北海道では、バイク旅行の1本道ですれ違う者どおし、左手を高く上げて「いいね」サインを交換する習慣がある。
これを誰が言い出したか「ヤエー」と呼ぶ。
今日、高知へロングツーリングに出ている。
連休中のため、道中、多くのバイクツーリストとすれ違う。
ここ四国でも、北海道の習慣に倣ってか、親指を立てて来る者がいる。
礼儀として、自分も同じ所作を返しはするが、何の意味が有るのか分からなかった。
しかし、須崎から足摺まで人気(ひとけ)の無い長い道中、久しぶりにすれ違うツーリストにヤエーを返した時、理解出来たような気がした。
ソロツーリングとは孤独で寂しいものである。
刹那すれ違う見知らぬ相手と同じ動作を交わすことにより、寂しさを共有しあうとともに、孤独な者どおし互いに旅の安全を願っているのでは無いかと・・・
本来、もっと前向きな別の意味があるのかも知れない。
しかし、私は上記の勝手な解釈により、これからも盛大にヤエーに受け答えしようと思う。
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