黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

吉田菊次郎の東京ショコラ@ブールミッシュ

2010-03-17 | スイーツ
 会社でもらった東京土産。
 チョコ風味の焼き菓子。細かいチョコも入ってるような…。
 ちょっとしっとりした食感。
 吉田菊次郎って誰?と思ったのですが、どうやらブールミッシュの創業者のようですね(笑)。
 
 ブールミッシュ:東京 ※多分東京駅あたりで購入

『陰陽師 天鼓ノ巻』夢枕獏(文藝春秋)

2010-03-17 | 読了本(小説、エッセイ等)
災いが続き困っている橘忠季の邸に、忘歓と名乗る老人が現れ、それは地震により気が乱れた影響だという。
瓶貸しだという彼が、瓶を埋めたところ、たちどころに災いは止んだ。
しかししばらく後、老人を疑い出した忠季が、家人に命じてその瓶を掘り出すと、そこには虎の尾を持つ赤子がいたという。その後、再び災いが降りかかり、安倍晴明が呼ばれることに……『瓶博士』、
晴明と源博雅、盲目の琵琶法師・蝉丸が酒を酌み交わしつつ、話をしている中で、都の大路小路を哭きながら歩いてゆく勧進坊がいるという話をする博雅。
一方、盲目の琵琶法師・蝉丸が、橘諸忠が世話している女の話をする。ある日、彼の屋敷の前に立っていたその女は、目が見えず、口もきけない。そんな彼女を出家させ、春陽尼と名乗らせたが、蝉丸の琵琶に反応を示したことから、琵琶を習わせることに。
それから三年、突然彼女が話し出し、蝉丸を呼んで欲しいといったという……『器』、
藤原家盛の元に菩薩を名乗る老人が現れ、十四になる彼の娘・那智を迎えに来たという。
五年前、屋敷に蛇がたびたび現れ困っていた家盛は、その菩薩に蛇を鎮める代わりに彼女を差し出すという約束をしていたのだった。
家盛が返事に窮しているうちに、老人は消え、安心したのもつかの間、再び蛇が現れ出し、長尾麻呂と名乗る妖が那智に憑いて……『紛い菩薩』、
晴明の屋敷に遊びに出かけた博雅。折りしもそこへ、藤原安時の娘・貴子がやってきた。
彼女は、夜毎何者かに齧られている夢を見るという。そして実際の身体にもそれが痣となって現れて……『炎情観音』、
秋。晴明の屋敷で蝉丸が琵琶を、博雅が笛を奏でていると、そこに屋根の上から鞨鼓が響いてきた。演奏しているのは童子で……『霹靂神』、
春。桜の散りゆく様を見ていた晴明と博雅。そこへ蝉丸がやってきたが、博雅の様子がちょっとおかしい。
蝉丸に、髪が逆立っている女の姿が見えるというのだ。それは蝉丸に憑いている、かつての妻だった……『逆髪の女』、
四月。「困っているのだ」と晴明の元に博雅がやってきた。その隣には同じ言葉を繰り返す、もうひとりの博雅。
どうやら、村上天皇の使いで、一言主の神に託宣を受け取りに葛城へ出かけた帰りからはじまったことで……『ものまね博雅』、
ひとりの童子が闇の中を歩いている。髑髏が転がり、屍が累々とする中、彼を招く鼠が現れ……『鏡童子』の8編収録の短編集。

シリーズ…何作目?
怪異は起こるけれど、天下を動かす大事件というほどのこともなく、わりとのんびり(大きな敵、というのがいない所為?)とした雰囲気。『霹靂神』『ものまね博雅』が特に。
この巻は、蝉丸の登場が多めかな。
いつものパターンの“「ゆこう」「ゆこう」そういうことになった”が好きです(笑)。

<10/3/17>