く~にゃん雑記帳

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<バレーボール黒鷲旗> 女子準決勝は東レ―岡山、JT―NECの戦いに

2012年05月05日 | スポーツ

【初登場の東レ、若手が奮起。岡山にも制覇の可能性】

 バレーボールの第61回黒鷲旗は4日から決勝トーナメントに入り、女子はプレミア勢の東レ、岡山シーガルズ、JT、NECの4チームが勝って5日の準決勝に駒を進めた。東レはトヨタ車体に逆転勝ちし、選手層の厚さを示した。岡山は若手セッターと攻撃陣の連係が絶好調。JTはプレミアリーグのレギュラーラウンドで3戦3敗だったデンソーに逆転勝ち。NECはチャレンジリーグ1位の日立を寄せ付けなかった。準決勝の対戦は東レ―岡山、JT―NECの組み合わせ。岡山は東レにリーグ戦で1勝2敗だが、東レは主力が日本代表候補の合宿で不在だけに勝機は十分。これを突破すると黒鷲旗制覇の可能性も出てくる。

東レ3―1トヨタ車体(24―26、25―17、25―13、25―23)

 東レはアジアクラブ選手権(準優勝)出場で予選グループ戦を免除されたため、この準々決勝が初登場。その硬さもあってかトヨタ車体に試合開始早々に連続3ポイントを挙げられる苦しい立ち上がり。終盤に追いつきジュースに持ち込むものの、最後はブロックで第1セットを奪われた。だが、第2セット以降、峯村沙紀や高田ありさ、小平花織、二見梓ら若手陣のスパイクが決まり始め3セットを連取し逆転勝ち。いずれもまだ20代前半の選手ばかり。東レといえば木村沙織、荒木絵里香、迫田さおりら日本代表候補の活躍ばかり目立つが、若手も順調に伸びていることを証明したような一戦だった。

 

岡山3―0大野石油広島(25―22、25―13、25―20)

 予選グループ戦3戦全勝の岡山と、パイオニアを破って勝ち上がってきた大野石油の戦い。日本代表候補の山口舞を欠く岡山だが、その穴を福田舞と関李香らが埋める活躍を見せ、大野石油を寄せ付けなかった。日本代表候補の17歳若手セッター宮下遥と攻撃陣の連係も見事に決まっていた。岡山の選手の多くは大阪国際滝井中学・高校の出身者(宮下は在学中)。この日も母校の生徒たちが会場を埋め尽くし、その声援に応えるかのような余裕のある試合運びだった。

 

JT3―1デンソー(23―25、25―22、25―10、25―19)

 プレミアリーグではデンソーが3位、JTが5位。デンソー鍋谷友理枝のサービスエースで始まった第1セットは高橋菜穂子らのスパイクやブロックが決まり終始デンソーペース。だが第2セットの中盤以降、JTの位田愛のスパイクが次々に決まり始める。このセットを奪い返すとJTは第3セットでも位田の強打、フェイント、ブロックに加え、セッター橋本直子が続けざまに3本のサービスエースを決めるなどデンソーを圧倒。第4セットも石川友紀の速攻やブロックがよく決まり、最後は位田の強烈スパイクで締めくくった。

 

NEC3―0日立(26―24、25―19、25―21)

 予選を東レ抜きの3チームで戦って2戦2勝のNECと、主力を欠く久光製薬を破りセット率の差で勝ち上がってきた日立との一戦。NECは第1セットこそもつれてジュースに持ち込まれたが、第2セット以降はプレミアチームの貫禄を見せストレートで日立をしりぞけた。ただ両チームともサーブがアウトになったり、ネットに引っ掛けたりすることが目立ち、ボールが手に付かないような試合展開だった。その中でNECの張紫音の活躍が光り、杉山祥子も要所でベテランの味を出していた。

  

 

 


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