貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

街へ

2007年06月10日 | Weblog
    ビルぬける 汐の香りと 青葉風

街へ出かけるときは、二つ三つの用事をすませます。
バス・電車の運賃が高いからです。 おかげで一日つぶれ、ついよけいな物を買いお金を使います。これって、運賃の倹約になるのかしら?

      埋め立て地 ビル重なりて 立夏なり

        

横浜駅東は埋立地です、川?運河?埋め残しというのでしょうか? 
アッと言う間にランドマークタワーがかくれそう。  開発が進みます。
横浜ベイクォーターにチョット寄って若人気分・・・買い物してしまいました。

       
    
        涼しげな ヘアー飾や 竹のかご 

苔玉を作る

2007年06月09日 | Weblog
    空見上げ 入梅前の 草むしり

気象庁のデータ-では平均梅雨入りは6月8日だとか、 南関東は晴天で夏日です。ふじやま公園の体験教室で苔玉作りをしました。

    苔あつめ 水あげ水かけ 夏日かな

この教室は「造形遊び」といって、スタッフのメンバーがいろいろなアイデアを出し合い、個性のある作品が出来上がります。

    泥玉に 遊び心で 苔を着せ

   

    苔玉や 手のぬくもりを 形にして

玉は、ケト土・鹿沼土・赤玉・ミズゴケ・細かい竹炭・他 コケです。 
置く物は 竹で敷きを作ったり、ヒゴで編んだ籠や、小枝を組んでのせる・竹の輪切に・つるで編んだ・・・等など。全部手つくりです。

    里山の 造形遊び 竹の秋
    

ホタルブクロ

2007年06月07日 | Weblog
梅雨入り前、谷戸の小川ではそろそろ蛍がでるころですが・・今年はどうかしら?
蛍狩りはもう少し後にして、庭にホタルブクロが咲きました。
 
     一枝に 十のフクロの ホタルかな 

隣には 一輪でも目立つアマリリスです。 それぞれ良いのですが、蜜蜂はホタルブクロの中を出たり入ったりしています、気に入ってるようです。

     風に揺れ ほたるぶくろは 鈴のよう
      
        

     アマリリス オランダの空 渡り来る

球根はオランダからの輸入品です、土は無く水をあげるだけで二年咲きました。今年は日本の土に下ろしてあげようとおもいます。  

九谷焼

2007年06月05日 | Weblog
    春の雪 忍者屋敷の 妙立寺

金沢から宅急便が届きました。    忘れかけていた・・・ いや・・・気にしていました。

    薫風と 届く茶碗は 九谷焼 
 
今年3月に「奥の細道」金沢へ旅をしたとき(3月18日のブログ)、妙立寺・願念寺・西の茶屋近くで寄り道した光仙窯からです。あの時は春の大雪で手は凍え陶芸をゆっくり楽しむことができませんでした。金沢市内で唯一九谷の轆轤(ロクロ)~絵付~本焼までしていて体験の出来る窯元です。
    
    黒百合や 伝統にみし 色そへて



黒百合は石川県の県花で、加賀白山に自生しているようです。 伝説では戦国武将の富山城主 佐々成政にさかのぼり加賀百万石前田家におよびます。(検索してみて下さい)

    黄湯呑に 黄茶碗揃え 初夏ウララ

以前から黄色の湯呑茶碗(耕窯)使っていますが、気に入っています。

称名寺

2007年06月03日 | Weblog
先月10日に金沢文庫で、運慶作・大威徳明王座像を拝観しましたが、今日はその明王坐像の特別講演会がありました。
称名寺境内の池に咲いていた黄菖蒲はすっかり花を落とし小さな亀が泳いでいます。

     境内の 砂利踏みしめて 青葉風

今日のお話で、前期の運慶と北条時政・和田義盛・足利義兼
          後期の運慶と源実朝・大弐局
など興味深い話でしたが、専門家でないと上手に話せませんよね。
     
     初夏の空 北斗信仰 宇宙覚

光明院にあった、誇りを被って真っ黒な手足の掛けた小さな明王が・・・
大事にされ霊験仏とされたのですね。

  

      遠き日の 小さき明王 持仏哉

水無月

2007年06月01日 | Weblog
六月になりました、九州地方は梅雨に入ったそうです。
昨夜、南関東は豪雨で雷や雹が降ったところがありましたが、今日はさわやかな日和です。
   
       初夏の室 足投げ出して コーヒーを

根岸なつかし公園内に建つ近代和風住宅「旧柳下邸」です。
大正~昭和初期の洋館と入母屋作りの和館が市の有形文化財として保存活用されています。
       山帽子 根岸の風や 和洋館
   
    

    

       水無月や 中庭ぬける 浪漫風

入り組んだ入母屋作りの和室では、古布を新しい感覚の服に蘇らせ展示していました。