学校は大混乱

学校関係者はあわただしい金曜日を送ったと思います。

政府からの休校要請でうちの学校もてんやわんやでした。ちょうど昨日からうちは期末考査でした。試験中に緊急で会議を行って、結局4日間のテストは今日土曜日までの2日間行い、月曜日からは休校としました。出来なかった分の試験科目は生徒に不利にならないように処理することになりました。来週木曜日に予定されていた卒業式は、保護者の参加は断って生徒と教職員のみで行うことになりました。

いろいろなイベントが中止されている中で仕方ないとは思いますが、学校の休校はいささか唐突で場当たり的だったと思います。特にこの時期は年度末でいろいろ大事な校務がある時期なので、せめてあと数日猶予が欲しかったと思います。僕は今年も3年生を教えていたので、卒業式がこのような形になってしまったのは、本当にかわいそうだと思いました。

ゆめみるハワイ

よしもとばななのエッセイ『ゆめみるハワイ』を読みました。

よしもとばななさんは長い間フラを習っています。その彼女がフラで知り合ったお友達を訪ねてハワイに行った時や、取材で訪れたハワイについて書いています。もともと彼女の作品では、自然界のスピリチュアルな要素を描いた作品がよくありました。彼女がフラにはまっていったのも納得です。

敷地内に汽車のレールが走り、プールでイルカに会える有名なホテルに滞在しても、イルカの幸せを考えてしまう彼女は、ホノルルの喧騒よりも、ローカルなハワイ島のヒロやマウイ島のハナを喜びます。僕もヒロやハナはそれぞれ一度行っただけですが、時間がそこだけゆっくり流れているようなあの町は大好きです。優しい時間を過ごしたい方はぜひ読んで見てください。

アメイジングバドパウエル

先日『ブルーノートの真実』を読んでから、聞き直したアルバムが『アメイジングバドパウエル』です。

僕はジャズピアノが好きで、たぶん一番多く持っているのがピアノ系のアーティストのアルバムです。でも、バドパウエルは持っているべきアルバムとしてずいぶん前に購入してほとんど聞いていませんでした。今回、聞き直してみて、ぶっ飛びました。この演奏はとんでもないものでした。

いわゆる大物ピアニストと比べて、彼はほんの一瞬輝いて消えて行ったアーティストです。でもその瞬間最大風速は計り知れないものがあります。いやはや、恐れ入りました。さっそくiPhoneにも入れて聴き込んで行こうと思います。時代は違いますが、ベースのジャコ・パストリアスなどに似ていると思います。

ブリ大根

旬のブリと旬の大根のマリアージュです。

大根はした茹でします。これをするとしっかり味がしみます。

ブリは湯通しします。火が通り過ぎないようにします。

ブリと大根を鍋に移し、砂糖、塩、白だし、酒、みりん、かつおダシで煮込みます。しょうがの薄切りを入れます。煮込んで一旦冷ましてまた煮込みます。

味がしっかり染み込んだ大根を味わう料理ですね。美味しくいただきました。

嘘八百

映画『嘘八百』を見ました。

僕は怪しい中井貴一の映画が大好きです。今の日本で怪しい、うさんくさい人物を演じさせたら中井貴一か佐藤浩一だと思います。現在公開されている『嘘八百京町ロワイヤル』の前作です。中井貴一の古物商と佐々木蔵之介の陶芸作家が、千利休の茶碗を偽造するお話です。

舞台が関西であるということもあって、ベテラン芸人たちが、際どい役柄で出て来ます。お宝を扱ったコメディですが、底が浅くならず、しっかり作り込まれているところはさすがでした。何より、中井貴一と佐々木蔵之介のやりとりが秀逸でした。

もう一人、近藤正臣が陶芸の権威として出演していていい味を出していました。こういう役柄だと本当に光るなあと思いながら見ました。もちろん京町ロワイヤルの方も見に行こうと思います。コロナが心配ですけど。