黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『赤い薔薇ソースの伝説』ラウラ・エスキヴェル(世界文化社)

2007-07-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
革命時代のメキシコ。
田舎の裕福な農場の末娘・ティタ……台所で産気づいた母・エレーナによりその場で生み落とされた彼女は、台所女ナチャに育てられ、料理が得意な少女に育つ。
そんな彼女が15歳のある日、ペドロ・ムスキムから結婚を申し込まれたものの、昔からの伝統で末娘として母の面倒を一生見なくてはならないという義務が負わされていたティタは、母の反対によりその話を壊された挙げ句、ペドロはティタの姉・ロサウラと結婚することに……。
母にいじめ抜かれ、誰よりも頼りにしていたナチャも先立ち、ペドロとロベルトとの間に生まれた甥・ロベルトを可愛がるも、その手から引き離されてしまう。
そんな彼女の前に、ジョン・ブラウン医師が現れ……

彼女の作る料理が、その感情の影響を受け、さらに食べた人間にも多大な影響を及ぼすあたりは、どこかファンタジックでコミカルですらあるのですが、どうにもペドロを始め、むかつく人々が多すぎて……;(場所と時代背景もあるので、しょうがないかもしれませんが/笑)

<07/7/28>