黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

ルローフレジェ・改@ガトウ専科

2010-03-12 | スイーツ
 いちご風味のロール生地でクリームを巻いてあり、中心にはいちごが。
 上にもクリームが塗られていて、チョコが載ってます。
 ロール生地はふんわりした食感。

 初めてだったかなぁと思いつつ、過去の記録を振り返ったら、2年前にも食べてました。
 色がちょっと違いますね~。
……てゆーか、この記事↑を見るまで、商品名は『ルロー』ではなく『ハロー』だと思ってました(注文する時もそう言ってしまいました/爆笑)。
 手書きの文字だったので、見間違い~?

 ガトウ専科:新潟(長岡、ほか)

ホワイトショコラルージュ@ガトウ専科

2010-03-12 | スイーツ
 ベリー系のスポンジの間に、ホワイトチョコクリームが挟まれています。
 上に、ブルーベリーといちごとホワイトチョコ。
 スポンジがちょーピンクです(笑)。
 こちらは割としっとりした感じで、同じベリー系でも前述のルローフレジェとは別物。

 ガトウ専科:新潟(長岡、ほか)

『南の子供が夜いくところ』恒川光太郎(角川書店)

2010-03-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
夏。湘南の海に両親と出かけた少年・タカシは、水色のワーゲンバスを移動店舗として営業しているおねえさん・ユナと出会う。実は一家心中を考えていた両親。自分たちだけが死ぬのはかわいそうだから、子供も…という彼らを、ユナは南の島へと誘う。そこはコロンバス島……『南の子供が夜いくところ』、
紫焔樹と呼ばれる樹木がある島に生まれたユナ。
その樹には、紫色の花が咲き、白と赤のパパイアに似た形状の実がなる。赤い実は一年に一度食べてもよいが、白は禁じられていた。その樹が生えている聖域で暮らしていた姉妹同然のスーとユナは、<果樹の巫女>と呼ばれ、果樹を守っていた。そしてそこにはトイトイ様とよばれる黒い神様が、たびたび現れた。
ある時、イギリスからスティーブンという漂着者があらわれた。彼はやがてスーと恋仲になり、皆に馴染むが、それから1年が過ぎ、再び遠い異国から六人の男たちがやってきて……『紫焔樹の島』、
フランス人旅行客ヴェルレーヌが、トロンバス島の町・ポートフェアから40キロほど離れた、小さな町ティアムで見つけた妙なもの……十字路に置かれたピンクの廟で、その中には木彫りの像が納められていた。その由来が気になり、町の人々に聞き取り調査を試みる彼だったが……『十字路のピンクの廟』、
ベライアの酋長の甥であるシシデマウ。ベライアとは島の名前であり王国の名前。
ある時、ベライアと仲の悪いコラから襲撃をうけ、10キロほど離れた島・テオスに助けを求める為、カヌーで脱出。しかし彼らから助力は得られず、精霊の力を求めて伝説の<大海蛇の一族>を探し、再び船出。そんな彼が辿り着いた場所は……『雲の眠る海』、
セントマリー岬で息子が事故死した。ポーとフェアで造船事務所の事務員をしていた男は、その岬で蛸漁をしている老人から、悪霊ヤニューの仕業だと聞かされる。
そんな老人から、引退する自分の代わりに跡を継がないかと誘われた彼は、蛸漁師となる。
ある日、崖の中にある岩部屋で金貨を見つけたが……『蛸漁師』、
野原にひとり埋まっている男ティユル・スノピタ。そこへたまたまタカシが通りかかり、言葉を交わすようになった。
かつて海賊船の船長だったティユル。やがてソノバという有能な男が仲間に加わったが、彼に自由を与えるにあたり、自分の大事にしていた舶刀を譲ろうとするも拒否される。その後、その刀は腹心の青年に譲り、やがて彼は海賊を引退。ポートフェアから北を目指し、土地を開墾していった。
それから18年。ソノバがユナを連れて現れて……『まどろみのティユルさん』、
離れて暮らすタカシに会う為、ティアム行きへ行くべくバスに乗った父・ケイタ。
しかし行き先を間違え、やってきたのはフルーツ頭たちが暮らす町フルーツタウン。しかもいつの間にか、姿を犬に変えていた。
やがて自分と同じ境遇の男・赤ひげに出逢い、フルーツ頭たちを襲うようになったケイタだったが、ある時赤ひげがフルーツ頭たちに捕まったことから、彼らの廟にたびたびやって来ていた女・クライシスの望みを叶え、その代償に彼女と一緒に暮らすようになったのだが……『夜の果樹園』の7編収録。

南の島、主にコロンバス島(架空の島)を舞台とした連作短編集。幻想小説。
恒川さんといえば、日本的な、ちょっと暗さのある異界を描かれるイメージだったので、南国?と思ったのですが、良い意味で裏切られた感じでした。
南らしく陽性でありながらも、呪術めいた不思議さが共存しているところが素敵でした♪

<10/3/12>