定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

ぼんぼ ねんね?

2014年02月01日 22時50分08秒 | 家庭関係
 次男「こう」は、乳幼児の頃、非常に寝つきが悪かった。
 妻はいつも添い寝をして、こうの背中を軽くたたきながら、
「お友達もうみんなねんねしてるから、こうちゃんもねんねしようね。」
「こう」の目はまだ固い。
「チュッチュ(小鳥さんのこと)ねんね?」
「小鳥さんももうねんねしたよ」
「せみ(蝉)ねんね?」
「セミさんもねんねしたよ」
「ぼんぼ(トンボのこと)ねんね?」
「トンボさんももうねんねしたよ、こうちゃんも早くねんねしようね。」
「か(蚊)ねん・・・・・・」

「お父さん・・・こうちゃんやっと寝ました・・・」
その頃には、子守や家事で疲れていたのだろう、妻も半分寝ぼけまなこになっていた。

話は大きく転換する。

一昨日、出張先の小倉でK先輩と一献していた折、ご当地である「青春の門 筑豊編」で多いに盛り上がった。

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筑豊編ラスト近くのワンシーン
キャバレーで働いている織江と信介が久し振りに再会した後、キャバレー近くの安宿の二階でお互いに初めて、男と女になる。

壁にもたれかかっている信介に寄り添う織江
窓の下から、道端を歩く酔っ払いの炭鉱夫の数え歌が聞こえてくる。

ひとつ昼間する炭鉱のぼんぼよう~
ふたつ船でする船頭のぼんぼよう~
みっつ道でするほいとのぼんぼよう~
よっつ呼んでする芸者のぼんぼよう~
いつついつもする夫婦のぼんぼよう~
むっつ無理にする強姦のぼんぼよう~
ななつ泣いてする別れのぼんぼよう~

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次男がいつも眠りに堕ちる直前につぶやいていた
「ぼんぼ・・・ねんね?」
川筋では別の意味になりそうである。