定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

宇和島に行った。

2013年03月10日 20時44分09秒 | 旅行関係
本日、曇天ではあったが、雨は今日一日なんとか持ちこたえてくれそうだったので、宇和島まで家族でドライブに行った。

高速道路が延伸したおかげで、自宅を9:40分に出発したが、11:10分には宇和島城麓の駐車場に到着していたので、移動時間は1時間30分。

幕末。私が住む松山市は葵御紋の親藩。当然佐幕派。長州と土佐に睨まれ、とっとと白旗をあげたから、会津藩のような悲劇にならず、江戸時代に再築されたという天守閣は焼け落ちずに済んだという。


同じ愛媛県においても南予の宇和島藩は、四賢侯の一人である伊達宗城を藩主とし、松山藩とは違った幕末から明治維新に掛けての歴史を有している。

宇和島城が幕末に焼け落ちず、現在に至るまで当時の天守を残しているのは、松山城とはまた違った歴史によるものかもしれない。

そのような感慨を夢想しながら小山を上り天守に向かう。

古い石段が苔むし、歴史を感じる。

天守前の広場では、既に彼岸桜が散り始めていた。

200円を支払った後、松山城に比べると、かなりコンパクトなその天守に入る。

天守の壁には100名城の写真が貼られている。
1階には、宇和島城の骨組だけの大きな模型が据え付けられている。
他には、3層となっているその天守には、四方の壁に日本の100名城の写真が貼り付けられているだけの極めてシンプルな内装。

一般の城で飾られている、武具、火器の類の展示は無かった。

天守から少し降りたところに宇和島市資料館があったが、ここにも飛脚の振り分けや江戸時代の農機具が置かれているだけであった。

何故なのか少し悩んだが、それらの類はすべて、近くの伊達博物館に飾られていることに後で気づいた。