貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

雪堂美術館

2008年12月12日 | Weblog
11月20日のブログに博品館劇場の「源氏物語」コンサートいれました。
その時の ディジュリドュ奏者KNOBが師と仰ぐ小野田雪堂氏の美術館が北鎌倉にあります。
私はKNOBも雪堂氏のことも、よく存知ませんが、オーストラリアの原住民(アボリジニィ)が使っていたディジュリドゥには以前から縁がありましたし、書道も興味がありますので出かけました。

              北鎌の雪堂門や枯木立

          

雪堂氏は書・画・陶 をなさるようで、山頭火句・みすず詩を額・軸におさめ雪堂展を拝見させていただきました。

             借景は鎌倉やぐら冬の闇

         

山頭火句がお好きなのかな?  素朴な温かみのある書です。  
私は水牛軸の小筆を買いもとめ、サァーこれて年賀状はバッチリだと錯覚し・・・

            筆うごくままに心よ春を待つ

            

yasunao Ishida

2008年12月11日 | Weblog
ヴァイオリン奏者石田泰尚氏は神奈川フィルハーモニー管弦楽団のソロ・コンサートマスターで4年前に演奏会に行った時から、ファンになりました。 

            情熱は奏者と共に神楽月        

      

何処までも追っかけとはいきませんが、時間がゆるす限り横浜でのライブ、トリオ・コンサートにいきます。今回は独奏です。
タンゴ・エチュード、ピアソラの曲もありましたが、バッハの

       無伴奏パルティータ1番 ロ短調
       
       無伴奏パルティータ2番 二短調

は高度な技術と斬新で、無伴奏ヴァイオリンの魅力と奥深さを充分楽しむことができました。

         アンコール祈りの調星冴ゆる

仏教美術館

2008年12月09日 | Weblog
          冬日向伊豆の山々色まして

知人で仏像を彫られる方から、下田の「上原仏教美術館」で近世の仏像が沢山みられる、と言うお話を伺いました。早速下田へ行く計画をたてたのですが・・・

下田に行くのなら・・美味しい海の幸食べたいし・温泉も良し・大河ドラマゆかりの了仙寺・宝福寺・・どれも行きたーい と友人を誘い三人で泊の旅になりました。

          相玉の向ふ仏像冬田道
        
   

下田達磨大師の側に大正製薬の旧会長上原正吉氏と奥様が建立された近代美術館と仏教美術館があります。
仏像に興味無いと楽しくないかな?・・と友人とは別行動・・・

           幡なびく下田大師や夕茜

仏教と仏像の関係や仏像の意図する表わし方、彫りしの考え、関わり方、等興味深く拝観することができました。

カメラは前回の旅のままで、電池切れ・・・写真無くて すみません。

アストロリコ

2008年12月07日 | Weblog
芭蕉の「笈の小文」を巡る、旅のブログをモタモタ入れているうちに師走も一週間がすぎました。
関西から来たタンゴ オルケスタ「アストロリコ」の演奏会です。

         極月やバンドネオンにリズムとり

    

私の若いときは外国からダンゴ楽団が来日して、バンドネオンがずらりと並んでいたと記憶していますが・・・今演奏者少ないようですよね。

リーダー  バンドネオン  門奈 紀生 率いる10人のメンバーです。
                
          タンゴの夜終えて見上げる冬銀河

      懐かしい22曲・・・楽しい夜になりました。

義仲寺

2008年12月05日 | Weblog
          義仲を慕うぎちゅう寺冬木の芽

師走月に入りましたね。11月30日に入れたブログがトラブって三井寺の写真しか入りません、原文は入っているのですが・・ちょつと気抜けし・・暫くパソコン開きませんでした。
今回、 芭蕉の「笈の小文」を巡る旅の最後は芭蕉翁の墓がある義仲寺です。      -芭蕉翁坐像ー          

       

木曽八幡社が奉られていましたが、古くは石山寺に、近世は三井寺に属していたそうです。1965年単立寺院となり同年時雨忌(芭蕉翁の忌)に落慶法要をして今日にいたったそうです。
       
          木曽殿を祀る神社か講日和

    

     旅に病んで夢は枯野をかけ廻る  -芭蕉翁ー
          
        

          かけ廻り足跡に吹く枯れ芭蕉

芭蕉の木(草)は落柿舎にも義仲寺にも深川の芭蕉庵にもありました。

今年の春 4年がかりで巡っていた「奥の細道」は大垣まできました、最後に義仲寺行きが計画に入っていたのですが、その時は、夫が入院していたので、早く帰り病院へいきました。

その心残りがこの秋に叶うなんて・・・・導かれているとおもい、感謝の気持ちでいっぱいです。   今回の旅は終わります。