本多有香さんの『犬と走る』を読みました。
筆者の本多有香さんは大学時代に訪れたカナダで犬ぞりレースに魅せられ、一旦就職した仕事をやめてカナダに渡り犬ぞり師に弟子入りして修行を積み、ついに日本人女性として初めて、もっとも過酷な犬ぞりレースと言われる、ユーコンクエストを完走しました。ユーコンクエストは極寒のアラスカ、カナダを2週間で1600キロに渡って走るというレースです。大きな大会なので上位者にはそれなりの賞金は出ますが、犬ぞりで食べていける人はほとんどいません。参加者の大半は数百万円かかる参加費用を1年がかりでためて参加しています。
彼女も最初は、ほとんど無給で働いて、犬のトレーニングや犬ぞりレース出るためのあれこれを学びます。永住権がないので、半年に一回は日本に帰らなければならないのですが、旅費もバカになりません。当初は夏の間日本で稼いで、冬に現地入りし、犬舎で手伝いながらレースについて学ぶという生活でした。やがてお金を払って犬を借りてレースに挑戦しますが、失敗の連続でした。熱心な彼女をサポートしてくれる現地の人も増えて彼女は永住権を取得し、森の中にログハウスを自分で建てて犬たちと生活を始めます。電気も水道もない森の中での開拓生活です。
最近テレビでは、聞いたこともないような外国で生活する日本人の番組をやっていたりしますが、彼女の場合桁外れです。そこまで打ち込みたい犬ぞりレースという物に馴染みがないので想像つきにくいですが、『野性の呼び声』などを読んでも、この地の人々にとって犬たちはかけがえのない存在なのだという事はわかります。いやはや大変な作品でした。続編が読みたいです。
筆者の本多有香さんは大学時代に訪れたカナダで犬ぞりレースに魅せられ、一旦就職した仕事をやめてカナダに渡り犬ぞり師に弟子入りして修行を積み、ついに日本人女性として初めて、もっとも過酷な犬ぞりレースと言われる、ユーコンクエストを完走しました。ユーコンクエストは極寒のアラスカ、カナダを2週間で1600キロに渡って走るというレースです。大きな大会なので上位者にはそれなりの賞金は出ますが、犬ぞりで食べていける人はほとんどいません。参加者の大半は数百万円かかる参加費用を1年がかりでためて参加しています。
彼女も最初は、ほとんど無給で働いて、犬のトレーニングや犬ぞりレース出るためのあれこれを学びます。永住権がないので、半年に一回は日本に帰らなければならないのですが、旅費もバカになりません。当初は夏の間日本で稼いで、冬に現地入りし、犬舎で手伝いながらレースについて学ぶという生活でした。やがてお金を払って犬を借りてレースに挑戦しますが、失敗の連続でした。熱心な彼女をサポートしてくれる現地の人も増えて彼女は永住権を取得し、森の中にログハウスを自分で建てて犬たちと生活を始めます。電気も水道もない森の中での開拓生活です。
最近テレビでは、聞いたこともないような外国で生活する日本人の番組をやっていたりしますが、彼女の場合桁外れです。そこまで打ち込みたい犬ぞりレースという物に馴染みがないので想像つきにくいですが、『野性の呼び声』などを読んでも、この地の人々にとって犬たちはかけがえのない存在なのだという事はわかります。いやはや大変な作品でした。続編が読みたいです。