【あった!姫路城そばの市立動物園の猛禽類のそばに】
〝謎の物体〟としてよく話題になる「ケサラン・パサラン」。果たしてその正体は何なのか。そもそも呪文のようなへんてこな名前はどこから来ているのか――。ずっと気に掛かっていた。関西でそのケサラン・パサランが展示されているのは姫路城そばの姫路市立動物園。久しぶりに「好古園」(姫路城西御屋敷跡庭園)を訪ねたのを機に動物園に会いに行った。
初対面を楽しみに正面入り口からいざ園内へ。ところが受け取ったカラフルな動物展示の配置図をくまなく見回してもケサラン・パサランはどこにもない。あれ!ケサラン・パサランはこの動物園の売り物の一つのはずだけど……。場所を確認するため再び入り口へUターン。係員の女性によると、それは猛禽類の一角にあるという。言われた通りに赤い欄干の城見橋を渡って突き当たりを左折。しばらく進むと、フクロウやワシを展示する檻の前にあった。
飼育箱のような木箱の中の落ち葉の上に真っ白い綿毛の物体が2つ。直径は5cmほどだろうか。化粧用道具のパフのようにフワフワな感じ。展示箱の下には第三者的なこんなコメントが添えられていた。「江戸時代より伝わる縁起物。正体はなぞに秘められていて、これを見るとよい事がある?と言われている。姫路ZOOでは猛禽類のエサの毛がケサラン・パサラン(毛玉)になった説が有力とか?」。その左には「ペリット(ペレット)」というウンチのような3つの塊も展示されていた。これは猛禽類がエサの鳥などを食べた後、消化できない羽や骨などが塊となって口から吐き戻されたものとのこと。塊の横に「1個のペリットの中にこんなに沢山の骨がありました」との説明もあった。
ケサラン・パセランの正体について姫路市立動物園では毛玉説をとっているが、ほかにも牛や馬などの胆石や腸内の結石とする説、アザミやオキナグサなどの花の冠毛が集まったものとする植物由来説などもあるそうだ。さらに化粧の白粉(おしろい)をエサとする生物説や妖怪説も。名前についても梵語の「袈裟羅・婆裟羅」から▽スペイン語で「なるようになる」を意味する「ケ・セラセラ」から▽ポルトガル語の「ヘイサラバサラ」から▽「天から降ってくる」という東北地方の言葉「テンサラバサラ」から――など諸説あるという。
国内では姫路のほかに山形県鶴岡市の市立加茂水族館や山形県立博物館などでも常時または期間限定で展示している。ケサラン・パサランの持ち主は一生幸運に恵まれる・金持ちになる・病気にかからず健康に暮らせる――など良いことがあるという。ただ、1年に2度以上見たり、他人に見せたりすると効果がなくなるとか。東北の庄内地方では門外不出の家宝として桐箱に収められ大切に受け継がれているところもあるそうだ。
数の言葉…1・2・3…の
『創発釣り鐘体』・『尖塔コニーデ体』のようなモノかな、
自然数のエネルギーのエンテレケイアを≪…ケサラン・パサラン…≫に・・・
≪…ケサラン・パサラン…≫の数直線の
図形による紋様マスキングテープの幻の発売日は、2月25日の『自然数の日』に・・・