本日、長男が1発目の就職試験を終えた。
自分の大学4年の頃を想起していたら、大学のクラスメートであったK.S君の小説、「カシオペアの丘で」を読み返したくなった。
----以下、早稲田大学教育学部の在校生及びOBにしかわからない一節---
僕は植え込みを縁どる円形のベンチに座って、校舎をぼんやりと見上げる。
キャンパスの中の他の校舎は半分近く建て替えられていたが、この十六号館は学生時代のままだった。
(中略)
授業時間なのだろう、十六号館前のロータリーは閑散としていた。
背広姿でロータリーにいると、もっと居心地が悪いだろうかと思っていたが、ぽつりぽつりと校舎を出入りする学生たちは僕に目を向けることなく、おしゃべりをしたり、イヤホンで音楽を聴いたり、携帯電話で話したり、メールを打ったりしながら、ベンチの前を通り過ぎていく。
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7年振り位に読み返したのだが、図らずも、自分のサラタビの東京編と似通っている表現がある。
社会人になってからの大学の郷愁については、大小説家でも、田舎の会社員でも、それ程大差はないのかも知れない。
自分の大学4年の頃を想起していたら、大学のクラスメートであったK.S君の小説、「カシオペアの丘で」を読み返したくなった。
----以下、早稲田大学教育学部の在校生及びOBにしかわからない一節---
僕は植え込みを縁どる円形のベンチに座って、校舎をぼんやりと見上げる。
キャンパスの中の他の校舎は半分近く建て替えられていたが、この十六号館は学生時代のままだった。
(中略)
授業時間なのだろう、十六号館前のロータリーは閑散としていた。
背広姿でロータリーにいると、もっと居心地が悪いだろうかと思っていたが、ぽつりぽつりと校舎を出入りする学生たちは僕に目を向けることなく、おしゃべりをしたり、イヤホンで音楽を聴いたり、携帯電話で話したり、メールを打ったりしながら、ベンチの前を通り過ぎていく。
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7年振り位に読み返したのだが、図らずも、自分のサラタビの東京編と似通っている表現がある。
社会人になってからの大学の郷愁については、大小説家でも、田舎の会社員でも、それ程大差はないのかも知れない。