映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「シュガー・ラッシュ」

2013年04月05日 | 日記

   

     ヒーローになりたいと願うゲームの悪役キャラクターが、これも嫌われ者の
     少女と、ゲームの世界を救うため活躍する姿を描いたディズニーの3DCG
     アニメーションです。
     また今年のアカデミー賞短編実写映画賞を獲得した「紙ひこうき」(七分)が
     同時上映なので期待して出掛けました。

     アメリカで長年親しまれているアーケードゲーム「Fix-It Felix」の悪役キャ
     ラクター・ラルフは、ヒーローに憬れる悪役キャラです。
     ラルフは悪役を演じ続けることに嫌気がさし、ゲーム界の掟を破って自分
     のゲームから飛び出してしまいます。
     ラルフが迷い込んだ先は、お菓子の国で繰り広げられるレースゲーム「シ
     ュガー・ラッシュ」でした。

     そこでヴァネロペという変わった少女と出会い、孤独な二人は友情を深め
     て行きます。
     そんな二人にさまざまな困難が襲いかかりますが、今までは自分のことし
     か考えていなかったラルフに、初めて"誰かを守りたい"という感情が芽生
     えるのでした・・・。

     映画の中には、「スーパーマリオ」のクッパや「ストリートファイター」のベガ、
     ザンギエフ、「ソニック」シリーズのドクター・エッグマンら、日本の人気ゲー
     ムの悪役も多数登場しますし、日本のポップカルチャーの影響を受けた美
     術や、AKB48の楽曲が全世界共通で使用されていて、中々カラフルで興
     味を引きます。

     監督はこれが長編アニメーション監督デビューとなるリッチ・ムーアで合格
     点でしょう。
     ただ私を含めて、アーケードゲームを知らない人とか、興味が薄い者には
     正直言って、もう一つ乗り切れないモノがあり、これが減点になる心配が
     あります。
     せっかく質的にも優れた映像化に成功しているのですから、ゲームを知ら
     なくても、もっと楽しめる撮り方があったように思います。

     それと同時上映される、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作
     の7分間の短編「紙ひこうき」が素晴らしい短編です。今年のアカデミー賞
     短編映画賞を獲得したジョン・カースの初監督作品ですが、これを見れた
     ので、人によっては「シュガー・ラッシュ」の不満分を取り戻せた気にさせ
     てくれる程です。


コメント (2)
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