これも気候変動の影響でしょうか、近年、夏から冬にかけての変化が急激すぎる気がします。秋の余韻を楽しむ暇もなく、東京では54年ぶりの11月の初雪となりました。ずいぶん久しぶりの配信となりましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、すでにfacebookページにて掲載をしておりました、『キタキツネ物語』を題材に、1970年代後半〜1980年代前半の社会・文化に、民族学的想像力が大きく作用していたのではないかという仮説を提示します。これはいいかえれば、異文化への意識、他者への意識が、自己に対する批判的なまなざし、自文化の価値を相対化するまなざしを醸成していた時期ともいえます。現在の自画自賛情報の垂れ流しによる閉塞状態を打破するための、考えるヒントになっていればいいのですが…。
また今回からは、上智大学学部3年生の松本満里奈さんにも、議論の場に加わっていただきました。日本女性史を猛勉強している、期待の学生です。まだちょっと、「おじさんたちが寄ってたかって若者に教示する」という歪な構造になっておりますが、いろいろかき回してもらえるといいなあと思っています。
以上、またお楽しみいただけましたら幸いです。
《第25回 収録関係データ》
【収録日】 2016年11月3日(木)
【収録場所】 上智大学7号館9階北條研究室
【収録メンバー】山本洋平(司会・トーク:英米文学・環境文学)/工藤健一(トーク:歴史学・日本中世史)/堀郁夫(トーク:株式会社勉誠出版編集部))/松本満里奈(トーク:歴史学・日本古代女性史)/北條勝貴(司会・技術・トーク:歴史学・東アジア環境文化史・心性史)
【主題歌】 「自分の感受性くらい」(作詞:茨木のり子、曲・歌:佐藤壮広)
今回は、すでにfacebookページにて掲載をしておりました、『キタキツネ物語』を題材に、1970年代後半〜1980年代前半の社会・文化に、民族学的想像力が大きく作用していたのではないかという仮説を提示します。これはいいかえれば、異文化への意識、他者への意識が、自己に対する批判的なまなざし、自文化の価値を相対化するまなざしを醸成していた時期ともいえます。現在の自画自賛情報の垂れ流しによる閉塞状態を打破するための、考えるヒントになっていればいいのですが…。
また今回からは、上智大学学部3年生の松本満里奈さんにも、議論の場に加わっていただきました。日本女性史を猛勉強している、期待の学生です。まだちょっと、「おじさんたちが寄ってたかって若者に教示する」という歪な構造になっておりますが、いろいろかき回してもらえるといいなあと思っています。
以上、またお楽しみいただけましたら幸いです。
《第25回 収録関係データ》
【収録日】 2016年11月3日(木)
【収録場所】 上智大学7号館9階北條研究室
【収録メンバー】山本洋平(司会・トーク:英米文学・環境文学)/工藤健一(トーク:歴史学・日本中世史)/堀郁夫(トーク:株式会社勉誠出版編集部))/松本満里奈(トーク:歴史学・日本古代女性史)/北條勝貴(司会・技術・トーク:歴史学・東アジア環境文化史・心性史)
【主題歌】 「自分の感受性くらい」(作詞:茨木のり子、曲・歌:佐藤壮広)