黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『数学的にありえない 上』アダム・ファウアー(文藝春秋)

2007-07-23 | 読了本(小説、エッセイ等)
コロンビア大学の統計学科の大学院で4年目を迎えていたデイヴィッド・ケイン。
ギャンブルにはまり、その資金を稼ぐ為、確率論の初級クラスの講師をしていたが、側頭葉癲癇を患い、その職を失うことに。
その上、ヴィタリー・ニコライエフが経営する地下カジノで巨額の借金を抱え、絶体絶命。
そんな彼が、主治医のドクター・クマールから処方された実験薬が原因で不思議な能力を持つことに……。
謎の研究をする科学者トヴァスキー、国家安全保障局<科学技術研究所>の所長ジェイムズ・フォーサイス、そして二重スパイであったCIA女工作員ナヴァ・ヴァナー……彼をめぐり、それぞれの思惑、陰謀が渦巻くが……

いろいろ数学的な蘊蓄も語られてますが、ジェットコースター的な展開で読みやすいかも(数学版『ダヴィンチ・コード』みたいな感じ?)。
下巻でどう決着がつくのか楽しみです。

<07/7/23>

† 新刊情報(07/07後半) †

2007-07-23 | 新刊情報
7/19
森博嗣『ZOKUDAM』光文社

7/20
五條瑛『3way waltz』祥伝社(文庫)

高原英理『神野悪五郎只今退散仕る』毎日新聞社

あさのあつこ『晩夏のプレーボール』毎日新聞社

7/22
香月日輪『下町不思議物語』岩崎書店

7/23
西條奈加『烏金』光文社

7/24
恩田陸『木洩れ日に泳ぐ魚』中央公論新社

7/25
茅田砂胡『クラッシュ・ブレイズ ミラージュの罠』中央公論新社(ノベルス)

茅田砂胡『王女グリンダ 上・下』中央公論新社(文庫)

小川洋子『博士の本棚』新潮社

7/26
金城一紀『映画篇』集英社

7/27
加納朋子『ぐるぐる猿と歌う鳥』講談社

7/29
早瀬乱『レイニー・パークの音』講談社

7/30
吉田篤弘『フィンガーボウルの話のつづき』新潮社(文庫)

三浦しをん『私が語りはじめた彼は』新潮社(文庫)

7/31
金城一紀『対話篇』新潮社

シャン・サ『美しき傷』ポプラ社

桜庭一樹『桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ。』東京創元社