話が通じない相手と話をする方法 著:ピーター・ボゴジアン
割とセンセーショナルなタイトルのようにも読めるが、
対話とは何か、そのための方法と努力について書いた本で
大変ためになる内容であった
これは、昨今のキャンセルカルチャーしかり、SNSではびこるいったもん勝ち、エコーチェンバーに
なんとか対抗するというか、古式ゆかしい対話という人類の英知について語っていて
よい本だと思いつつ読んだのである
とはいえ、流石はディベート文化の国だけあって、
言い負かすという話し、そういう行為についてのあれこれの知識や知見が豊かだなと思ったのだが、
そうではなく建設的に物事を進めるための努力という、
ごく当たり前のそれについて、かなり詳細に記していて、
そうではない、口喧嘩によっぽど困っているというか、
実際、現状日本ですら、そういうこと多いよなと思っているところ
対話の大切さというものが身に染みるようで面白かったのである
とはいえ、読んでいると、途中で何度も注釈が入るけど
結局、自分が口喧嘩を吹っかけていることになりかねない、
そういう人をイデオローグと呼ぶそうだが、対話のふりだけで聞かない人になってないか
それが、自説を押し付けるためにこれらのテクニックを使ってないかということにも
かなり文章が割かれていて、このあたりは表裏一体だし、
だいたい自分は正しいとそもそも思っているから、このくびきからは逃れられないのではないかとも
思ったりしつつ、さりとて、建設的でありたいという気持ちのまま読み進めたのでありました
相手の気持ちになる、相手の話を聞く、拘泥しているところに付き合わない、
相手の逃げ道を用意しておくなどなど、交渉において大切なことがいっぱい書かれていて
これは全部覚えておいて損はないなとも思うのだが、
この通りにやってしまうと、下手くそな場合、相手の逆鱗に触れること必至だなとも思ったりして
対話の難しさを改めて思い知ったのでありました
自分から答える、そのために、相手に質問をさせるとか
こういうテクニックかっこいいなーと思うのだが、
日本語でというか、自分の身近でこれをやると
いかにも勉強してきたテクニックを使っている感じがひしひしして、
というか、日本語の会話の中でこういう感じの論法って出てこないよなと思ったりするんだが
そこはビジネス会話として、びしっとやるべきなんだろうかとか
色々考えさせられるのでありました、
そういうのに引っ張られ過ぎると、テクニック披露が目的になってしまって、
本来の対話にたどり着かない可能性も高いよなぁと
読めば読むほど難しさが増してくる問題だと思って読み進めたのであった
話しが合わない人というのは絶対いるけど、
そういう人と対話をするということ自体は、とても大切だと思うので
なんとか、ちょっとでもものにできるといいなーと読みながら思ったのである
割とセンセーショナルなタイトルのようにも読めるが、
対話とは何か、そのための方法と努力について書いた本で
大変ためになる内容であった
これは、昨今のキャンセルカルチャーしかり、SNSではびこるいったもん勝ち、エコーチェンバーに
なんとか対抗するというか、古式ゆかしい対話という人類の英知について語っていて
よい本だと思いつつ読んだのである
とはいえ、流石はディベート文化の国だけあって、
言い負かすという話し、そういう行為についてのあれこれの知識や知見が豊かだなと思ったのだが、
そうではなく建設的に物事を進めるための努力という、
ごく当たり前のそれについて、かなり詳細に記していて、
そうではない、口喧嘩によっぽど困っているというか、
実際、現状日本ですら、そういうこと多いよなと思っているところ
対話の大切さというものが身に染みるようで面白かったのである
とはいえ、読んでいると、途中で何度も注釈が入るけど
結局、自分が口喧嘩を吹っかけていることになりかねない、
そういう人をイデオローグと呼ぶそうだが、対話のふりだけで聞かない人になってないか
それが、自説を押し付けるためにこれらのテクニックを使ってないかということにも
かなり文章が割かれていて、このあたりは表裏一体だし、
だいたい自分は正しいとそもそも思っているから、このくびきからは逃れられないのではないかとも
思ったりしつつ、さりとて、建設的でありたいという気持ちのまま読み進めたのでありました
相手の気持ちになる、相手の話を聞く、拘泥しているところに付き合わない、
相手の逃げ道を用意しておくなどなど、交渉において大切なことがいっぱい書かれていて
これは全部覚えておいて損はないなとも思うのだが、
この通りにやってしまうと、下手くそな場合、相手の逆鱗に触れること必至だなとも思ったりして
対話の難しさを改めて思い知ったのでありました
自分から答える、そのために、相手に質問をさせるとか
こういうテクニックかっこいいなーと思うのだが、
日本語でというか、自分の身近でこれをやると
いかにも勉強してきたテクニックを使っている感じがひしひしして、
というか、日本語の会話の中でこういう感じの論法って出てこないよなと思ったりするんだが
そこはビジネス会話として、びしっとやるべきなんだろうかとか
色々考えさせられるのでありました、
そういうのに引っ張られ過ぎると、テクニック披露が目的になってしまって、
本来の対話にたどり着かない可能性も高いよなぁと
読めば読むほど難しさが増してくる問題だと思って読み進めたのであった
話しが合わない人というのは絶対いるけど、
そういう人と対話をするということ自体は、とても大切だと思うので
なんとか、ちょっとでもものにできるといいなーと読みながら思ったのである