CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

仁 JIN

2009-12-30 19:36:20 | ドラマ映画テレビ感想
TBSの大当たりドラマ「仁 JIN」も
実は見ておりました、
正直、今期というのか2009年は後半戦がびっくり面白かった
いや、前半というか中盤でも、白洲次郎とかあったし
良作だったと思うのですが
久し振りに、民放ドラマでみっちり見たのであります
これと不毛地帯があれば、もうしばらく戦えるなんて
わかりやすい感想を覚えたのも懐かしいかぎり
ともあれ、ほどよい歴史観というか、なんか、
人情話にも似たところが素敵と
そんなドラマでありました

もう、いたるところで語りつくされているらしいので
下手なことを書くのにも勇気がいるようなこのごろですが、
演者の全てが大当たりしてて、しかも、
話の内容も、まずまず分かりやすいし、盛り上げどころもよろしいと
かなり揃っていたドラマだと感嘆したのであります
期待してなかったからという、ありがちなパターンで
すっかりはまってしまっていたのですが、
非常に面白いドラマでありました

誰も彼もよかったんですが、
やはり、内野さんの龍馬が、なんと言ったらいいのか、
漫画から出てきたのかお前わ、と
そんな戦慄すら覚えるような演技で面白すぎた
やっぱり勘助はすげぇなんて、懐かしいことも思いつつ
ぐっと、引き込まれてしまっていた次第

さらに、野風花魁役の中谷美紀も、よくよく考えると
花魁にしてはトウが立ちすぎているという
ちょっと、いただけない表現を当ててしまうんだが
だけども、あのハスっぱとは違うんだが、
斜に構えるでもない、ケレン味と呼ぶんだか知らないが
切れ味鋭い女の役どころが実に見事でありました
最初から、ああいう話の展開にするつもりだったのかわからんが
見事に話の中心で生きていたと思うところ

さらにと、あげていけば、たぶん
全員の名前を挙げてしまうのですが、
大沢たかおの押さえすぎていつつ、絶妙な南方先生像が
本当、はまりすぎていて涙がでそうなぐらいでありまして
全てが集まってこその出来だよなと天晴れに思ったのでした

途中、藤田まこと大先生が急遽降板でどうなるかと思ったけども
無事、木枯らし紋次郎がやってきて、むしろ、
これくらい悪そうというか、親分臭がしてて
よかったんじゃねぇかななんて、思うほど立派、
最近、ちょっと渡世人ものにはまりつつあるので
かなりやられてしまったんだが
ああいう江戸風俗ものってのは、本当、
どこまでも見ていたくなる不思議な魅力があるなと
感嘆したのでありました

内容は、また、医療という素敵な観点からで
今見ると、本当、医療ってのはすげー進んだんだなぁと
感心させられたり、ヤマサって偉いんだなぁと
なんか、ヤマサがスポンサーじゃないのに
その広告塔みたいになってて、どうかしらと思ったり
ステキすぎてたまりませんでした

ただ、方々で騒がれている、投げっぱなしジャーマン状態の
終わり方というのについては、個人的に
すげー綺麗にまとまったし、確かに
序盤から、ずっと龍馬がどうなるかを匂わせていたうえに、
あの龍馬が目立ちすぎていると、色々不幸とよぶのか
何かが重なって、肩透かし状態となりましたが
十二分に話ができあがっていたし
面白くてよろしかった
ぜんぜん問題なかっただろう、後につづきそうな具合で終わるってのは
むしろ、原作が進んでから、二期をじっくり作れるとすりゃ
そりゃ、満足じゃねぇかなんて思うところでありました

あえてというでもないんだが、当然のように
言葉遣いとかが、あまりにも現代すぎるというところ
気にならなくもなかったんだが、まぁ、
そういう時代考証したから話が面白くなるもんでもないしと
そんなあれこれをちょっと上から目線で見たり
なんだかんだ、語りつくせない感じになったので
凄く良作だったと、満足して今年を終えられる
そんなことを思ったのでありました

これと外事警察と不毛地帯と坂の上と
忙しくて目が回る後半でありました
来年もこんなのがいくつか見られるといいなぁと
願いつつ、とどめておきます


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