだけ違っていました。



全身を1時間以上かけて、しっかりメンテナンスしてもらいます。終わると、呼吸まで楽になっています。肩の可動域なども明らかに違います。すばらしい神の手の持ち主です。

先生と僕は、生年月日も誕生した時間まで全く同じです。先生は九州で、僕は北海道で、同じ年の同じ日の同じ時間に生まれました。そういう人と巡り会うこと自体、とても珍しいことです。いろいろ話をすると、だいぶタイプは違いますが、とっても運命を感じます。

忙しい方なので、なかなか時間がとれませんが、今度一緒に飲みに行こうと約束しています。
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ズゴック豆腐

2012-10-29 06:55:48 | 日記
ズゴック豆腐を見つけました。



ズゴック豆腐は、相模屋というお豆腐屋さんが出している鍋用の豆腐です。
以前ザク豆腐を出して話題になりましたが、その第二弾です。
残念ながらザク豆腐は手に入りませんでしたが、今回はたまたま見つけました。しかも売れていないようで、半額になってました。



ズゴックの頭部の形をしたパッケージにお豆腐が入っています。



鍋に入れるとこんな感じです。ズゴックは水陸両用のモビルスーツなので、多少水没しても似つかわしいポジションではあります。

食べてみると、ごく普通のお豆腐です。
鍋用というだけあって、お豆の味はしっかりします。でも、すごっくおいしいわけではありません。

当たった企画の第二弾は、えてしてこんな感じになります。
来るのか! 第三弾! ハロのたまご豆腐なんて食べてみたい気がしますけど。

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オリオンビールと青木先生

2012-10-27 15:29:58 | 日記
オリオンビールを飲むと、青木先生を思い出します。



その年の体験旅行は、沖縄の小浜島にあるヤマハリゾート・はいむるぶしに行きました。とってもおしゃれな、コンドミニアム形式のリゾートホテルでした。すると、そこには工事関係者とおぼしき、社員旅行の一行が来ていました。

昼間からお酒の入ったおっさんたちは、突然現れた女子高生に興奮し、あれこれちょっかいを出してきました。ホテル側に注意してもらうようにお願いしましたが、そんなことで引っ込むような連中ではありません。夕食時に聞いたところ、女子生徒の部屋のドアをたたきに来た人もいたようで、生徒たちはとても怖がっていました。



せっかくの楽しい旅行が台無しになってしまいます。その夜は、僕たち教員が手分けをして、女子棟の前で寝ずの番をすることにしました。
僕と青木先生は、たぶん夜の10時頃から2時頃までゴルフのカートに座っていろんな話をしました。12時を過ぎた頃、1本だけ飲もうよ、といって僕が部屋からオリオンビールを持ってきました。オリオンを飲みながら、満天の星を眺めて、あれこれ話しました。

その青木先生が悪性リンパ腫で亡くなってもう10年になります。

オリオンビールを飲むと、この日の青木先生との夜を思い出します。今回も、青木先生に乾杯してからいただきました。
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アップルパイ焼けてます

2012-10-27 07:02:44 | 料理
もと3年9組のみんなにはおなじみの、栄光のアップルパイを焼きました。

最初にアップルフィリングを作ります。



リンゴはできれば紅玉など酸味の強いリンゴがいいです。皮を剥いてシンを取り除き、16等分します。リンゴ2個にグラニュー糖60gを加え、煮ます。バターを入れると濃厚な味わいになります。リンゴから水分が出るので、水は入れません。レモンを搾り入れ、この日はブランデーを少量ふりかけました。しなっとしてきたら火から下ろして少し冷まします。仕上げにシナモンを振るといいです。



パイの型にバターを塗ります。



リンゴを煮ている間溶かしておいた冷凍のパイ生地を広げます。2枚をつなげ、少し伸ばします。



パイの型に載せ、縁までしっかりくっつけます。端の余ったところは切り落とします。中に先ほどのアップルフィリングを入れ、上にパイ生地を細く切ったものを編み込みで載せます。周りをしっかり閉じます。



卵黄を刷毛で塗ります。



190度のオーブンで30分焼きます。久しぶりに作ったので、途中で焦げ防止のためアルミ箔を入れるのを忘れました。底までかりっと焼くには、20分くらいでアルミ箔を入れて焦げすぎるのを防ぐといいですね。

このブログもおかげさまで、100日目(100回目)を迎えました。
しょーもないブログを見に来てくれている多くの方々、ありがとうございます。毎日平均で100以上のPVがあるのは、励みになります。
これからもよろしくお願いします。




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