定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

初夢

2009年01月03日 16時51分36秒 | 家庭関係
第一幕 窓の無い、コンクリートの地肌むき出しの部屋にて 
部屋の中には、昔日本人で有ったという中年男性の看守と、着の身着のままでこの場所に連行された私の2名のみ。
連行された際に所持していたマンガ雑誌が私の横に何冊か転がっている。
看守「この本はいけない。検閲にひっかかる。ビリビリに破いて、ごみ箱に捨てておきなさい。」
看守は私を心から気遣ってくれているような気がしたので、彼の指示通り、怪しげなカラーグラビアも掲載された、その青年マンガ雑誌を両手で破り、部屋の隅のダストボックスに放り込んだ。
やがて、看守退場。カツカツと高い靴の足音を鳴らしながら、4人の教育係の女性が登場。テレビ報道番組によく出てくる、小太りした天然パーマのメガネをかけた君主を賛美する教育が延々と開始された・・・

第二幕 起伏の多い河口付近の砂浜の海岸。
日はかなり傾き、既に夕景となっていたが、その夕景を背景として黒いシルエットとなっている人口建築物の形態から、舞台が日本でないことは明らかであった。
自分と同じように強制連行された何十人もの人たちが、束の間の水遊びに興じている。しかし、脱走されないよう、四方では自動小銃を抱えた何人もの兵隊がを囲んでいた。


第三幕 第一幕と同じ部屋に私は横たわっていた。 自分が洗脳されつつあることを自覚していた。小太りした天然パーマのメガネ男は、いまや自分にとってほとんど神に近い存在となっていた。しかし、その時点では、まだわずかに本来の自己が残存しており、時々覚醒していた。
「悪い夢ならばさめてくれ・・・」私はうめいた。

夢から覚めた。
これが私の、平成21年の初夢である。
今年も余り期待出来そうにないなあ・・・


 

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