ジェフリー・ディーヴァーの最新作『ネヴァー・ゲーム』を読みました。
毎年今頃にジェフリー・ディーヴァーはリンカーン・ライムシリーズの新作を出しているので、本屋に行くと外国文学の棚をチェックするのですが、今年は新しいシリーズが出ていました。コルター・ショウは父親に徹底的にサバイバル術を仕込まれた生い立ちを持つ失踪者捜索人です。アメリカでは、失踪者の家族が懸賞金をかけることがあり、コルターはその懸賞金ハンターをやっています。今回は、シリコンバレー付近でいなくなった女子大生の捜索を担当しました。
コルターは父親から話を聞いて捜査に着手します。さまざまな可能性を検討しながら、これまでの経験と知識をもとに彼女が襲われたと思われる場所を特定し、そこで彼女の携帯電話を発見します。この事件を単なる家出と判断してろくに捜査していなかった警察は、本腰を入れて捜査し始めます。
女子大生は、使われなくなった工場でコルターに無事発見されますが、途中から捜査に首を突っ込み始めた彼女の元の彼氏は射殺されてしまいます。犯人はとあるサバイバルゲームを模した誘拐事件を起こしていると判断したコルターは、続けて起こった誘拐事件にも関わりはじめます。
この作品でもジェフリー・ディーヴァーはいつもながら鮮やかなストーリー展開を見せてくれました。主人公のコルターもとても魅力的です。かなりの長さですが一気読みしてしまいました。ただ、ライムやアメリアにも会いたいです。
ショウ一家の家はどのあたりかなと思いを馳せながら検索してこちらにたどり着きました。
ジェフリーディーヴァーどの作品の登場人物も魅力的ですね。
失礼しました。
コルターショウシリーズも面白いですが、リンカーン・ライムシリーズが好きなので、そちらの新刊も出て欲しいと思います。