11月も下旬に差しかかりましたが、異常なくらいに暖かい日々が続いております。何かの影響か…と勘繰るのは、穿ちすぎでしょうか。「四谷会談」第21回をお届けします。
今回は、第20回「絶滅」の余韻を受けて、「ドメスティケーション」をテーマに据えました。現在、我々を取り巻く「自然」は、驚くほどに品種改良をされたものばかりとなっています。ペットとして飼っている犬や猫、観賞用に並べられた草花、人間の食生活の根本をなす種々の農作物、家畜たち。これまで自然だ、野生だと思ってきたものまで、遺伝子レベルで操作されていることも屡々です。
近年、人類にとって最初の家畜であるイヌが、15000年前に中央アジアで誕生したとの、DNA分析による研究成果が発表されました。まだ、人類が定住せず、移動生活を営んでいた頃のことです。それほどの昔から、人間は自然を生命レベルで作り変えてきたのです。
いま、そのことによって何が問題として起きているのか、起きつつあるのか。私たちはその現実を、どのように受け止めていったらよいのか。
今回は、正当なるリスナーとしてこの番組を「発見」してくださっていた、大阪大学大学院の日下宗大さんをゲストにお迎えし、例のごとくとりとめもなく議論してゆきます。秋の夜長のおともに、ぜひどうぞ。
※ なお、収録時間が長くなったため、前篇/後篇に分けてお送りします。
《第21.1回 収録関係データ》
【収録日】 2015年11月2日(月)
【収録場所】 上智大学7号館9階北條研究室
【収録メンバー】山本洋平(司会・トーク:英米文学・環境文学)/是澤櫻子(司会・トーク:歴史学・アイヌ史・口承文芸論)/日下宗大(トーク・ゲスト:英文学)/工藤健一(トーク:歴史学・日本中世史)/岩崎千夏(トーク:日本文学・中国語)/堀郁夫(トーク:株式会社勉誠出版編集部)/北條勝貴(技術・トーク:歴史学・東アジア環境文化史・心性史)
【主題歌】 「自分の感受性くらい」(作詞:茨木のり子、曲・歌:佐藤壮広)
今回は、第20回「絶滅」の余韻を受けて、「ドメスティケーション」をテーマに据えました。現在、我々を取り巻く「自然」は、驚くほどに品種改良をされたものばかりとなっています。ペットとして飼っている犬や猫、観賞用に並べられた草花、人間の食生活の根本をなす種々の農作物、家畜たち。これまで自然だ、野生だと思ってきたものまで、遺伝子レベルで操作されていることも屡々です。
近年、人類にとって最初の家畜であるイヌが、15000年前に中央アジアで誕生したとの、DNA分析による研究成果が発表されました。まだ、人類が定住せず、移動生活を営んでいた頃のことです。それほどの昔から、人間は自然を生命レベルで作り変えてきたのです。
いま、そのことによって何が問題として起きているのか、起きつつあるのか。私たちはその現実を、どのように受け止めていったらよいのか。
今回は、正当なるリスナーとしてこの番組を「発見」してくださっていた、大阪大学大学院の日下宗大さんをゲストにお迎えし、例のごとくとりとめもなく議論してゆきます。秋の夜長のおともに、ぜひどうぞ。
※ なお、収録時間が長くなったため、前篇/後篇に分けてお送りします。
《第21.1回 収録関係データ》
【収録日】 2015年11月2日(月)
【収録場所】 上智大学7号館9階北條研究室
【収録メンバー】山本洋平(司会・トーク:英米文学・環境文学)/是澤櫻子(司会・トーク:歴史学・アイヌ史・口承文芸論)/日下宗大(トーク・ゲスト:英文学)/工藤健一(トーク:歴史学・日本中世史)/岩崎千夏(トーク:日本文学・中国語)/堀郁夫(トーク:株式会社勉誠出版編集部)/北條勝貴(技術・トーク:歴史学・東アジア環境文化史・心性史)
【主題歌】 「自分の感受性くらい」(作詞:茨木のり子、曲・歌:佐藤壮広)